アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

年金で暮らせたらすべきこと

2014年09月09日 | Weblog
 タクシーが止まり、老婦人が降りてきた。そこへ、保育所のお散歩が通りかかった。老婆は、保母さんに話しかけた。「こんなばあさんを見たら、子どもたち泣くでしょ?(魔法使いのような老婆を見たら、子どもたちが怖がって泣くのではないかということ)」
 保母さんたちは、「大丈夫ですぅ」とは言っていましたが…。で、保母さんたち、「おいくつですかぁ?」と、老婆に質問。
 「92」…!92歳で、自力でタクシーに乗り、自力で暮らしている…素晴らしい。

 日本の92歳はタクシーで移動するが、ブルガリアの99歳は、バスで移動して仕事をしている!ブルガリアでなくても99歳でバスに乗る人はいるでしょうが、仕事はしていないでしょう。で、この99歳は、仕事で得たお金は、全額寄付している!さすが、ヨーグルトを食べている人!

 ブルガリアの首都ソフィア郊外に住んでいるドブレフさんは、聴覚障害を持つ99歳。年金は月額およそ11,000円。これで暮らしている。この金額で暮らせる国であるというところが、むしろ素晴らしいのかも。さすがヨーグルト!
 ドブレフさん、バスでどこへ行くか?ソフィアの中心部の市街地。職場は、道ばたで、職種は、「物乞い」。99歳の物乞いというのも凄いが、ドブレフさんは、物乞いでこれまでに得た、およそ240万円を、自分で使うことは一切せず、教会や修道院に寄付してきたという。孤児院の公共料金の支払いにも貢献するべく寄付を続けているんだと…。

 聞いたことがあるぅ…という人も多いかも知れませんが、10数年前に、ドブレフさんのドキュメンタリー映画が製作されました。
 この映画でドブレフさんは…善意は公平と純真さに基づいたものです。全ては善にあります。嘘をつかず盗みも不貞も働かず、神が我々を愛するようにお互いを愛さなければなりません…と。

 ヨーグルトを食べて、無欲で生きる…私は、ヨーグルトは毎日食べていますが、年金では暮らせない。年金で暮らせたら、不定期収入のすべてをしかるべきところへ寄付したいとは思いますがね…。