アマゾンわんわん日記 2018

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リオの事件 2

2011年04月08日 | ブラジル雑記
毎日テレビではリオの事件のことについて報道しています。

先日は事件が起こったばかりで、まだ情報が錯綜していたのですが、その後、いろいろと情報が整理されてきました。

まず、警察に通報したのは、犯人が学校に入ってまずはじめに中庭で発砲した時に打たれた男子生徒の一人だったそうです。
彼は、頭と手に銃弾を負いましたが、300mほど離れたところにある警察に走って行って通報。
この通報により、ちょうど毎日のパトロールに出かけようとしていた警官たちが駆けつけたそうです。

その後男は「先生に用事がある」と言って手近な教室に入り、女の子を並ばせて頭や胸を打っていったそうです。
この教室にいたある男子生徒は、犯人が弾丸を充てんしている間に隣の席の女子生徒の手を引っ張って逃げました。
が、途中でこの女子生徒は撃たれてしまいました。(怪我の具合はわかりません)
また、男子生徒もこの女子生徒の血だまりで足を滑らせ、転んでしまい、足を骨折したそうです。

別な教室では、ちょうど歴史の授業中でした。
教師はほかの教室の異変に気付き、すぐに生徒たちにドアに鍵をかけ、前に机といすを積み上げるように指示。
自分は、警察に知らせるためにドアから出ました。
生徒たちは教師の指示通り、机といすを積み上げ、自分たちは教師用の大きい机の後ろに隠れました。
犯人は鍵を壊してドアを開けようとしましたが、ドアの前に40人分の机といすが積み重ねられているのを見て、去って行ったそうです。
その後、辺りが静かになったところで、生徒たちは自主的に避難。
クラスに一人いた目の見えない生徒を、両脇からほかの生徒たちが抱えて逃げたそうです。
教師も無事に警察に助けを求めに走ることができ、このクラスは被害のあった教室のすぐ近くにありながら、40人の生徒たちすべてが怪我もなくすんだそうです。

亡くなった生徒たちは今日までにほとんどが埋葬されました。
犯人はなぜか女子を選んで撃ったようで、10人の女子生徒2人の男子生徒がなくなったそうです。
そのほとんどが13歳から15歳。
「15歳のフェスタ」を開くのを楽しみにしていた子もいたそうです。

TV GLOBOの番組を見ていると、時々こんな映像が出てきます。
誰もいない教室。
机といすが、たった今そこに生徒がいて、立ち上がったばかりのようになっています。
バックには、子供たちが楽しそうに遊ぶ声。
そして、画面下に「学校という場所は、こうした声の響き渡る場所です」というテロップが流れます。
この映像が流れるたびに、ぐと胸が詰まります。
昨夜のニュースでコマーシャルに入る前に、なくなった生徒たちの顔写真と名前が一人一人現れたのを見ても、涙が出てきました。

そう言っている矢先に、今日はオランダのショッピングセンターでの銃の乱射事件。
本当に、どうなっているのか...
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