アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「お前も生きて、あと数年」ってかぁ!

2024年09月21日 | Weblog
 …おそらく、日本全国、じゃんけんといえば、「最初はグー」。私どもの世代(いわゆる「食い逃げ世代」とか「団塊世代」とか)には、「最初はグー」などとは言わなかった。
 なんでも、志村けんさんが、「八時だよ全員集合!」で、手を出すのが揃うように、最初はグーと言ったそうで…。
 そうなると志村けんって、凄い人ですねえ!日本の文化を創ったわけですから。たしかに、「最初はグー」で、みんなで「グー」を出すと、ジャンケンポンが揃う。

 「ジャンケン」は、中国の「拳遊び」の、「石拳(じゃくけん)」とか、「鋏拳(りゃんけん)」から来ていることは間違いないでしょう。

 ジャンケンのかけ声のメジャーどころは、ジャンケンポン、ジャンケンポイ、ジャンケンホイ…「ポン」「ポイ」「ホイ」この違いは、「気合いの入れ方」ってところでしょうか。

 日本全国に数多あるジャンケンのかけ声…「ジャンケンポン」とは全然似ていないもの…これがなかなか多数。
「インジャンホイ」「チッケッタ」「ジャラケツホイ」「ヨイヨイヨイ」「ジャスケスポス」「ナンデモヨシ」「グッチョッパ」・・・かけ声に、「ケツ(尻)」が出てくる地方が、結構あります。
 おおっぴらに「ケツ」と言える場。品を落としても責められない解放された場が、ジャンケンなのでしょうか?

 標準的と思われる、「ジャンケンポン」は、東北、北海道と九州、沖縄に多いです。
「チッケッタ」は、山陽と南東北に多い。
 南と北、地域が離れているのにかけ声が似ている。このことって、不思議というか、おもしろい!

 決して、悪口でも中傷でもありません。青森のじゃんけんのかけ声なのですがね。
 友人のジャンボ氏(元青森県人。ジャンボは、津軽弁で髪を刈るの意味)からの聴取(?)です。
「じゃんけんぽん」…これは、普通ですよね。
「きっきのき」…こ、これは耳慣れない。「殺気の気」なのか?やるなあ、青森!
 そして、極めつきは…
「お前も生きて、あと数年」
 これが、じゃんけんのかけ声ですよ!残酷じゃないか青森!…私に、喧嘩を売っているのかと思いましたよ。喧嘩は買いませんけどね。確かに、私はあと数年の命であることは承知しています。だけど、じゃんけんでそこまで言われるのは!

 やれやれ、気を取り直して…ほかの地方のかけ声は…
「じゃんけんほっからケッツ、馬のクソ。湯気が出た、固まった」
「じゃんけんほっからケッツ、ケツの穴」

「ケツ」とか「クソ」が好きなんだよね~?これって、国民性なのかねえ?そんなことないよね~?


2 コメント

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アンティークさん、こんにちわ。 (テレビとうさん)
2024-09-21 11:58:31
私の地方(札幌)では、

グヂョッパは、対戦で親が声と手で、例えばグーを出して相手もグーを出したら親の勝ちになるゲームでした。

ジャンケンは、通常の、ジャンケンホイと言ってグー・チョキ・パーを各人が同時に出すゲームでした。
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Unknown (アンティークマン)
2024-09-21 12:53:04
>テレビとうさん さんへ
 「グチョッパ」って、そうゆう遊びだったんですか!いわば、じゃんけんの進化形だったんですね!知りませんでした。ありがとうございました。
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