週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

慎吾と菊地とアルビサポ

2009年09月21日 | アルビレックス新潟

大分戦では、かつてアルビサポを熱狂させた鈴木慎吾選手と、わずか半年間の磐田からのレンタル在籍ながらアルビを降格の危機から救った男・菊地直哉選手がビッグスワンに戻ってきました。

慎吾については、シーズン途中での大分移籍でしたね。坂本が来てスタメンで使われなくなったことが移籍の背景にあったと記憶していますが、「アルビの顔である18番」の移籍はショックでしたよね。今でも「18」を背中に背負ってビッグスワンに来るアルビサポは大勢います。未だ根強い女性中高年層への人気度です。

ですがあの坂本事件も勃発し、「慎吾が戻ってきてくれれば」という願いも叶わず、慎吾は大分に完全移籍をしてしまいました。「慎吾はニイガタを捨てた」っていう感覚のサポも当然いるでしょうね。「ニイガタを捨てた」っていうより「大分を選択した」っていうのが正しいんでしょうけどね。ボクはもちろん大好きな選手でありました。やっぱ慎吾とノザには特別な思い入れがあります。

一方の菊地。たった半年ながらアルビサポの心を鷲掴みにしたこの男。「来季もアルビにいてね」という熱狂的なサポの声に、「またそれかよ」「ちょっと鬱陶しいんだけど」って表情でファン感謝デーに臨んでいた姿が今でも目に焼き付いています。

そしてジュビロに戻り、例の事件を起こしてJリーグから姿を消します。ドイツでの海外修行、「禊ぎは済んだのか?」という声も当然聞かれます。ジェフが一時獲得にのりだしたものの、サポーターや世論の声に獲得をあきらめた経緯もありました。江尻さんは絶対に欲しがったはずだものね。今回、降格濃厚の大分が菊地を獲ったていうニュースを聞いた時、正直ビックリしました。「大分さん、そこまでリスクを犯すか?」ってね。

そういう因縁を持った2人が大分の選手としてビッグスワンに戻ってきた前節の大分戦。ボクとしては「G裏はどういうリアクションで彼らを迎えるんだろうか?」って思っていました。残念ながら2人ともリザーブではありましたが、ボクは練習風景から双眼鏡で2人の姿を追っていました。

そして選手紹介時。新潟のゴール裏から両選手に送られたのは、ブーイングではなく(多少もちろんあったけど)拍手でした。大分が最下位ということもあったのかもしれません。そして、ボクは「ブーイングというサッカー文化」を認めているし(ボクはしないけど)理解しているつもりです。ですが、彼ら2人にブーイングではなく拍手を送ったアルビサポがボクは好きです。そして自分がその一員であることを嬉しく思いました。

ピッチ練習が終盤になり選手が次々に引き上げていく時に、アルビ選手達と慎吾・菊地の元アルビ戦士との間に交流がありました。ヒロシが、亜土夢が、慎吾に駆け寄り握手をします。他にも大勢の選手が慎吾に、菊地に駆け寄っていきました。

慎吾はともかく、菊地はまだまだこれからもまだまだ風当たりが強いのは当然だと思います。それは自分のやってしまったことに対する責任として重く受け止めるべきでしょう。そして彼はその中で自分を鍛えていこうという道を選択したのです。ですが、真摯に立ち直ろうとしている青年の姿には、いずれ人々の心を動かしていくのではないかとボクは思います。

大分戦でGK西川が接触プレーの後に痛がってピッチに倒れていた場面がありました。思わずボクはヤジを飛ばしてしまいました。

「菊地~!西川と代わってやれよ!ゴールキーパー得意じゃんかよ!」

隣の若者がキョトンとしておりましたが、分かる人だけ分かれ!

コメント (6)
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