頚部脊柱管が狭窄し神経を圧迫するため「手」が不自由になりまして、首の手術をしました。ちょっと間違うと首から下が動かなくなる…大変な手術。手術から4か月経過。なんとか生きてはおりますが、「手」は不自由なまま…つまり、手術前と変わらない。なんなんだぁ!手術の成果は…首の後ろの傷跡と、腰部から骨を採取したんですが、その傷跡。そんなもの、成果じゃないね。何で、私がこんな目に遭わなきゃならないの?まあ、そういう運命だったんですね。
今、不安なことの一つに、「睡眠時間10時間」が、あります。手術前は、睡眠時間は7時間でしたが、今は10時間寝てしまいます。ですから仕事に行くときは、夜8時に寝て、朝6時に起きるようにしています。
睡眠時間が長ければ、「認知症の進行がはやい」「心臓病なんじゃないか」などの情報が…。気にかけてくださる親切な人が多いんです。ここまでが、前置き。前置き、長っ!暗記しましたよね、五言絶句「春暁」。
春眠暁を覚えず
処々啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知る多少
「10時間睡眠を自慢するな。『春眠暁を覚えず』で、春はみんな眠いんだよ」って?「春は暖かくて心地よく眠れるので、なかなか起きられない」ってか?
…そのような解釈じゃあ、無職の高齢者を謳った五言絶句ということになりますねぇ。えっ?中学校でそう習った?中学校の先生には申し訳ないが、少々、ニュアンスが違いますよ。
「暁」って、何時頃?朝の5時ごろだと思うでしょう。実は、古典の「暁」は、午前3時過ぎです。
ですから、「春眠暁を覚えず」の意味は、「春だな、午前3時を気にしなくても良いから、よく眠れていいわぁーっ」が、正しい。「春だしぃ、認知症が進んで、よく眠れるわー」じゃないんです。
「おいおい、なんで午前3時を気にするんだ?午前3時は起床時間じゃなかっぺ!」って?当時(唐の時代)の中国の都の役人は、「午前3時までに宮城入り」していなければなりませんでした。つまり「暁」が、出勤時間。で、春暁の孟浩然は、「科挙(中国の官吏登用試験:浅田次郎の『蒼穹の昴』に科挙受験の様子が詳しく出てきます)」に合格しなかった。役人になれなかったので、暁に出勤する必要がなかった。だから、「春眠暁を覚えず」なのです。
蛇足ですが、孟浩然は、盛唐時代(唐の時代は、初唐・盛唐・中唐・晩唐と四つにわけられています。盛唐時代は、713~765年までの、およそ50年間)に、李白・杜甫・王維らと活躍しました。科挙には落ちましたが、活躍できてよかったですね。自慢じゃありませんが、私は数年間、中学3年生の国語で「漢詩」の学習をするときに、国語の先生に御願いして、「春暁」の授業をさせていただいておりました。そのときは、真っ赤なチャイナドレス(男性用)を着用して教室へ行きました。
「その1年に数時間のために、『マイチャイナドレス』を買ったのか?」って?もちろん借り物です。ヤマタケさん(仮名:チャイナドレスのほか、海外旅行用のニッカボッカも持っておられる)から、その都度借用していました。
閑話休題。春暁の第二句に「処々啼鳥を聞く」とあるが、鳴いているのは、「ヨダカ、スズメ、カラス、ニワトリ、ウグイス…」一体どんな鳥か?これは、しっかり考えなければなりません。ボーッとしていると間違えます。
暁に鳴くのは、「ニワトリ」ですよね。ところが、孟浩然は、寝過ごしていますから、暁は過ぎています。ですからぁ…考えられるのは「スズメ」ですね。
第四句は、「花落つること知る多少」。さて、この「花」は何?古典の「花」は、桜に決まってるって?それは日本の話です。中国ですから、「桜」は、ない。
「春暁」は、何月頃の五言絶句か?温かくなってきているようですから、3~4月と考えるのが妥当ですよね。「梅」は、そのころは終わっている。となると、何?
示すべき証拠がないので自信満々ではないんですが、「桃」ですね。賛同していただけますかな。
第三句の講釈はないのかって?第三句には、おもしろい材料がないもので…。
孟浩然は、52歳で没しています。夜間頻尿ではなかったことがうかがえます。なぜ解るかって?「暁(午前3時)」を気にすることなく熟睡しているからです。その点私は、トータル睡眠時間は10時間なんですがぁ、自慢出来るほどの夜間頻尿。「暁」には、きまってトイレに起きます。「暁」の過ごし方、様々です…。
今、不安なことの一つに、「睡眠時間10時間」が、あります。手術前は、睡眠時間は7時間でしたが、今は10時間寝てしまいます。ですから仕事に行くときは、夜8時に寝て、朝6時に起きるようにしています。
睡眠時間が長ければ、「認知症の進行がはやい」「心臓病なんじゃないか」などの情報が…。気にかけてくださる親切な人が多いんです。ここまでが、前置き。前置き、長っ!暗記しましたよね、五言絶句「春暁」。
春眠暁を覚えず
処々啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知る多少
「10時間睡眠を自慢するな。『春眠暁を覚えず』で、春はみんな眠いんだよ」って?「春は暖かくて心地よく眠れるので、なかなか起きられない」ってか?
…そのような解釈じゃあ、無職の高齢者を謳った五言絶句ということになりますねぇ。えっ?中学校でそう習った?中学校の先生には申し訳ないが、少々、ニュアンスが違いますよ。
「暁」って、何時頃?朝の5時ごろだと思うでしょう。実は、古典の「暁」は、午前3時過ぎです。
ですから、「春眠暁を覚えず」の意味は、「春だな、午前3時を気にしなくても良いから、よく眠れていいわぁーっ」が、正しい。「春だしぃ、認知症が進んで、よく眠れるわー」じゃないんです。
「おいおい、なんで午前3時を気にするんだ?午前3時は起床時間じゃなかっぺ!」って?当時(唐の時代)の中国の都の役人は、「午前3時までに宮城入り」していなければなりませんでした。つまり「暁」が、出勤時間。で、春暁の孟浩然は、「科挙(中国の官吏登用試験:浅田次郎の『蒼穹の昴』に科挙受験の様子が詳しく出てきます)」に合格しなかった。役人になれなかったので、暁に出勤する必要がなかった。だから、「春眠暁を覚えず」なのです。
蛇足ですが、孟浩然は、盛唐時代(唐の時代は、初唐・盛唐・中唐・晩唐と四つにわけられています。盛唐時代は、713~765年までの、およそ50年間)に、李白・杜甫・王維らと活躍しました。科挙には落ちましたが、活躍できてよかったですね。自慢じゃありませんが、私は数年間、中学3年生の国語で「漢詩」の学習をするときに、国語の先生に御願いして、「春暁」の授業をさせていただいておりました。そのときは、真っ赤なチャイナドレス(男性用)を着用して教室へ行きました。
「その1年に数時間のために、『マイチャイナドレス』を買ったのか?」って?もちろん借り物です。ヤマタケさん(仮名:チャイナドレスのほか、海外旅行用のニッカボッカも持っておられる)から、その都度借用していました。
閑話休題。春暁の第二句に「処々啼鳥を聞く」とあるが、鳴いているのは、「ヨダカ、スズメ、カラス、ニワトリ、ウグイス…」一体どんな鳥か?これは、しっかり考えなければなりません。ボーッとしていると間違えます。
暁に鳴くのは、「ニワトリ」ですよね。ところが、孟浩然は、寝過ごしていますから、暁は過ぎています。ですからぁ…考えられるのは「スズメ」ですね。
第四句は、「花落つること知る多少」。さて、この「花」は何?古典の「花」は、桜に決まってるって?それは日本の話です。中国ですから、「桜」は、ない。
「春暁」は、何月頃の五言絶句か?温かくなってきているようですから、3~4月と考えるのが妥当ですよね。「梅」は、そのころは終わっている。となると、何?
示すべき証拠がないので自信満々ではないんですが、「桃」ですね。賛同していただけますかな。
第三句の講釈はないのかって?第三句には、おもしろい材料がないもので…。
孟浩然は、52歳で没しています。夜間頻尿ではなかったことがうかがえます。なぜ解るかって?「暁(午前3時)」を気にすることなく熟睡しているからです。その点私は、トータル睡眠時間は10時間なんですがぁ、自慢出来るほどの夜間頻尿。「暁」には、きまってトイレに起きます。「暁」の過ごし方、様々です…。