週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

アルビレックスのチームカラー

2007年07月06日 | アルビレックス新潟

亜土夢が一躍「時の人」になっちゃって、ボクのブログにもいきなりトラックバックが13個もついちゃいましたよ。あの「納豆パワーで十万馬力」のエントリーなんですけどね。すごいです。ビックリです。オールジャパンのユニフォームの偉大さをつくづく感じています。

さて、今日のエントリーは「アルビのチームカラー」がテーマなんですが、「そりゃオレンジでしょ?」って、そういう問題ではないんですよ、奥さん。アルビレックスというチームの象徴的な魂とか伝統とかって何だろうな?という話なんです。

実は昨日、単身赴任先で「アルビレックス11年史」の付録のDVDをアパートのPCで見ていました。ボクはJ1昇格後のサポですから、バルコム監督や永井監督の時代は知りませんし、反町監督も前半は知りません。でも、このDVDや「11年史」本誌を見て、随分いろいろなことがわかりました。

そんな中で一番強烈にボクのハートに響いたのは、反町監督の今日の画像の言葉です。「ボールは丸いから気持ちの強い方へ転がる。ボールにメッセージを込めろ!」

反町監督って「理知的な論理派」っていうイメージが強いですけど(メガネかけて片頬で笑ったりするからね)、あの人、実はとんでもない熱血青年情熱派ですよね。「右手に論理(ロジック)、左手に情熱(パッション)」なんて言ってるけど、実はあっちもこっちもパッションだらけ。「パッションセンス抜群」って感じの人ですぜ。

なんたって、あの最終采配となった天皇杯・磐田戦後のインタビューですよ。今回のDVDにも出てたけど、あんな男泣きして「勝たせてやりたかった」、「こっちは1枚少ないんですよ」、「末岡もよく頑張った(固有名詞が出てきたのは末岡だけだった!)」などと感極まっておっしゃるあたり、「理知的な論理派」ではなく「情緒的な感情派」であります。

さてさて、ボクがアルビレックスの魅力に惹かれたきっかけは、上野優作選手でした。あのボールを追ってどこまでも走り続けるプレースタイル、大好きでした。このブログのスタートしてすぐの頃には、そのことを随分話題にしました。そのプレースタイルをしっかりと受け継いでいるのが、貴章だと思います。どちらかというと「潰れ役」。走り回ってヘトヘトになって、それでも頑張り続けるプレースタイルです。そして「ヤ・ノ・キショー!」とサポにも叱られ、それでも走り続けるのです。

よくよく考えてみると、貴章はこのプレースタイルだからこそオシム監督に見いだされ、代表を入りをしているのだと思います。テクニックだけなら、貴章よりも数段上の選手がそこら中にいますからね。

そして今回のU-20の若白鳥、亜土夢&河原の活躍です。第1戦のスコットランド戦でも、亜土夢と河原の献身的な動きが新聞にも紹介されていました。そして今回のコスタリカ戦。確かに決勝点をあげたのは亜土夢で、ここ2日ばかりのマスコミへの登場頻度は抜群です。でも、大切なのはそこではありません。スコットランド戦に引き続いて、「河原と亜土夢の献身的な動き」は特筆モノなのです。

「誰だ?あの動き回っている日本の選手は?」「あれ?アルビレックス新潟の河原と田中だよ」「田中ってアトムって名前なんだよ」「へぇ~鉄腕アトムみたいだね」

おそらく日本中でこんな会話がされているのですよ。嬉しいですね。

ここで皆さんに考えていただきたいのは、亜土夢も河原も貴章も、ポジションこそ違いますけど、「ひたすら走り回る」「疲れてもヘトヘトになっても頑張り抜く」「絶対にあきらめないでハートで勝負する」など、アルビの代表3選手のプレースタイルは共通点があり、そのルーツは間違いなく上野優作であり、反町監督が作った(もしかしたらそれ以前からの)アルビの伝統なのであります。

そろそろ結論に結びつけましょう。

この「走り抜く」「頑張り続ける」「あきらめない」などの、技術ではなくハートの部分こそ(いや正確には「ハートの伴った技術の部分」こそ)が、アルビレックスの伝統であり、アルビレックスのチームカラーなのではないかと、八百政は思うのであります。だから、いま世界で活躍しているアルビの3選手(貴章、河原、亜土夢)は、もっともアルビレックスらしいプレースタイルを認められて代表入りしているのだというのが、八百政の考えであります。

そして、そんな「アルビレックスらしさ」を選手がパフォーマンスとして表現するのに、僕らサポーターの力がエネルギーになっているなら、こんな嬉しいことはありません。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする