アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

蚊は、絶滅させていい蚊?

2014年09月23日 | Weblog
 秋が深まり、トンボもだいぶ疲れてしまっております。なぜ「トンボ」と呼ばれているか?俳句では、「トンボウ」と、「ウ」をつける場合があります。「棒が飛んでいるように見える」から「飛ん棒」になったらしい。この「飛ん棒説」は、おもしろいが、「棒」は、漢語なんですよ。「飛ぶ」は、和語。時代的に、「棒」は難しい。
 トンボという呼び方の起源…確実な線は、「飛ん…(トン)」の部分だけでしょうか。
 「ボ」の方は…「飛ん墓」(お墓を飛ぶイメージ)、「飛ん母」(お母さんが飛んじゃうとコワイか?)、「飛ん慕」(これあたり、メルヘンチック)。「飛ん穂」(稲穂を飛ぶトンボ…いいと思います)

 アブ(虻)の語源は…「アブナイ(危ない)のナイを省略した」…?なぜ、虫偏に「亡」と書くか?「ボーゥ」と羽音をとどろかせて飛んでくるから。「ボーゥ→亡」…思いつきだろうって?アブナイは思いつきですが、「ボーゥ→亡」は、本当の話です。

 では、今や時の人ならぬ時の虫である「蚊」ですが…
 なぜ、「か」となったか?「かしましき」の「か」。「かぶれ」の「か」。「かゆみ(痒み)」の「か」。「かむ(噛む)」の「か」…まあ、これらのどれかというかぁ全てでしょうか。
 蚊は、なぜ、虫偏に文か?。「ブーン」と飛んで来るから、「文」。

 ところで、蚊は「自然の連鎖」にどんな役割を果たしているのか?
 デング熱を人間に感染させる→人が熱を出す→病院が儲かる→消費が拡大する→日本の経済が回る→こりゃいい!と、思ったら、熱を出した人が貧乏になる→蚊を恨む→駆除する・・・ありゃりゃ、結局駆除されちゃった。蚊は、自然の連鎖には関係ないので絶滅させても良さそう…。えっ?「山女魚」のエサがなくなる?金魚のエサ(ボウフラ)がなくなる?
 悔しいけど、蚊でも、自然の連鎖のポジションを持っているみたい…。