アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

娘の「ハト日記」

2013年05月17日 | 生活
*本日は、娘が日々語ってくれたことを、日記形式に綴ってみました。
本文中、一人称「私」は娘のことですので、ご注意ください。

4月*日
教室の窓の外に、ハトが巣を作った。
生意気にもつがいだ。
私はハトが大嫌いだ。
世の中にいなくなってもかまわない生物、No1はハトだと思う。
5歳のときに、サンパウロの町の真ん中で、ハト爆弾を浴びて以来、姿を見るのもいやだ。
もっとも、1斎2ヶ月のときに、日本に行ったとき、川崎大社でハトの大群に囲まれて、大泣きしたこともあるらしい。
とにかく、毎日こいつらの姿を見るのかと思うとぞっとする。

5月*日
ハトが卵を産んだ。
ハト父ちゃんとハト母ちゃんがそろって温めている。
この、暑いアマゾンでは、温めなくてもヒナはかえるのではないだろうか?
素朴な疑問だ。
巣から1個ぐらい取り上げてみようか?とも思ったが、もしも私の目の前で卵がかえって、私がハト母ちゃんになったらいやなので、やめることにした。

5月**日
ハトの卵がかえった。
毎日ピーチクパーチク、でっかい口を開いて鳴いている。
うるさい、鳴くな!
あまりにうるさいので、机から立ち上がって、巣の近くの窓に近寄ると、ハト一家は殺気を感じてか、いっせいに巣の中で立ち上がって巣の後ろに隠れた。
で、私が自分の席に戻ると、また巣に戻る。
私が立ち上がると、また巣から出て隠れる。
面白いので、何度かやっていたら「なにやっているんだ!」と私が先生から注意を受けた。
ちっ、すべて、馬鹿ハトのせいだ!

5月***日
ちびっ子ハトたちが、生意気に飛ぶ練習を始めた。
巣の中でばたばた羽を羽ばたかせている。
母に言ったら「一生懸命にやっていると思うでしょう?少しはかわいくなってきた?」と問われたので「一生懸命にやっているとは思うけれど、まったくかわいくない!」と答えた。
すきあらば、巣から突き落としてやりたいぐらいだ!
「そんなことしたら、ハトの大群が逆襲にくるわよ。」と母に脅されたので、やらないことにしたが...

5月****日
ちびっ子ハトたちも、ずいぶん大きくなった。
生意気にハト顔になってきている。
こんなにでかくなったのに、ハト母ちゃんとハト父ちゃんは毎日えさを運んできている。
甘やかしすぎだ!
先日など、羽ばたく練習をしながら、口からミミズをはみ出させていた。
「食べるか練習するかどちらかにしなさい!行儀の悪いやつ!」ってぶつぶつ言っていたら、回りの友達に怪訝な顔をされた。
ちっ、すべて馬鹿ハトのせいだ!

5月*****日
ちびハト達がいなくなった。
私が突き落としてわけではない。
なので、当然親もいない。
これで、私も集中して授業に取り組める。
しかし、セントロのハト人口がまた増えた。
世界はいつかハトに征服される日が来るかもしれない!

どうでもいいけど、もう目の前の窓の外に巣を作らないで頂戴、ハトさん達!

{母のコメント}
大変良く観察して、ハトの様子がよくわかります。
ハトに対する憎しみの感情の中にも、あふれんばかりの愛情が感じられます。
ただ...

集中して授業を受けなさい!

コメント (5)
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