風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

昨日の一日

2006-05-31 23:09:22 | Weblog
腰と肩が痛いです・・・。原因は昨日の体育祭と雨。

昨日は次男の中学の体育祭だった。

あ~、やっと地域の育成会役員が終わったと思ったら今度は中学の広報役員になってしまった。で、当然体育祭にはカメラ片手に広報に載せる決定的瞬間みたいな写真をとりまくっていたのだ。午前中は日差しが強かった・・・。焼けるがな・・・。その日差しの中で立ちっぱなし、しゃがむ、走るといった行動はつかれる・・。

みんなが嫌がる広報役員。でもね、役得だよ~。「広報」の腕章をつけてどうどうと競技中、かなり近いところまでいけるから、自分の子供の写真もアップで撮れる。いつも顔が豆粒みたいな写真ばかりで不満だったのだが、おかげでいい写真が撮れた。

一仕事終えて、帰宅し、家の仕事しているともう夕方。なにやら黒い雲が出てきたと思ったら雷雨に。
あ~こんな日に限って・・フルート教室の日。でもたった一人のかわいい生徒だからね。行かねば。雷鳴とどろく土砂降りの中、とぼとぼと、畑をこえ、ごちゃごちゃした住宅街を越えて線路沿い近くの音楽教室へ行ってきましたよ・・。大きなかばんに大事なフルート、譜面台、楽譜4冊かなり重い。でも雨が降りかかってしまっては困るので右肩にかけ手前のほうに引っ張って前でそのかばんを抱え、左手で傘を差す。そんなふうに楽器に気を使いながら歩いく雨の中の片道15分はすごく長く感じた。雷、怖かったしなぁ・・・。

レッスンと自分の練習が終わって帰宅し、晩ご飯のしたく。片付け始めた頃にだんなが帰宅。晩御飯の用意。一日たったら腰と右肩が痛くなってしまうし・・・まずいなぁ、運動不足かな。

なんだかつかれたわ~という一日だった。





アフガニスタン支援

2006-05-31 00:31:07 | Weblog
土曜日、この日は次男の体育祭だったのだが雨で延期。しかしそのおかげでNPO法人「燈台」の現地活動報告会に行く事ができた。

「燈台」はアフガン難民の子供達のために学校を作ったり、また、マラリア、リーシュマニアといった風土病を無料で行うなど医療支援をしている団体だ。

アフガニスタンでは80%が文盲といわれているそうだ。難民学校の勉強の内容は英語、算数、理科等などであり、イスラム圏では珍しく女子も学べる。
教育支援はパキスタンのクエッタを中心に行われてきたが、最近、難民がアフガニスタンへ帰還するのに伴いジャグリー市へと移行してきている。子供達はこうした教育支援を受けてカブール大学にも優秀な成績で入学するなどうれしい面がある一方、資金不足でたくさんの応募者をことわらなくてならないといった面もあるそうだ。

リーシュマニアという病気をご存知だろうか?
サシバエ(蚊)を媒体として伝染し、顔やからだの刺されたところが激しく痛み、大変醜いかさぶたができる皮膚病だ。いただいた資料にはこの病気に罹った難民、特に子供の写真があった。かわいらしい子供の両方の頬にいっぱいにできた、でこぼことした醜いかさぶた、腫れて変形している若い女の人の顔、なんとも胸が痛くなる思いがした。

以前、治療中のビデオを見せていただいた事もあった。リーシュマニアの治療は患部に直接注射をするのである。あまりの痛さに泣き叫ぶ子供達。とてもかわいそうだった。問題なのは難民達にこの病気に対する知識がない事。リーシュマニアだとわかるまで数ヶ月も放って置かれたり、他の診療所で薬がなくなって途中で治療をやめたケース、また治療費が払えなくて治療をやめるケース、中にはまったく誤った診断をされたケースがあり、医者に対して不信感があるようだ。また、医療支援のために届けられた薬が箱のまま市場に売られていたとか。

国が貧しいから環境衛生、教育、医療まで行き届かない。電気も水も乏しい。アフガン難民の生活環境は未だにほとんど変わっていないのだ。また難民自体も自立しようという意識はまだない。このような団体を政府の代わりとしか見ていない人が多いという事だ。それでもリーシュマニア患者の希望の灯火をともし続けるとがんばっている燈台の行為は本当に尊いと思う。

「燈台」現地代表の話を聞きながらこんな御言葉を思い出していた。

「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(旧約聖書レビ記19章18節)

アフガニスタンは現在も不穏な情勢の中にある。その中で自分の命も危険にさらされているのにこういった支援活動をずっと続けられるのはやはりアフガニスタンの人々への愛があるからだろう。私にはとてもできないことだ。私もアフガニスタンの人たちのことを今まで以上に心にとめ、祈り、支援したいと思った。