アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

リオの事件

2011年04月07日 | ブラジル雑記
外出から帰ってきて、テレビをつけたら、どの局もリオデジャネイロで起こった事件の報道をしていました。

今朝、リオデジャネイロの西部地区ヘアレンゴという街にある市立学校に男が押し入りました。
この学校には午前中の部で400人の生徒たちが勉強していたとのこと。
身体的に障害を持った生徒たちも受け入れている学校だそうです。


男は「今日、ここで生徒たちに講演をする予定になっている。」と門番に言って校内に入ったそうです。
校内に入った男は、38口径の銃を2丁取り出し、中庭で発砲しました。
その後校内に入り、2階、3階とそれぞれ発砲しながら進んで行きました。


子どもたちは叫びながら逃げ回り、騒ぎに気がついた近所の人たちが警察に連絡し、すぐに警察が到着。
20分後までには10台の救急車が到着。
すぐにけがをした子供たちの対応にあたりました。
また、事件が起こってすぐに家に電話をした生徒たちもいて、驚いた親たちが学校に駆けつけました。
そうした親たちの中には、救急車の到着を待たずに、自分の車でけがをした子供を近くの救急病院に運び込んだ人もいたとか。
また、たまたまそばを通りかかった男性は、自分の小型トラックの荷台に6人のけがをした生徒を乗せて近くの病院に運んだそうです。
この男性のトラックの荷台には、生徒たちの血の跡が残っていました。

校内に入った警察はすぐに男を発見。
初めの報道では警察が射殺したとありましたが、のちに警察は足を打って動けなくしただけで、男が自分の頭に銃を撃ち、自殺したと訂正されました。

男は、この学校の卒業生で、学校の職員によってすぐに身元が判明しました。

男は小さい時に養子に出されました。
最近養母がなくなり、それを機に家を出たそうですが、昨年久しぶりに養家に顔を出しました。
その時に話した義理の妹の話によると、イスラムの考えに染まっていて、ひげを生やし、意味のわからないことを話していたので気持ちが悪くなりすぐに帰ってもらったとのことでした。
男が自殺した後には「自分はエイズにかかっている」との遺言のような書置きが残っていたとのこと。

10人の生徒が死亡、男も自殺、18人の生徒たちが怪我をしたそうです。

リオの保険局では、大量の血液が必要になっているため、急きょ献血を呼び掛けているとのことです。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする