昨日の川崎戦。ゴール裏で応援している僕たちでさえ、全身汗でびっしょり。ペットボトルのお茶を飲んでも、タオルでぬぐっても、次から次へと汗が噴き出る状態でした。コンディション的には最低。熱く湿気が多いピッチの上を90分間走り続ける選手は本当に辛かったと思います。
試合終了のホイッスルが鳴った直後、ピッチに倒れ込んだ選手が5~6人。そのほとんどはアルビレックスの選手だったように記憶しています。一番辛そうだったのは矢野貴章選手。FWながら後半は守備でも走り回っていましたものね。シュートはなかったけど、本当にすばらしい動きでした。そういう矢野選手を評価しているオシム監督の存在もサポーターとしては嬉しい限りです。
昨日の川崎戦。確かに勝ち点3はゲットすることが出来ましたが、アルビの目指す理想のゲームとは遠い所に位置しているゲームだったと思います。ゲーム内容からすれば、負けはしたけれど前節の千葉戦や鹿島戦の方がよかったと思えるほどです。でもボクは、昨日の川崎戦ほど「アルビレックスらしい」ゲームはなかったように思っています。
まずは献身的なプレーの守備陣です。女房ともゲームを観戦しながら話していたんですが、「海本ってすごいよね」っていうプレーの連続でした。ゴール前に攻め込まれた場面で、何度身体を張ったプレーでピンチをしのいだか分かりません。カウンター攻撃をしかけてくる川崎選手に必死で追いすがって強烈にプレスをかけ、攻撃の芽を断ち切った場面もたくさんありました。鈴木監督は「固定したキャプテンはおかない」「なるべき選手が自然になっていくだろう」と開幕前に言っていましたが、今現在ほとんどの試合でキャプテンマークを付けて試合をしている海本選手こそ、「なるべき選手」なのだと思います。
ゴールキーパー北野の踏ん張りも特筆すべきです。昨日のゲームでも、何度北野の好判断&好セーブに救われたかわかりません。ノザももちろん好きだけど、「若き守護神・北野」の株は上がりっぱなしです。
あと、身体を張った中野のプレー(昨日の担架から起きあがって歩きかけまた倒れ込んだ姿は思わず「特攻隊」を思い出しました)、サイドを駆け上がる三田光選手や堅実なプレーをする梅山選手も、実にいい働きをしていると思います。梅山選手なんて、正直言って昨シーズンはあんまり記憶にありませんでしたモノ。
ファビーニョの「がんばりまくるプレー」は健在です。昨日のゲームでもピッチを走り回りながら「滅私奉公のアルビサッカー」を実践していました。
昨日、エジミウソンが船越と途中交代させられました。エジ自身はちょっと不満そうな様子でした。エースストライカーとして復帰した浦和戦こそ1得点したものの、その後はゴールから遠ざかっているので本人も焦っているのではないかと思います。実際、ゲームの中でチャンスでエジにわたったボールが相手に奪われるというシーンがよく見られます。サポーターの中にも「船越や中原や河原を!」という声があがっているのも事実です。でも、昨日のエジはちょっと違いましたよね。その象徴的なシーンが2点目の慎吾のゴールのアシストです。今までのエジならあそこでは自分でボールをキープして、相手をかわしながらシュートを打っていたと思います(実際にはマークがきつくボールを奪われるケースも多い)。でも昨日は躊躇せず慎吾にパス。慎吾はノートラップで美しいミドルシュートを決めました。エジにこのようなオプションが出来てくると、アルビの攻撃の幅は広がります。今後が楽しみな予感です。
昨日のゲーム。67分の不可解な光の退場の後、数的不利を余儀なくされたアルビ。残りの23分+ロスタイム3分は、まさに「なりふり構わぬ必死の泥臭いサッカー」を展開し続けました。72分に1点差に詰め寄られた後は、もう僕らサポーターも祈るような気持ちで大声で応援を続けました。30℃を超える暑さの中、湿度80%を超える蒸し暑さの中、ほとんど風のないビッグスワンです。船越なんか相手にボールを渡さないため、あの巨漢でボールを股に挟み込んでコーナーで川崎選手2人に囲まれながら座り込んでボールをキープ。必死の形相でヘディングでゴール前のボールをはじき飛ばす慶治。ヘロヘロになりながらもボールを追って走り続ける矢野貴章。見ていて胸が熱くなりました。
このサッカーは美しくはない。だけどとてもアルビらしい、泥臭くてひたむきなサッカーだったと思います。「ビッグスワンで応援してよかった」と、昨日は心から思いました。ユニもタオルもパンツまで汗でビショビショになったけど、あの瞬間に頑張り続けるアルビ選手たちと同じ空気を吸いながらスタジアムで応援できたこと、本当に嬉しく誇りに思います。
選手がゴール裏に挨拶にきて、ヒーローインタビューで遅れた慎吾が少し照れながら1人で挨拶に来て(慎吾も疲れているんだから歩いて回ればいいものを、1人なものだから走って挨拶に回ってた)、スタジアムのアルビレックスコールも一段落。僕たちは約1時間ぶりに椅子に腰を下ろしました。ホント、疲れました。「いや~、今日はよかったねぇ」と隣の女房にしみじみ話していたら、前の席で同じように腰を下ろしていた50代後半~60代の2人のご婦人サポが僕らの方を振り向いて、「ホントによかったですね、おめでとうございました」って声をかけてくださいました。
昨日のゲーム、僕らサポの心には「勝ち点3以上の大きな感動」が残りました。鈴木監督、選手の皆さん、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
試合終了のホイッスルが鳴った直後、ピッチに倒れ込んだ選手が5~6人。そのほとんどはアルビレックスの選手だったように記憶しています。一番辛そうだったのは矢野貴章選手。FWながら後半は守備でも走り回っていましたものね。シュートはなかったけど、本当にすばらしい動きでした。そういう矢野選手を評価しているオシム監督の存在もサポーターとしては嬉しい限りです。
昨日の川崎戦。確かに勝ち点3はゲットすることが出来ましたが、アルビの目指す理想のゲームとは遠い所に位置しているゲームだったと思います。ゲーム内容からすれば、負けはしたけれど前節の千葉戦や鹿島戦の方がよかったと思えるほどです。でもボクは、昨日の川崎戦ほど「アルビレックスらしい」ゲームはなかったように思っています。
まずは献身的なプレーの守備陣です。女房ともゲームを観戦しながら話していたんですが、「海本ってすごいよね」っていうプレーの連続でした。ゴール前に攻め込まれた場面で、何度身体を張ったプレーでピンチをしのいだか分かりません。カウンター攻撃をしかけてくる川崎選手に必死で追いすがって強烈にプレスをかけ、攻撃の芽を断ち切った場面もたくさんありました。鈴木監督は「固定したキャプテンはおかない」「なるべき選手が自然になっていくだろう」と開幕前に言っていましたが、今現在ほとんどの試合でキャプテンマークを付けて試合をしている海本選手こそ、「なるべき選手」なのだと思います。
ゴールキーパー北野の踏ん張りも特筆すべきです。昨日のゲームでも、何度北野の好判断&好セーブに救われたかわかりません。ノザももちろん好きだけど、「若き守護神・北野」の株は上がりっぱなしです。
あと、身体を張った中野のプレー(昨日の担架から起きあがって歩きかけまた倒れ込んだ姿は思わず「特攻隊」を思い出しました)、サイドを駆け上がる三田光選手や堅実なプレーをする梅山選手も、実にいい働きをしていると思います。梅山選手なんて、正直言って昨シーズンはあんまり記憶にありませんでしたモノ。
ファビーニョの「がんばりまくるプレー」は健在です。昨日のゲームでもピッチを走り回りながら「滅私奉公のアルビサッカー」を実践していました。
昨日、エジミウソンが船越と途中交代させられました。エジ自身はちょっと不満そうな様子でした。エースストライカーとして復帰した浦和戦こそ1得点したものの、その後はゴールから遠ざかっているので本人も焦っているのではないかと思います。実際、ゲームの中でチャンスでエジにわたったボールが相手に奪われるというシーンがよく見られます。サポーターの中にも「船越や中原や河原を!」という声があがっているのも事実です。でも、昨日のエジはちょっと違いましたよね。その象徴的なシーンが2点目の慎吾のゴールのアシストです。今までのエジならあそこでは自分でボールをキープして、相手をかわしながらシュートを打っていたと思います(実際にはマークがきつくボールを奪われるケースも多い)。でも昨日は躊躇せず慎吾にパス。慎吾はノートラップで美しいミドルシュートを決めました。エジにこのようなオプションが出来てくると、アルビの攻撃の幅は広がります。今後が楽しみな予感です。
昨日のゲーム。67分の不可解な光の退場の後、数的不利を余儀なくされたアルビ。残りの23分+ロスタイム3分は、まさに「なりふり構わぬ必死の泥臭いサッカー」を展開し続けました。72分に1点差に詰め寄られた後は、もう僕らサポーターも祈るような気持ちで大声で応援を続けました。30℃を超える暑さの中、湿度80%を超える蒸し暑さの中、ほとんど風のないビッグスワンです。船越なんか相手にボールを渡さないため、あの巨漢でボールを股に挟み込んでコーナーで川崎選手2人に囲まれながら座り込んでボールをキープ。必死の形相でヘディングでゴール前のボールをはじき飛ばす慶治。ヘロヘロになりながらもボールを追って走り続ける矢野貴章。見ていて胸が熱くなりました。
このサッカーは美しくはない。だけどとてもアルビらしい、泥臭くてひたむきなサッカーだったと思います。「ビッグスワンで応援してよかった」と、昨日は心から思いました。ユニもタオルもパンツまで汗でビショビショになったけど、あの瞬間に頑張り続けるアルビ選手たちと同じ空気を吸いながらスタジアムで応援できたこと、本当に嬉しく誇りに思います。
選手がゴール裏に挨拶にきて、ヒーローインタビューで遅れた慎吾が少し照れながら1人で挨拶に来て(慎吾も疲れているんだから歩いて回ればいいものを、1人なものだから走って挨拶に回ってた)、スタジアムのアルビレックスコールも一段落。僕たちは約1時間ぶりに椅子に腰を下ろしました。ホント、疲れました。「いや~、今日はよかったねぇ」と隣の女房にしみじみ話していたら、前の席で同じように腰を下ろしていた50代後半~60代の2人のご婦人サポが僕らの方を振り向いて、「ホントによかったですね、おめでとうございました」って声をかけてくださいました。
昨日のゲーム、僕らサポの心には「勝ち点3以上の大きな感動」が残りました。鈴木監督、選手の皆さん、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。