ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Golden Compass (20) Mortal Combat

2008-02-10 22:32:54 | 読書
Iofur Raknisonは,戦いの準備をします。彼は豪華な鎧で身を固めます。戦いの会場には,雌熊達(Iofurの夫人達)も来てました。

そして,ついにIorek Byrnisonがやってきます。LyraはIorekに駆け寄り,自分のやった事,Iofurとの一騎打ちをアレンジした事を説明して謝ります,が,Iorekは,LyraをLyra Silvertongue(口八丁のライラ?(笑))と呼び,Iofurと戦うのは本望だと言います。

Iorekは,熊達に,自分が勝てば,黄金も,派手な宮殿も必要ない,と,宣言。
そして,激しい戦いが始まります。
Iorekの魂の鎧は彼にしっかりフィット,逆にIofurのお飾り的な鎧はフィットしてないようでしたが,それでも,戦いは,どう見ても,大きくて力の強いIofur Raknisonに有利に見えました。Iorekは腹に一撃を喰らってしまいます。そして彼は,びっこを引き,後ずさりを始めます。

これで万事休すか?と思われましたが,何と,IorekはIofurの裏をかこうとしていたのでした。熊は騙せない,のですが,人間のようにダイモンを持ちたいと願ったIofur Raknisonは,熊のその能力を失ったんですね。

Iorekは,敗退すると見せかけて,足場をしっかり固め,Iofur Raknisonを倒します。ここはちょっと残酷な表現だったぞ。(汗)。。。そして,熊達は,満場一致で,Iorek Byrnisonを新しい王様として迎えます。

熊達は,宮殿を壊しに取り掛かりますが,慌てて止めるLyra。人間が何人か捕まっているんですよね。(汗)ここでRogerが現れます。彼は,Iorekと一緒に風船から落ちて,向かって来たのでした。

そして,一段落付いて,仮の王座に付いたIorekの前で,Alethiometerを使って,Scoresbyや,魔女達や,Coulter夫人がどうしているかチェックです。Scoresbyは無事。魔女は,こちらの味方もいますが,敵もいます。Pekkalaは敵に襲われたようですが,どうなったのか読めません。Coulter夫人は,こちらに向かっている様子。そしてもう1つ,何か非常に気になる気配があるのですが,Lyraは読めません。


The Golden Compass (19) Captivity

2008-02-10 09:50:17 | 読書
Lyraは,よりによって,熊王Iofurの宮殿の真っ只中に落ちて来たみたいですね。(^^;)

すぐ下に,岩でできた,立派な建物。海鳥の糞だらけはご愛嬌です。(熊さんだからねぇ)エレガントな鎧の熊さんはたくさんいましたが,Lyraは,どの熊さんより,血の付いたへこんだ鎧を着ているIorek Byrnisonは,本物の戦士だと思えました。

独房に入れられたLyraは(熊さん達が人間のサイズを認識しているのは不思議ですが)すぐ仲間の居場所をAlethiometerで確認。何と彼らは,1日分も離れた場所にいて,とにかく無事。Iorek Byrnisonは,こちらに向かっている模様。

しかし,こんな所に,別のお客さんがいるんですね。(笑)それもJordan Collegeにも顔が通る,Gloucester大学の教授。彼は,すっかり気がおかしくなっているようですが,Lyraは大変貴重な情報をゲット。(この本はファンタジーですねえ(笑)今頃納得。)Iofur Raknisonが,Asriel卿を拉致しているのは,Coulter夫人にのぼせ上がったから,でも彼はAsriel卿にも色気があり(笑),彼の欲しがる物を全て与えているのだそうな。でっ,Iofurが欲しいのは,ダイモン! あああ~バカな熊だ(笑)こんな奴が熊の王だって? 恥ずかしい。

一方,Iorek Byrnisonについて教授に聞いてみると,彼は追放の身であり,Iofur Raknisonに会う事すら許されないだろうと言います。

そこで,Lyraはある計画を立てます。彼女は,大胆にも,Iofur Raknisonに面会を申し入れます。餌はIorek Byrnisonの話題。何と,彼女はIorekのダイモンだが,実はIofurのダイモンになりたいと言い,その為には,Iorek Byrnisonとタイマン勝負をする必要があると,吹き込むんですね。

もともとIofurはそんなレベルですから,あっさりこの計略に乗ってしまいます。

この本,全般的なボキャブラリは,そう難しくないのですが,王座の記述の辺りは,見覚えのない単語のオンパレードでした。(笑) 王座の様子や,Iofur Raknisonや,取り巻きのファッションには笑ってしまいましたよ。ごてごての絨毯? 金の鎖にズラ? 鎧を自分の魂だというIorekに比べたら,かなりレベルが違いますね。

。。。と,プルマンさんの道徳観にしっかりハマっている自分に気付くのでした。(笑)


Run!Run!Run!