アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ガンバレ、うらなりトマト…

2021年07月14日 | Weblog
    今年の農民稼業は、散々です。歩行が大変、腰の曲げ伸ばしなどできるはずもない・・・(自慢じゃありませんよ)。農作業計画の1割もできません、トホホです。
 野菜たちは健気で、ご主人様(私なんですがね)の「思い」をかなえようと、頑張ってくれるんですよ。
 キュウリ、ズッキーニなどは、一株から20本ほど収穫できます。お世話してあげられないのに…そのお心遣い、泣けますよホント。
 で、トマトなんですがぁ、去年のトマトのこぼれ種が畑を席巻、大トマト畑の様相に。プロの農家の方は、「全部、引っこ抜く」のでしょうが、似非農民にそんなことができるわけがありません。よって、50本ほどのトマトが…!しょせん「ウラナリ」ですから、実がつくかどうかも不明。

 トマトは、素晴らしい野菜です。痩せた土地にも育つ。寒冷にも強い。虫も付かない。病気も付かない。美味、かつビタミン、ポリフェノールの宝庫。とりわけリコピンが多い。
 原産地はどこか?アンデス山地。インカ帝国では盛んにトマトを栽培し食していたらしい。アンデス山地には、今でも野生のトマトがたくさん生えているという。3,000mクラスの山が産地ですから、寒冷に強いのもうなづけます。

 インゲンも簡単に栽培できる野菜です。インゲンは、隠元禅師(いんげんぜんじ)が日本へ伝えたから「インゲン」と名づけられた。そのため、中国が原産地かと思っていました。しかし、インゲンの原産地は、中南米だそう。野菜の原産地は中南米が多いなあ!グレートジャーニーの逆を行っている…興味深いです。
 ジャガイモの原産地は、アンデス山地であることは有名な話。やはり南米!

 スイカの原産地が、アフリカの砂漠地帯であることは私が得意としている分野。今でも、野生種が砂漠地帯に分布しています。エジプトではスイカを描いた4千年前の壁画も見つかっています。スイカは、アフリカ→シルクロード→インド→中国と転がってきた。中国語の「西瓜(シイグワ→シイカ→スイカ)」が日本に渡ってきた…ほぼ正解でしょう。

 似非農民にとっての難敵は、「ナス」です。今年もダメそう…。本を読んで、工夫したのですがね。ナスの原産地は、インドだそうで…。ナス入りのカレー、いいですよ。そんな話じゃないですね。私は、中南米原産の野菜とは相性が良いのですが、インド原産は…。
 ナスの原産地は、ペルーだとばかり思っていました。なぬ?「オチをつける気だな」って?ど、どうして解ってしまうのでしょうかねえ?
 ではオチ…どうしてペルー原産かと思ったか?ナスカ高原(ナス科高原)・・・なんちゃんて…。