ボクは今日になって知ったのですが、昨日の松本山雅はタイトな日程の中でJFLからJ2に昇格するために、スタメンのほとんどを入れ替えてアルビレックス戦に臨んだんだそうですね。言ってみれば、わがアルビレックスはJFLチームの控えメンバーに負けたっていうことであります。しかもホームでね。
考えてみると、サッカーというスポーツは本当に難しいですね。なかなか得点が入りにくいスポーツということもありますが、ジャイアントキリングが起こりやすい競技、それがサッカーだと思います。ボク自身がプレーをしているスポーツ(ネット対面型の種目です)では、絶対にそういうことってありえません。ほぼ技術通りの、テクニック通りの、実力通りの結果がゲームで発揮されます。そうならない部分、ここにサッカーの面白さ、怖さがあるということなんだろうなと思います。
昨日のアルビの負けゲームを見ていて、松本山雅の控えメンバー主体のスタメン選手たちのひたむきにボールを追う姿は素晴らしかったですよね。「ボールは気持ちの強い方に転がる」の言葉通り、セカンドボールを拾うのはことごとく松本山雅でありました。鬱陶しいほどボールを追ってくる山雅の選手の気迫に、アルビの選手たちはタジタジであったと思います。
もちろん、アルビの選手も十分警戒はしていたのでしょう。「山雅を甘く見たら絶対にダメだ」ということは選手全員が肝に銘じていたと思います。気を抜いたらやられるということは、わかっていたはずなんです。そしてアルビの選手たちは、間違いなく気など抜いていなかった。しかし、ほんのわずかな気持ちの強さの差が、ゲームを左右してしまったのですよね。サッカーは怖い。でもだからこそ、サッカーは面白いのでしょうね。
アルビの選手も黒崎監督も、今は悔しさと屈辱を十分味わっていると思います。よりによってテレビで全国放送されたホーム戦で格下相手に完封負けですからね。その悔しさを、ぜひ明後日のガンバ戦で晴らしてほしいと思います。頑張れ!アルビレックス!