人間というのは、第一印象で抱いたイメージと実際にその人のことを知ってから抱くイメージに、やはり相当なズレがあるものですよね。今までのボクの人生の中でも、そんなことはとても多くありました。誠実そうな人が腹黒かったり、おとなしくて清楚なイメージの美女が正反対の性格だったり、結構思い浮かびます。
今回アルビに新加入したボランチの梶山陽平選手に、今まで皆さんはどんなイメージをもっていましたか?ボクは正直言って、硬派なイメージが先行していました。彼のキリリとした眉毛、眼光鋭い細い目をはじめ、劇画界の巨匠・さいとうたかお氏が描く「ゴルゴ13」のデューク東郷のイメージでした。だからFC東京の選手として対戦していた時も、「いぶし銀の職人」「触ると火傷する」「後ろに黙って立ったら殴られる」「若手はおっかなくて声をかけられないんじゃね?」って感じを抱いていました。
ところが、18日(土)にTeNYで放映された「とことんアルビDX」の「1分間クエスチョン」に登場した梶山選手の姿や言葉を見て、そのイメージが吹っ飛びました。見た目は相変わらず「ゴルゴ13」なんですが、はにかみながら話す口調やその内容で、ボクの印象は180度転換しました。「これならチームナンバーワンだと思うことは何ですか?」という質問に対する答えが、なんと「優しいところ」ですよ。
この強面(コワモテ)の見た目と実際の姿のギャップが、なんともたまらない魅力ですね。大宮戦では何度か職人芸でチャンスメイクをする素晴らしいパスを見せてくれ、アディショナルタイムの新太の得点をお膳立てした梶山選手。アルビレックスを「J2残留」&「中位進出」に導いてくれることを大いに期待しています。頑張れ!背番号13!