今日のお昼過ぎにモバアルで、酒井宣福選手のファジアーノ岡山への期限付き移籍の知らせが届きました。「このたび、当クラブ所属の酒井宣福選手(23)が、ファジアーノ岡山に期限付き移籍することが決定いたしましたので、お知らせいたします。 なお、期限付き移籍期間は2017年1月31日までとなっております。」とのことでした。
宣福自身のコメントは、「今回、ファジアーノ岡山に期限付き移籍することになりました。チームの力になれなかったことを本当に悔しく思っています。選手としてもう少しレベルアップできるようにがんばってくるので、岡山に行っても応援よろしくお願いします。」でありました。
2011年に、帝京長岡高校から初のJリーガーとしてアルビレックス新潟に入団した酒井宣福選手。2014年と2015年の2年間は、当時J2のアビスパ福岡にレンタル移籍してその存在感を発揮し、2年間でリーグ戦76試合に出場。14得点もあげました。今シーズンは満を持してアルビレックスに復帰するも、なかなか出場機会を得ることができなかったのは周知の事実。チーム事情でいろいろなポジションには挑戦したものの、ここ数試合はベンチ入りもままなりませんでした。
さて、本当はここで「修行を積んで帰ってこい!」と言いたいところだけど、一度レンタルに出された選手が呼び戻され、しかしチームで活躍できずに再レンタルに出されるわけなので、いかに新潟のサラブレッド・酒井家のDNAをもつ宣福といえども、今回のレンタル移籍は厳しい移籍(結果次第では片道切符になる可能性もあるのか?)であると推測されます。もちろん、成長して帰ってきてほしいけどね。
これで、平松宗選手が水戸へ、林裕煥(イム・ユファン)選手が東京ヴェルディへ、そして酒井宣福選手が岡山へと、シーズン途中に3人のアルビ在籍選手がレンタルで他チームに移籍しました。これからリオオリンピックのシーズンになると、武蔵と野津田がオリンピックバックアップメンバーとしてチームを離れます。このままでは選手が足りません。こりゃぁ間違いなく、誰か獲得のターゲットになっている大物選手が存在しますね。平松、ユファン、宣福の3人分の働きが期待される選手。しかもチーム事情を考えれば、間違いなく得点力を期待されるストライカーでしょう。誰でしょうね、いったい。
よく考えてみれば、昨シーズン末に吉田達磨監督がアルビレックスを率いることが決まった時には、吉田監督はまだ柏レイソルの監督在任中だったわけで、選手の獲得に監督の意図はまったく反映さていなかったということが容易に予想できます。つまり、吉田監督が自分の目指すサッカーを具現化するために、フロントに注文をつけて獲得した選手の第1号は、今季シーズン途中にレンタル加入した野津田選手だということになります。そして、第2号がこれから加入を発表される「ミスターX」ということなんでしょうかね。
う~ん。誰かなぁ…。ユファンがいなくなって空いたアジア選手枠ってことも考えられますかね。かつてアルビに在籍した、甘いマスクのKリーガーなんていかが?単なるボクの願望に過ぎませんがね。