アマゾンわんわん日記 2018

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「でっかい ちゃん」の新しいおうち

2014年03月15日 | わんこにゃんこ
5ヶ月ほど前に、いきなり私の職場の門の前に現れた「でっかいちゃん」。
通称「Grandão グランドオン」くん。



現れたその日から、門の前で丸くなって寝て、何事にもまったく動じる気配なし!
かなりの体長があり、力も強そうなので最初はちょっと怖かったのですが、どうしてどうして、まあ、穏やかないい子!
ご飯の前には大はしゃぎするものの、「待て」といわれれば、じっと待つ。
体が大きいので一度はしゃがれると、回りはみんな振り回されちゃうんですけどね。
上唇が、生まれつきか、怪我でか、一部裂けていて、そのせいでいつも前歯が現れ状態。
それがにっこり笑っているような顔に見えて、なんともまあ、愛嬌のあるやつ。
おなかがすくと、門番小屋の窓のふちに手をかけて、門番君をのぞくのだそうな。
それが、なんともかわいらしいらしく、4人いる門番君たち、みんなこの子に夢中。
こいつが来るようになって、それまできていたわんこたちが来なくなったと最初はぷりぷりしていた門番くんでさえ、最近は自宅から「わんこごはん」を持参するほど。

ただ、職場の前はかなり車どおりの激しい道。
特に朝早くは、スピードを出した車やバスが暗い道を走っていきます。
「でっかいちゃん」もこれまでに2度ほどミニバスにぶつかりました。
幸い大事には至りませんでしたが...

おまけに、この子、雨にも風にも巻けずに、じっと職場の門の前にいる。
他のわんこたちは、雨が降るとそれなりのところに避難するのですが、この子だけはどんなに雨水が強く流れていようとも、じっと門番小屋の申し訳程度の屋根の下にうずくまっているの。

現れたときから首輪をしていたし、一度は飼い主らしい人が現れたこともあるとか。
そのわりには、最初はがりがりにやせていたし、飼い主が現れてもまったくついていこうとしなかったということで、あまり良い待遇を受けていなかったのだろうとみんなで話していました。

みんなの人気者の「でっかいちゃん」ですが、その体がでかいだけに、とっても目立つ。
このまま「野良犬」にはしておけない。
というわけで、「でっかいちゃんの家族」を探していました。

今日、久しぶりに良いお天気になったので、洗車に行きました。
洗車やさんはかなりの敷地。
でも、夜は警備の人が一人いるだけ。
というわけで、「でっかいちゃんの家族になってくれない?」とたずねてみたところ、喜んで引き受けてくれることになりました。



早速、「でっかいちゃん」を車に乗せて、出発!
「でっかいちゃん」車のドアを開けただけで、ひらりんと自分から乗り込んできました。
で、洗車やさんについたら、自分から降りていくし。
昼間の間は門が開いているので、つながれているそうですが、夜には放されるとか。
何より、夜の警備さんが喜んでいました。

洗車やさん、ところによってはわりと人の出入りが激しかったり、お店自体も長続きしなかったりといろいろ難しいかなと思ったのですが、ここは従業員もわりと固定しているので、他のところよりは信用が置けるかなと思ったのですが...
まあ、雨が降ったときに、屋根の下にいられるようになっただけでも安心です。
今日のお昼は大盤振る舞いだったらしく、夕方様子を見に行った私が綱を緩めてあげたら、草を食べまくっていました。
かなり胸焼けした...?

5ヶ月間、雨にも負けず、強い日差しにも負けず、ずっとがんばった「でっかいちゃん」。
ちょっとラフなお兄ちゃん達のいる場所ですが、元気に楽しく生きていって欲しいです。
「でっかいちゃん」の新しい名前は「シェイキ」くん。
サッカークラブ、コリンチアンスの選手の名前だって!



コメント (4)
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