アマゾンわんわん日記 2018

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娘の誕生物語 5

2011年04月01日 | 日記
さて、いったいどこまで話が進んだのか、書いている私も定かでなくなった「娘の誕生物語」、いよいよ大詰めでございます。
昨年、ようやく娘が生まれたんですよね。
ちなみに、今までの話は、みんな、前ブログ各年の4月1日の記事にしてありますので、ご覧ください。

さて、娘を取り出した後、なぜかここで吸気による全身麻酔にするんですな。
なぜだかはわかりませんが。
で、麻酔医が麻酔のマスクを当てたんだけど、ガスの勢いが強すぎ?か何かで、むせてしまった私。
おりしも、お医者さんは傷跡を縫合中。
遠ざかる意識の中で、「ああ、ここでせきなどしたら、縫い目が乱れてしまう~」と考えた私。
息苦しくもなって、何とか酸素を吸入してくれるように頼みたい。
が!頼みの夫は、ずっと生まれたての赤ちゃんにひっついている。
何のために手術室に入ってるんだよ~。
意識がもうろうの私、「酸素」という単語が思い出せない...
で、苦肉の策が麻酔医を呼んで「O2頂戴...」
麻酔医、理解してくれました。
勘の良い人でよかったわ。

その後、ストレッチャーに乗せられて、なんだか体中管につながれて、病室に。
病室、誰もいないし。
看護婦も付添いさんも頼んでいなかったので、この晩は病院の看護婦さんがしばらく一緒にいてくれました。
って、忘れもしない「ラスト オブ モヒカン」を見ていたのよ。
深夜映画で。

そのうちに、知らせを聞いて、夫のお仲間が集まってきました。
缶ビール片手に。
おいおい!
出産直後の病室で宴会です。
いくら個室とはいえ、叱られるって。
でも肝心の夫は、姿を現さず。
手術着を着ているからこそ入れる、新生児室に入ったっきり。
びったり、赤ちゃんの入る、なんて言うんでしょう、あのガラスのケースにひっついていたようです。

ようやく病室に戻り、しばらくして夫の友人たちが「そろそろ...」って腰を上げたころ、夫もおもむろに「じゃあ、僕も...」
おい!
君は一体どこに帰るつもりだい?!
付き添いはどうする!
点滴は誰が見てくれるの?!
「だって、僕、明日仕事行かなくちゃ...」
はい~?!

実は、娘を出産したこの日は、そのころ夫が勤めていた会社がほかの会社と合併したまさしくその日。
一週間ほど出産が早まったので、夫も何にも仕事の手当てをしていなかったんですね。
わかるけど~。

「半日だけ仕事して来るから。」
と言い残して、夫は友人たちとともに帰っていきました。
後に残された私は、点滴がなくなるんじゃないかと気になって眠れないし、クーラーは効きすぎるしで、ナースコールしちゃったわよ。

というわけで、出産後初めての夜は管に繋がれたまま暗闇で過ごしました。
ああ、いつになったら、退院を迎える日のことが書けるのやら...
大詰めと言いつつも、あと、2,3年はかかりそうだわ。
コメント (5)
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