おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ロシアのおとぎ話

2019年10月14日 | 書籍紹介
ロシアにはおとぎ話が多いという話を以前に書きました。

おおかみ、きつね、くま、うさぎ、やぎ、ねずみ、はりねずみ、おんどり、つる。

これらの動物が出てくる話があります。
しかしロシアではなくともこの動物たちが出てくる話はあります。

そんな中でワニが出てくる話があるのでご紹介します。

こんなお話です。

「ぬすまれたおひさま」
空に輝くお日様をワニがパクリと飲み込んでしまい、朝から晩まで真っ暗に。
動物たちは皆哀しみに暮れました。迷子になったコグマたちをおじいさんグマが探して泣いているとウサギがやってきて、「強いクマさん、悪いワニをやっつけて」と。
クマは勇気をふりしぼりワニを倒し、お日様を取り戻しました。

ワニの登場も珍しいですが、お日様を飲み込む発想。
長い冬、暗い冬、そんな土地ならではかもしれません。

韻をふんだ文で書かれています。
『そらをさんぽしていたおひさまが』で始まります。
お日様が助け出された所は
『おひさまは しげみのうえを
しらかばの はのうえを
どんどん はしってく』

と表現されています。

文自体に美しさがあります。






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