ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Three Musketeers (10)

2008-02-20 23:11:57 | 読書
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アトスは、ダルタニャンと話をするのに良い場所を探します。まず、4人である宿屋へ出掛け、何故かその先にある陣地を取れるかどうかで、男達と賭け。で、朝ごはんを作ってもらって、ピクニックのように出掛けて行きます。何を考えているかと思いきや、これで、誰にも盗み聞きされない場所を確保。しかも、誰かに襲われると心配するダルタニャンには、前日戦闘があって、死体と一緒に武器が残っているはず、と。

アトスの話とは、ダルタニャンに,ミレディはバッキンガム公を暗殺しようとしている事を伝える事,そして彼がミレディを確認した時取り上げた、リシュリュー卿の手紙です。これは,彼女が役割を果たした後に見返りに使える予定の物でした。そこには「この者は私の命令下にあり、国家の為に善き事をしてきた者である」これを奪う事により、ダルタニャンや三銃士がミレディの意図で刑罰を受けるのを免れる事ができるというわけ。しかも、これは持っていると、いろいろ利用価値がありそうです。(笑)

で,いろいろ話し合った結果,とりあえずバッキンガム公ミレディの義兄ウィンター卿に義妹がイギリスに渡ったので,行動に注意するように忠告する事と,フランス王妃に忠告する事に決定。陣地は度々敵の襲撃に遭いましたが,話し合いが終わったら,彼らは死体に銃を持たせて去ります。キャンプに戻ると,ついにダルタニャン銃士に昇格決定です。


The Three Musketeers (9)

2008-02-20 00:07:02 | 読書
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今日エリザベス:ゴールデンエイジを観てきたんですよ。映画の感想は別ブログに書くとして,このお話当時のイギリスはどうなっていたのかをちょっと調べてみたら,あの映画はちょうどこの歴史上の出来事のお話なんですね。三銃士のお話はちょうどその40年後という設定です。この時イギリスの王家はどうなっていたかと言うと,エリザベスでチューダー王朝が終り,あのいわくつきメアリ・スチュアートの子孫(スチュアート王朝)の時代に入りました。この時の王様は,ちょうどその春に代替わりして,孫のチャールズ1世だそうです。

ラ・ロシェルの戦いとは,フランスの国王派とユグノー派との戦い。平たく言えば,当時の典型的な争いの種,カトリックとプロテスタントの争いです。しかし裏では,リシュリュー卿とバッキンガム公との意地の張り合いだったり。。

ダルタニャンは銃士隊に入れる事は決まっているものの,まだ正式辞令が降りてないので,三銃士とは別の部隊で戦います。今までゆっくり流れていた時が,あっと言う間に6月から9月。

ある時,ダルタニャンは,前線の先にある陣地に,本当に敵がいるかどうかを視察するという危険な任務を負い,志願した4人と一緒に出掛けます。途中で2人消え,怖くなって逃げたかと思いますが,帰りにその2人に襲われます。ミレディの刺客でした。防戦の末,1人死に,もう1人ブリスモンという男を助けます。彼らはボナシュー夫人の誘拐に関わっていて,彼女が修道院にいるという情報をもたらします。

そして11月。ダルタニャンの元に,ある宿主から,三銃士からだというワインが届けられました。彼はすっかりなついたブリスモン等と共に,ワインで乾杯したその時,王の部隊がやってきて,三銃士と再開。ところが彼らは,ワインは送ってないと。急いで部屋に戻ると,ブリスモンが苦しみ抜いて彼を恨みながら死んでしまいました。これもまたミレディの計略とみた彼らは,作戦を立てます。

王様がやってきましたが,戦況は‥よくわかりませんが(^^;),一進一退なのでしょうか。銃士隊はちょっと暇なようです。(笑) ある時,アトス,ポルトス,アラミスは,良い酒場兼宿を見つけ,そこで混乱に巻き込まれ,女性を助けますが,その帰り道,何故か枢機卿に遭遇。彼らは枢機卿にお供するハメになりました。実は女性はミレディでした。彼らが待機している時,まあ何という事!(爆)上の階で枢機卿がミレディにバッキンガム公を丸め込めと命令しているのが丸聞こえ。アトスはパトロールを装って一旦そこを離れ,皆が戻った隙に,大胆にもミレディと対面。確かに昔殺し損なった元妻である事を確認します。


Run!Run!Run!