29日から30日にかけての夜中、サンパウロ州内陸の街 アラサツーバ市で大規模な銀行強盗事件が起こりました。
犯人たちは7台の車を使い街中の3軒の銀行を襲撃。
街中の20か所に40個の爆薬を仕掛けました。
この仕掛けられた爆薬によって 自転車で通りかかった青年がひどい怪我をしました。
足を切断することになるということです。
その他にも警察はトラックに積まれたたくさんの爆薬を発見しました。
犯人たちは警察の反撃を避けるために住民を「人間の盾」として使いました。
住民を車のボンネットと屋根の上に乗せ、警察が銃撃してくるのを阻止しました。
また、ドローンを使い 警察の警備の状態を空から確認していたそうです。
犯人たちは夜じゅう街の住民たちを恐怖におびえさせました。
一夜が明け 騒ぎは収まりましたが、住民の方一人がお亡くなりになり 5人の方がケガをしました。
5人の方たちは多くがひどい怪我となっています。
夜が明け犯人たちのうちの何人かは警察に逮捕されました。
アラサツーバ市では多くの道路が爆発物の処理のために通行止めとなり、公立校も多くが休校となっています。
またコロナワクチンの予防接種も中止となりました。
夜が明け街の中は一見落ち着きを取り戻していますが、住民の中には強い恐怖に精神的に不安定な状態になっている人も多く、市は住民の精神面のサポートをする人たちへの対応をする施設も設置しているそうです。