アマゾンわんわん日記 2018

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後悔できる幸せ

2014年03月20日 | 人間
知り合いのブラジル人の男の子が強盗にあいました。
男の子っていっても、もう25才過ぎの子だけどね。
私にとっては、男の子。

夜10時ごろに自宅の近くで、バイクで信号待ちをしていたところを強盗に襲われ、バイクを盗られたそうです。
幸い本人に怪我などはなかったそうですが、仕事ができるような状態ではないということで、今日は仕事に来ていませんでした。

彼はまだ働き始めたばかり。
一生懸命にためたお金で買ったのか、それともまだお金を払い続けている途中なのか、彼にとってバイクは財産。
財産であるとともに、マナウスでの生活では欠かすことのできない「足」でもあります。
一生懸命に磨いてピカピカにして、細かく整備をしていました。
「あんなに大切にしていたバイクなのに...」と私が言うと、彼の同僚君「そう、あいつはバイクを抱いて寝ていたんだよ。」と言っていました。
もちろん冗談ですけどね。
それにしても、がっかりしている顔が浮かぶようで、本当に悲しくなってきます。

こういうとき、人は「怪我をしなくて良かった、本人が無事でよかった。」と言います。
私も、まったくそのとおりだと思います。
でも、強盗にあった当人が本当にそう思えるのは少し後になってから。
最初は「どうしてあの時、あそこに行っちゃったんだろう。」とか「どうして、あんなもの持ち歩いていたんだろう。」とか思っちゃうんです。

でもね、それも「体が元気だから」こそだから。
後悔できるのは、まだまだ幸せなことなのかもしれません。

まだまだ若く、精神的にちょっと弱そうな、典型的なブラジル人の男の子。
この次に彼が仕事に来るのはあさっての予定。
立ち直って、がんばって仕事にこられるかな?

母親のように心配してしまうペケママでした。
コメント
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