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連邦大学のストライキ

2012年08月08日 | ブラジル雑記
全国的に連邦大学のストが続いています。
6月はじめからだから、すでに78日だって。
つい最近の話し合いでも折り合いがつかず、ストはまだまだ長期化する見込みです。

連邦大学のストは、今に始まったことではありません。
調べてみたら、最近の長期ストは

1991年 6月5日から9月20日まで 107日間
1998年 2月2日から5月13日まで 103日間
2001年 8月21日から12月7日まで 110日間
2005年 9月5日から12月19日まで 106日間

という具合になっています。

この間、もちろん学生たちは授業なし。
丸々半期分の授業がないことになります。

この中でも特に私が印象に残っているのは、1998年のスト。
この時期、私はリオにいました。
リオには連邦大学の付属校があります。
この付属校は小学校から高校まで。
日本の国立大付属校と同じように、大学の生徒が教育実習をすることを目的として設置されています。
教員、職員はほとんどが連邦大学に所属しています。
なので、ストのときは大学と足並みを合わせてストに参加。
小学生から高校生まで、3ヶ月間以上授業がないことになります。
1998年のこのストライキの時期は、特にブラジルでは学校の新学期に当たっていて、付属校に合格したのに入学手続きができない生徒、大学に合格したのに、卒業証明を書いてもらえない生徒などが多く出て、大混乱だったことを記憶しています。

おもしろいことに、州立大学などではストは少ないんですよね。
教職員の待遇等が連邦大学より良いのでしょうか?
あることはあるのですが、期間も短い。
アマゾナス州、リオデジャネイロ州でみても、連邦大学より州立大学のほうが施設設備も整っているしね。
お金の回り方が違うんでしょうね、きっと。

リオの州立大学で働いていたときに、一度ストがありました。
私はそのときもパートのおばさんだったので、ストをやろうがやるまいが、お給料は関係ないんですよね。
なので、授業をやりたい。
でも「授業をやると危険です」といわれて、やめさせられました。
スト破りをすると、身の危険があるそうです。
それでも、校舎の奥の奥で、何人かの生徒を集めて、テストだけやったのを覚えています。

今回もすでに80日近くになり、このままだと入試に影響するのではとちょっと心配。
アマゾナス州の連邦大学ではすでに入試要綱が発表になりましたが…
11月の入試時期を前に、そろそろあちこちの大学で入試要綱が発表になる時期なので、気になっています。
コメント
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