先日 ブラジルでファベーラに入って動画を撮るYouTuberが
多いという話をしましたよね。
あまりにも無防備で、無鉄砲行動だって。
イヤ 良いのよそれでも、本人が良いのなら。
真似する奴が出て来るかもしれないって?
イイじゃない、人まねしかできないようなやつが、何しようが?!
私が一番イヤだなーって思うのは、普通の人が住んで 普通の暮らしをしている場所を、「潜入」とか言ってさも恐ろしい所のような動画を撮って「ほら ボクちゃん こーんなすごいことやっちゃったんだぞー」と さも自分は勇気があるんだ的に世間に発表しちゃうこと。
それから 場合によっては誘拐されちゃって、日本政府が身代金払う羽目になったりしてね。
何をやるにしても、 個人の立場ではできないことが ほとんどですから。
さて もうニュースなどでご存じの方も多いと思いますが、ブラジルのお隣 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、「インパクトのある動画を撮りたかった」という理由でファベーラに入ろうとした日本人YouTuberの青年が強盗に襲われるという事件が起こりました。
事件が起こったのは ブエノスアイレスのビシャ31というファベーラ。
ここは市内でも有数の犯罪発生件数の多い場所なのだとか。
青年は ここを訪れる直前に電車の中で知り合った女性に、ガイドを頼みました。
女性の案内でビシャ31に足を踏み入れた青年。
ほどなく 突然出てきた男たちに 後ろから羽交い締めにされ、持っていた現金ばかりでなく パスポート・航空券などもみんな奪われました。
警察は案内をした女性や強盗を働いた男たちの行方を追っているそうですが、まず 捕まらないでしょうね。
YouTuber青年は怪我をしたそうで 怪我の程度は情報には出ていませんでしたが、でもまあ 命があって良かったという感じですよね。
行方不明になって、死体が出てこないなんてケースも多いですから。
何にしても、外国に行って 相手の国の尺度を無視して そこに無理やり日本の常識を当てはめてしまうような行動は どうなのかなって思いますよ。
こと南米に関して、長く住んでいるおとなとしては...ね。