ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Golden Compass (13) Fencing

2008-02-02 09:24:35 | 読書
うっ,そうですか,ダイモンってそんなに大事な物ですか! いないとホラーになるんですね!

しかしLyraは何とか恐怖に耐え,その子をとにかくそこから連れ去る事にします。しかし魚代を要求する村人。Lyraはよっぽどそいつを殺せ!と熊に言おうかとしたようですが(Lyraの,この正義観は良いですねえ)この子は連れて行くからいいでしょ,という事で収めます。

gyptianのキャンプに戻ると,大人達も少年を見ておののきます,が,Iorekに,みっともないぞ!と,たしなめられます。

翌朝,悲しいニュースが。。Farder Coramは,あの少年が亡くなった事を告げます。彼はずっとダイモンを待ち侘び,魚を手放さなかったそうです。Lyraは彼の遺体を見に行きます。ダイモンを無くすとはどういう事かと,悲しみにくれるLyra。。。ところが,彼がダイモンの代わりにしっかり抱き締めていた魚がありません。何故かにやけるgyptian達に,Lyra,怒り爆発。ようやく,1人が,犬にやったと告白。

ここでLyraは一計を案じます。コインに,彼のダイモンの名を刻んで,少年の口に入れます。Scholarのお墓を見た事がここで役立つとは。。

かわいそうなTony Makariosを荼毘にふし,gyptian達は出発。ところで,あの虫のようなスパイを閉じ込めた缶はどうなったか,確認。Farder Coramは,どこかの火の鉱山にでも捨てようかと思っていたそうです。LyraはIorekに話して,さらにコンパクトなサイズにしてもらいました。

Lyraは,Iorekに,父Asriel卿が捕まっているSvalbardについて尋ねます。IorekもSvalbardの熊でしたが,仲間を殺した咎で,ランクを奪われ,人間の世界で働いているのだそうです。
以前,Iorek達にとっては,鎧は魂だという話が出ていましたが,もし,誰かに取られた場合は,Nova Zemblaという所で作れるそうです。Lyraは「フェンシング」を挑みましたが,彼女に突き破れる代物ではありません。

ここで,Lee Scoresbyが,Stanislaus Grummanについて,面白い情報を提供してくれました。タタールは,人の頭に穴を開ける風習を持っていますが,仲間同士で行う神に近づく大事な儀式の為であり,決して敵にはやらないし,この儀式を施した人は決して殺さないとの事。つまり冒頭で,Asrielが示したGrummanと思われる人物の頭蓋骨は,偽物か,そうでなければ,タタール以外の何者かによって殺されたのだそうです。


Run!Run!Run!