アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

アベノミクス第三の矢→悪徳

2014年09月11日 | Weblog
 また古めかしーい!と、言われるとは思いますが、「バーナード・デ・マンデヴィル」。18世紀のイギリスの精神科医で思想家(風刺、散文)。主著に、「蜂の寓話―私悪すなわち公益」がある。蜂の寓話の著者は日本人の上田馬之助じゃなかったかって?上田馬之助は…元プロレスラー。馬之助ではなく、上田辰之助が、「蜂の寓話 : 自由主義経済の根底にあるもの」を著しています。マンデヴィルの、「私悪は経済の原動力、社会進歩の源泉」という考えを解説したもの。日本人の多くは、上田辰之助の、「蜂の寓話…」から、「私悪は公益」という考えを学んだと思います。

 私悪すなわち公益…「私人の悪徳は公共の利益である」と、いうのです。
 つまり、コンビニ強盗は、公共の利益…んなわけない!はいはい、私人の悪徳というのは、犯罪行為のことではなく、強欲、色欲、 虚栄、奢侈、浪費などのこと。つまり、悪徳。…美徳の反対です。
 この悪徳が、需要をつくり、雇用を生み、経営を成り立たせるという。節約、節制をするなということ。
 賭け事・博打をすればするほど…需要をつくり、雇用を生み、経営を成り立たせる…なるほど!贅沢三昧をすればするほど、需要をつくり、雇用を生み、経営を成り立たせる!納得!夜遊びをすればするほど、需要をつくり、雇用を生み、経営を成り立たせる…。

 外国人記者が、「アベノミクスの第三の矢は、実ははじめからなかったんじゃないか?」と、言っておりました。
 日本でも、「逆回転始めたアベノミクス」とか「アベノミクスの失速で消費税10%はない」…あれれ。

 ここは、マンデヴィルに賭けるしかないかな!国民のみなさーん!悪徳の限りをつくしましょーっ!えっ?悪徳の資金がないって?じゃあ、美徳で生きていくしかないですねえ…。