終わっちゃいましたねー、TOKYOオリンピック。
閉会セレモニー なかなか面白かったですが、いまいち盛り上がりに欠けていたと思うのはペケママだけ?
まあでも 細かいことはさておいて、オリンピックの大会進行そのものを左右するような大きなトラブルが起こらなかっただけでも ありがたいことでございます。
さて、今回ブラジルは302人の選手団を日本に送りました。
選手の内訳は、スポーツクラブ所属者が多いということは知られていますが、実はこの中の3分の1、91人の選手は「ブラジル国軍」所属の選手でした。
今年においては91人中44人が海軍、26人が陸軍、21人が空軍です。
ブラジルでは2008年に国防省とスポーツ省がタイアップして「スポーツ強化選手プログラム」を立ち上げました。
この中で 国は有望な選手に十分なバックアップをし、国際大会においてメダル獲得に貢献できるよう育成していきました。
プログラムの成果はすぐに表れ、パンアメリカン大会などで多くの選手がメダルを獲得しました。
しかし、このメダルを授与されるとき 彼らがミリタールの常として敬礼をすることが大きな問題になりました。
ブラジルは1964年から1985年まで「軍政国家」でした。
政治の実権をミリタール「国軍」が握っていたんですね。
その時代の「軍国主義」を彷彿とさせる行為を国際大会ですることは、民主主義国家の選手としてふさわしいのか?と疑問に感じる人が多くいたのです。
特にボルソナーロ大統領が就任して以来「軍政国家への傾倒」を懸念する声が多く、そうした意味からも今回のオリンピックで選手の「敬礼」を疑問視する声が多く上がっているのではないかと思います。
確かに ほかの国の選手でメダルを授与されるときに「敬礼」しているのって見なかったような...
見た方いらっしゃいます?
「敬礼」していた選手が上部からすることを強いられてしていたのか、それとも表彰台に上がって国旗が上がって国歌が流れると「自動的に」敬礼しちゃうのか 定かではないですが、確かにちょっと違和感があったかもしれませんね。
まあ、なにはともあれ「メダルがとれた」から、こんな議論が持ち上がっているのですが。