アマゾンわんわん日記 2018

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継母による少年殺害事件

2014年04月22日 | ブラジル雑記
今日は、暑い!
いや、暑かった!
今は黒い雲が出てきて、今にも降り出しそうな空模様。
なので、午後のわんこ散歩もあっという間に済ませちゃった。
どちらにしても、お日様が出ているうちは、アスファルトが熱くなっているので、出かけられませんから。
(ペケ姉さんは、お留守番していました。)
家に戻った野良黒姉妹、お散歩が短くてパワーが有り余っているのか、しばらくの間じゃれあっていました。



仲良しで、母はうれしいわ。

*    *     *     *     *     *     *

さて、ここしばらく、テレビで話題になっている事件は「継子殺し事件」。
今月はじめ、ブラジル南部のリオ グランジ ド スル州の郊外の町で、11歳の少年が行方不明になりました。
少年が姿を消して2日後、父親が捜索願を警察に届けました。
それからまもなく、少年が住んでいた町から80kmほど離れた山中で、少年の遺体が埋めてあるのが発見されました。

第1の容疑者は、少年と最後にいたことが目撃されてた継母とその友人の女性。
警察が二人を呼んで取調べをした結果、二人は犯行を自白しました。

二人は、少年を連れ出し、その後、看護師として働いている継母が少年の腕に強い麻酔を注射。
この時点で継母は少年は死んだと思っていたそうですが、実はまだ息があったものと見られています。
二人は少年を山中に運び、穴を掘り、そこに投げ入れ、上から苛性ソーダをかけたそうです。
これは、発見されてもすぐに識別されることのないようにとのこと。
母親の友人は、この一切の手伝いを2万レアイス(薬100万円)で請け負いました。
警察は、手術医をしている父親も犯行に加わっていると見ていますが、現在までのところ二人の女性はそれを否定しています。
どちらにしても、周囲の人たちは、少年が行方不明になってからも、夜遊びやパーティーに出かける父親と継母を快く思っていなかったようで、当初から彼らの犯行ではとささやかれていたそうです。

少年の実の母親は、4年前に自殺しました。
死んだ母親の親族は、その後すぐに再婚した継母と少年の関係を心配し、親権を実の母方の祖母に委譲し、少年を引き取れるよう、裁判所に申し立てをしていました。
裁判所がその後少年と父親、継母との関係を調査し、一度は親権の委譲を命じかけたものの、その後の話し合いで父親が反省の色を見せ、少年と家族の関係の改善をすると申し立てたことで、少年は再び父親と継母と暮らすこととなりました。

ブラジルでは結婚も書面上の実の結婚ばかりでなく、事実婚も社会的には結婚と認められます。
そんな現状の中で、子供の親権養育権はとてもデリケートな問題です。
特に、18歳までは何をするのにも、実の両親(または裁判所の認める親権執行者)の承認が欠かせません。
子供が親の都合であちらにおいやられ、こちらに追いやられすることも、よくあります。
そのような中でも、子供はいつでも愛情を持って育てられるべきであると思います。

少年が昨年、学校の母の日のお祝いの会で「大好きな**(継母の名前)母さんへ」と書いたカードを掲げて、大きな声で歌っている様子が流れていました。
少年の心がこの継母、そして実の父親にも届かなかったのは、本当に残念です。
コメント
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