アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

菅さん、口に出したんだから80%削減してよっ!

2021年07月01日 | Weblog
 2021年4月22日、米国主催の気候サミットで、菅義偉首相が演説しました。「日本の2030年度の温室効果ガス削減目標を、2013年度から46%削減し、さらに50%の高みに向け挑戦を続けていく」と。そして「2050年までに温室効果ガスを80%削減する」と。

 菅さんの演説を聴いて、オバマ元大統領の、「グリーンニューディール」を、彷彿させられました。結局、「グリーンニューディール」は、どうなったの?トランプさん…オバマさんの息がかかったものは、徹底的に排除しましたからね。
 なお、「ニューディール政策」は、「ディール」が「政策」なので、「ニュー政策政策」ですね。このニュー政策政策、歴史の先生が鼻の穴をふくらませて、自分のクレジットでもあるかのように説明しておりました。「これ、テストに出るぞ!」とも。「出るぞ」ではなく「出すぞ」が正しいと思うが。
 蛇足ですが、アンティークマンがいつも鼻の穴を膨らませて得意げに書くのが・・・「メナム川」、「メナム」は川なので、「川川(かわかわ)」。今はもう日本の地図帳から姿を消しました。「リオグランデ川」も、「リオ」は、「川」だから、「川グランデ川」。これは日本の地図帳に健在。なお、「リオ・デ・ジャネイロ」は、「1月の川」という意味。
 「チゲ鍋」は、「チゲ」が「鍋」なので、「鍋鍋」(なべなべ)」。こりゃ固くて食えんぞなもし。
 
 オバマ元大統領の、「グリーンニューディール」。「現代のニューディール政策かよ!」と、思ったものでした。…オバマは、ルーズベルトのようなことにはならないとは思っていましたがね。結果、トランプさんに蹴散らされたわけで。

 ニューディール政策は、フランクリン・ルーズベルト(アメリカ合衆国第26代大統領)が、世界恐慌を克服するために行った一連の経済政策。ケインズの理論を取り入れたといわれています。自由主義的経済政策から社会民主主義的な政策への転換。これって、中国の「社会資本主義」と似ています。背景の情勢からの「転換」という点、内容も「民と官」の力関係の差を縮めたというところで。
 ニューディル政策により、アメリカの失業率は、大きく下がりました。その後(1938年)、失業率は、19.1%と悪化。
 第二次世界大戦後ようやく14%以下になったのです。ここですよ、ポイントは。ここですよ!(しつこいですね)第二次世界大戦参戦以降は軍需の増大によってアメリカ経済は回復した…と、いうことは、第二次世界大戦がなかったら、ニューディール政策はどうなっていたでしょうか?
 つまり、「ルーズベルト!やりあがったな!」ってこと。日本に、原爆を落として、アメリカ経済を回復させた!
 ルーズベルトぉ!「ベルトの穴は、きっちり締まるように多めに開けとけ!」なぬ?「ゆるいベルトだからルーズベルトじゃない」って?私は、ルーズソックスの親類かと思ったよ。

 恐慌脱出景気浮揚策として、日本に宣戦布告させた。(大方は、「ドイツ側に宣戦布告させるため日本を利用した」なのでしょうが、戦争するために日本をスケープゴートにしたことには変わりない)疑義のある方、次の事実をどう説明する?
1 真珠湾攻撃について、ルーズベルトは知っていたがハワイの軍司令官には通告しなかった。
2 ハワイへは、日本の空母艦隊の位置について、偽造の情報を送った。
3 日本との交渉が継続しているように装い、開戦を認識させなかった。アメリカでは世論も連邦議会もヨーロッパの戦争への参戦には真っ向から反対していたから。
4 奇襲攻撃のためにパールハーバーへ向かう日本の空母艦隊と遭遇させないようにした。つまり、太平洋艦隊および連合国側の船舶の北太平洋地域での航行を禁止した。
 日本軍の「奇襲攻撃を受ける」ことこそ、ヨーロッパ戦争参戦への最短距離であり、大義名分であり、ニューディルであったというわけ。
 この論で、アメリカ国内はルーズベルトをどのように見ていたかですが…はっきりしているのは、連邦政府は黙認。パールハーバーの犠牲者の遺族は、当然怒り狂ったでしょう。世論はどうだったか、偏った情報ですが…
○ 日本をアメリカとの戦争に巧みに引き込んだ
○ アメリカ人の命を犠牲にし、アメリカを危険にさらした
○ 連邦議会の合憲的な権力を不法に利用した。「Traitor(反逆者)」の表記が目立ちます。

 菅義偉首相!演説通り、「日本の2030年度の温室効果ガス削減目標を、50%の高みに向け挑戦を続けてね」。戦争はしなくていいからね。
 なぬ?「アンティークマンも低炭素で暮らせ」って?う~ん…。今だって、十分低炭素の暮らしをしていますが…車をやめ、ガスコンロを捨て、電気を止め…息も止める…。この程度しかできないかな・・・。