SNSでこんな画像を見つけました。
このおじいさんは、こうして毎日 歩けなくなった自分の犬と散歩しているのだそうです。
お手製のカートで、まるで本当に立って歩いているかのように、犬が乗っていられるようにして。
そして散歩の間中、ずっと犬に話しかけているのだそうです。
「今日はいいお天気だね。」
「風が気持ちいいね。」
「あ、水たまりがあるから よけていこう。」etc etc
私もそうだったな。
歩けなくなったペケ姉さんを「タオル歩行器」で補助しながら...
「今日は あそこの木のところまで 頑張って歩いてみようか。」
「お月様がきれいだねー。」
「昼間暑かったから アスファルトがまだ熱いねー」とか。
上の写真の犬のように 首が支えられなくなってからは、抱っこで毎日コンドミニオの庭をお散歩。
暑い日差しを避けたかったので、朝早く 日の出前か、夕方から夜にかけて外に出ていました。
近所の人たちも 私でなくペケちゃんに
「おっ、今日も頑張ったね?」
「今日の調子は どう?」
と 声をかけてくれました。
とってもうれしかった。
今日、用事があって 知り合いのコンドミニオに行きました。
訪問者の駐車場に車を停めて、ポルテイロ(門番)の部屋に声をかけます。
んん?
ポルテイロ君 誰かと話をしている。
電話?
のぞいてみると…
ドアの前にちょこんと座った猫と しきりに話をしていたのでした。
私に気が付いた時 すっごく恥ずかしそうな顔をしてたのが おもしろかったな。
* * * * *
動物は どんなに話しかけても 人間の言葉で返事をしてはくれません。
返事してるのかな?と思うような調子で鳴くこと、吠えることはあるけれども、本当のところ何を考えているのか、私たち人間にはわかりません。
それでもね、人間の中には 動物に話しかけなくてはいられない人がたくさんいるんです。
動物を安心させるために 幸せにするために。
そして、自分がもっともっと 幸せでいるために。