百田尚樹さんが、「自分の作品で一番おもしろい」と言っているので読みました。「カエルの楽園」という小説なんですがね。
「永遠の0」は、おもしろかった。「海賊とよばれた男」も良かった。これらより面白い徒なると、読まなければなりません。なにかとお騒がせな百田さんの作品であっても。
で、百田さんなんですが、東京都知事選(2014年2月)で、田母神俊雄さんの応援演説をしているんですよ。つまり、田母神さんと同じような考え方の人なのか?田母神さんから、応援演説代金を貰ったのかなあ?どうでもいいのですが、正体がいまいち不明…ですね。
田母神さんの応援で街頭演説をしているとき、「(南京大虐殺について)1938年に蒋介石がやたらと宣伝したが、世界の国は無視した。なぜか。そんなことはなかったからだ」と。言ってしまいましたねえ!「なかった」は、ない。
あと、有名なところでは、「東京大空襲や原爆投下は、大虐殺だった。東京裁判はそれをごまかすための裁判だった」…。暴言というべきか、放言というべきか…。
「カエルの楽園」でも、タイトルとは裏腹に「超過激な暴言・放言の言いたい放題かな」と、期待しましたが…まっ、その点では期待外れでした。まともな小説ですね。
早い話が、「カエルの楽園」は、「憲法改正せんかったらアカンぜよ」と、いう話だと思いますよ。「それは違う、読みが浅い」と言う人もいるでしょうけどね。
憲法改正にかかわって、現代の日本が抱える諸問題が豪華絢爛に登場して来る。その意味で、作者ご本人は、「自分の作品で一番おもしろい」と、感じたのではないかな。そんな軽い作家じゃないだろうって?…確かに、「永遠の0」は重い…。だけど、「カエルの楽園」は、軽いよーっ!アマガエルだもんねー。
順不同ですが、豪華絢爛をさらーっと…
憲法が70年間全く改正されていないことが異常・・・出てくるというか、作品全体にこのことが!
集団的自衛権・・・出てきます。「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」という百田さんの持論も出てきますねえ。
(南京事件について)日本兵による犯罪は少数あったものの、日本軍による大虐殺はなかった・・・出てきますよーっ。
(旧民主党について)息を吐くように嘘をつく・・・出てきます。
(日教組)は、何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる・・・出てきます。
従軍慰安婦問題・・・一行だけですが触れています。
少子高齢化社会・・・しっかり出てきます。メスのカエルが、「タマゴを生みたくない」と言ってます。
18歳の選挙権・・・まだしっぽがついているカエルが投票するというかたちで出ています。
元社会民主党委員長だなと思われるカエルも出てきます。
アメリカ合衆国?もちろん出てきます。
中国、韓国は出てくるでしょうが、北朝鮮は出てくるかって?・・・私の読みでは、北朝鮮は出てこなかったような。元社会民主党委員長がらみと考えると北朝鮮も出てきたのかなあ。「(元社会民主党委員長は)拉致問題などないと発言したばかりか被害者家族の情報を北朝鮮に流した、まさしく売国奴だった」…このことについては、私も百田さんと同意見です。というか、日本人の半数以上はそう思ったはず。「北朝鮮のような立派な国が拉致などするワケがない」と、言ったのも事実。日本の国内の拉致被害者関係の情報を北朝鮮に流したのも事実。その情報に基づいて北朝鮮は拉致してきた日本人たちをどうしたか…想像するだけでも恐ろしい。
百田さんの考えと、全く相容れないのは・・・
軍隊は家に例えると、防犯用の鍵。軍隊を持つことは、しっかり鍵を付けようということ。軍隊を保有していないバヌアツやナウルは、家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない。しっかりした自衛権、交戦権を持つことが戦争抑止力につながる。
「カエルの楽園」には、この戦争抑止力についてもカエルたちが議論しています。
何が相容れないかと言いますと、「バヌアツ」を揶揄しているところ。百田さんは、おそらくバヌアツへ行ったことがないのでしょう。私は、1週間滞在しました。自然も人も素晴らしい国です。地球上最後の楽園かも知れません。軍隊?あるわけない!
だったら、ウシガエルに滅ぼされたツチガエルの国(ナパージュ)と同じじゃないかって?バヌアツをほしがる国などないから心配ありません(百田さんの言うとおり、泥棒も入らないクソ貧乏長屋ですから。それのどこが悪いのか?)。実は、私も、「島を買わないか?」と勧められました。無人島を売りに出しておりましてね。価格も手ごろでしたが…無人島で暮らすのは、すこぶる不便。電気ない、水道ない、ガスない、コンビニない、マックスバリューない…。短期間避寒に行くとしても、移動距離が長い…。よって、所有者になったところでしょうがないので購入を断念。
百田さんの考え方ではなく、単に自分が好きなバヌアツのことを「クソ長屋」と言われたのが気に入らないだけじゃないかって?もちろん、その通りです。難しいことなど分かりませんから。
「カエルの楽園」の結末は…「話し合いで解決できる」「平和を愛する気持ちがあれば、争いは起きない」と考えていたカエルたち…滅ぼされてしまいました。
「永遠の0」は、おもしろかった。「海賊とよばれた男」も良かった。これらより面白い徒なると、読まなければなりません。なにかとお騒がせな百田さんの作品であっても。
で、百田さんなんですが、東京都知事選(2014年2月)で、田母神俊雄さんの応援演説をしているんですよ。つまり、田母神さんと同じような考え方の人なのか?田母神さんから、応援演説代金を貰ったのかなあ?どうでもいいのですが、正体がいまいち不明…ですね。
田母神さんの応援で街頭演説をしているとき、「(南京大虐殺について)1938年に蒋介石がやたらと宣伝したが、世界の国は無視した。なぜか。そんなことはなかったからだ」と。言ってしまいましたねえ!「なかった」は、ない。
あと、有名なところでは、「東京大空襲や原爆投下は、大虐殺だった。東京裁判はそれをごまかすための裁判だった」…。暴言というべきか、放言というべきか…。
「カエルの楽園」でも、タイトルとは裏腹に「超過激な暴言・放言の言いたい放題かな」と、期待しましたが…まっ、その点では期待外れでした。まともな小説ですね。
早い話が、「カエルの楽園」は、「憲法改正せんかったらアカンぜよ」と、いう話だと思いますよ。「それは違う、読みが浅い」と言う人もいるでしょうけどね。
憲法改正にかかわって、現代の日本が抱える諸問題が豪華絢爛に登場して来る。その意味で、作者ご本人は、「自分の作品で一番おもしろい」と、感じたのではないかな。そんな軽い作家じゃないだろうって?…確かに、「永遠の0」は重い…。だけど、「カエルの楽園」は、軽いよーっ!アマガエルだもんねー。
順不同ですが、豪華絢爛をさらーっと…
憲法が70年間全く改正されていないことが異常・・・出てくるというか、作品全体にこのことが!
集団的自衛権・・・出てきます。「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」という百田さんの持論も出てきますねえ。
(南京事件について)日本兵による犯罪は少数あったものの、日本軍による大虐殺はなかった・・・出てきますよーっ。
(旧民主党について)息を吐くように嘘をつく・・・出てきます。
(日教組)は、何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる・・・出てきます。
従軍慰安婦問題・・・一行だけですが触れています。
少子高齢化社会・・・しっかり出てきます。メスのカエルが、「タマゴを生みたくない」と言ってます。
18歳の選挙権・・・まだしっぽがついているカエルが投票するというかたちで出ています。
元社会民主党委員長だなと思われるカエルも出てきます。
アメリカ合衆国?もちろん出てきます。
中国、韓国は出てくるでしょうが、北朝鮮は出てくるかって?・・・私の読みでは、北朝鮮は出てこなかったような。元社会民主党委員長がらみと考えると北朝鮮も出てきたのかなあ。「(元社会民主党委員長は)拉致問題などないと発言したばかりか被害者家族の情報を北朝鮮に流した、まさしく売国奴だった」…このことについては、私も百田さんと同意見です。というか、日本人の半数以上はそう思ったはず。「北朝鮮のような立派な国が拉致などするワケがない」と、言ったのも事実。日本の国内の拉致被害者関係の情報を北朝鮮に流したのも事実。その情報に基づいて北朝鮮は拉致してきた日本人たちをどうしたか…想像するだけでも恐ろしい。
百田さんの考えと、全く相容れないのは・・・
軍隊は家に例えると、防犯用の鍵。軍隊を持つことは、しっかり鍵を付けようということ。軍隊を保有していないバヌアツやナウルは、家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない。しっかりした自衛権、交戦権を持つことが戦争抑止力につながる。
「カエルの楽園」には、この戦争抑止力についてもカエルたちが議論しています。
何が相容れないかと言いますと、「バヌアツ」を揶揄しているところ。百田さんは、おそらくバヌアツへ行ったことがないのでしょう。私は、1週間滞在しました。自然も人も素晴らしい国です。地球上最後の楽園かも知れません。軍隊?あるわけない!
だったら、ウシガエルに滅ぼされたツチガエルの国(ナパージュ)と同じじゃないかって?バヌアツをほしがる国などないから心配ありません(百田さんの言うとおり、泥棒も入らないクソ貧乏長屋ですから。それのどこが悪いのか?)。実は、私も、「島を買わないか?」と勧められました。無人島を売りに出しておりましてね。価格も手ごろでしたが…無人島で暮らすのは、すこぶる不便。電気ない、水道ない、ガスない、コンビニない、マックスバリューない…。短期間避寒に行くとしても、移動距離が長い…。よって、所有者になったところでしょうがないので購入を断念。
百田さんの考え方ではなく、単に自分が好きなバヌアツのことを「クソ長屋」と言われたのが気に入らないだけじゃないかって?もちろん、その通りです。難しいことなど分かりませんから。
「カエルの楽園」の結末は…「話し合いで解決できる」「平和を愛する気持ちがあれば、争いは起きない」と考えていたカエルたち…滅ぼされてしまいました。