おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

教えやすい ♡

2019年01月10日 | 重力奏法
ロシアやドイツのテキストにルフバフの「すずめ」という曲が載っています。

ロシアのテキストにはこのような絵があります。


男の子がすずめを追いかけている姿が演奏のヒントになります。

音だけでは何を表現している場面なのかピンとこなくとも、この絵を見ると想像することができます。

男の子がすずめを追いかけて捕まえそうになるところですずめはスルッと逃げて曲は終わります。

この曲の前半はスタッカートのあとテヌートで着地のパターンを繰り返します。
そして少しずつすずめに近付き、すずめに触れた所で2音のスラー登場。
しかしすずめは上手く逃げていきます。

「不思議~」の上巻があと3曲で終わる生徒にこの曲を今弾いてもらっています。

2音のスラーは初めてです。
スタッカートも初めてです。

カエルとお猿で2つの奏法を練習しました。

必要なテクニックを明確に伝えられ、しかもスラーは1ヶ所しかないので気に入って弾いてくれているように感じます。

両手で違う音を弾く所も2小節だけあります。(写真に写っている最後の2小節)

初めてのことが少しずつあるのがいいです!

ロシアンメソッドで無理なく弾ける曲が日本オリジナルでもできるといいなと思ったりしています・・

作曲するか・・

いや、頼むか・・

どなたか作ってくれまいか・・

追記:
この絵は男の子がすずめを追いかけているのではなく、猫が近づいているのを見て「あぶないよ」とすずめたちに教えに行っているのだそうです。
この教本の最初に絵の解説が載っていて、そこに書かれていました。
己の心の狭さを知る・・
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