新聞を見てはニヤつき、テレビを見てはほくそ笑み、勝利をあげた後の週は幸せですなぁ…。そんな中で一昨日のNSTスーパーニュースでは、「柏戦がヤンツー監督の思惑通りにゲームが展開していた」ということを伝えていました。つまり、事前の十分なスカウティングによって、「柏の隙」をついた戦術の勝利だったってことをなんですよね。
レオのPKで同点に追いついてから、あっと言う間に2点目、3点目をあげたアルビ。その得点スタイルは、2点目が相手DFの裏に抜けた康裕にラファが絶妙のスルーパスからのシュート、3点目がドリブルで駆け上がった慶クンから相手の裏へ抜け出したラファへのスルーパスからのシュートと、まるで同じパターン。「あれ?同じパターンで得点してるよね」って素人のボクでも気付く得点の仕方でした。
ヤンツーへのインタビューによれば、「柏は最終ラインが高い。そこに隙ができる。こちらがタイミングよく抜け出せば、フリーでこういうことが起こる」という、想定内というか、まさに作戦通り・戦術通りの逆転劇だったというわけです。やるなぁヤンツー監督、そして、やるなぁアルビの選手たち。相手を分析し、対策を立てて戦術を構築する。もちろんどこのチームでも事前にやっていることでしょうけれど、それがまんまとはまるのが素晴らしいところ。
さらにヤンツーは、「これから他のチームは、レイソルとやる時はそこを狙ってくるだろう」「柏はだんだん難しくなってくるのでは?」「開幕戦で(柏と対戦した)神戸もその隙を狙おうとしていたが、タイミングがずれたりオフサイドを取られたりした」と指摘。好調な柏とこれから対戦する他のチームの戦い方を示唆するとともに、「神戸はできなかったが新潟はできた」という優越感に満ちたコメントをしておりました。わっはっは。お見事でござる!
さてさて、これからリーグ戦で柏と対戦する横浜FMや松本は、この戦術で柏を倒すのか?もちろん柏も修正してくるでしょうから、そうは上手く事は運びませんかね?新潟だって、キャンプから鍛えに鍛えてきたからこそ実現した勝利の方程式でしょうからね。
蛇足ですが、柏に先制点をあげられた時に、ヤンツーがベンチでペットボトルを投げつけて怒りを表していた映像も、NSTでしっかりと放映されていました。
※冒頭の画像は、柏戦後にG裏に挨拶に来た選手たちです。