ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Golden Compass 感想

2008-02-11 15:44:55 | 読書
理科系の難しい言葉が一杯で(え,私も理系ですが(^^;))ファンタジーと言うより,SFっぽい感じでした。

以前,イギリス人の英会話の先生,つまり,一応,大人の男性ですよ。その彼から(イギリスの)子供向けの小説では,ヒーローは絶対死なないという話を聞いた事があります。当時ハリポタ4巻の時代でしたが,彼はその結末が非常にショックだと言ってました。もし彼が,ハリポタより少し前に出版されたこの本を読んだら,。。。いやあ,大ショックでしょうねえ。(汗)この本,児童小説と言うには,かなり衝撃的だと思いますが,お子さん方は大丈夫だったのでしょうかねえ。

主人公は,とても,好きですね。(^^)
気が強くて,(特に男性は(笑))引く人もいるかと思いますが,揺るぎのない正義感が気持ち良いです。

魂を体の外にダイモンという形で持つというのは,楽しそうという気持ちより,いろいろ面倒臭そうだな,と,思う気持ちの方が強くなってしまいました。満員電車はヤバイですよね。イヌ科,ネコ科がうじゃうじゃいたりしたらそれだけでも大迷惑なのに,象とか大型動物のダイモンを持つ人がいたらエライ事になりますね。(爆)

Lyraの両親は,両親共,子供を犠牲にする事を何とも思ってない人達で,すっかり呆れてしまいます。でも,こんな親を持っていても,Lyraがしっかり真っ直ぐに育ってよかったと思います。この頃のファンタジーは,主人公が孤児でも,親は皆(人間的に)立派な人達ばかりで,実はちょっと疲れていた所です。親がろくでなしでも,スゴイ子供が育つ事もあるんだ,という,この設定は,ちょっといいなあと思います。

さて,次の巻では,Lyraは「Asriel卿より先にDustを見つける」為に,もう1つの世界に行くようですが,いろいろな出会いがありそうで楽しみです。ただ,Dustってそんなに魅力的な物なのでしょうかね? Couldter夫人率いる教会の人達は,Dustは「原罪」の象徴って考えているようですが,彼らの世界の人達のダイモンって,その人の人格が現れていますよね。ダイモンを通して人格を知られてしまったら,そっちの方がよっぽど葉っぱで隠したいと思いますけどねぇ。。。(笑)

映画の始まる前に読み終わる事ができて何よりです。

ところで,映画の方,Lyra役のダコタちゃんはかわくて○,ですが,大人役の俳優さんに,ちょっと有名俳優ばっかり多いかなあ。。。?とややへそ曲がりに考えてしまう私でした。


The Golden Compass 残り3章まとめて。。

2008-02-11 11:06:17 | 読書
Iorekと,若い熊2頭,それぞれに,Lyra,Rogerが乗って,Asriel卿の居場所へ出発。いよいよ,LyraとLord Asrielのご対面。召使Thoroldは素直に歓迎してくれましたが,Asrielは何故か大慌て。Asriel卿と話をする前に,LyraとRogerはお風呂に入るよう勧められます。この時何故かRogerは,Asriel卿が怖い,と。LyraはAlethiometerを見ようかと言いますが,彼は拒否。

Lyraはようやく父と対面を果たしますが,彼は,彼女が考えていたような「お父さん」ではありません。この人は愛せない,と,思います。。。。う~ん,やっぱり,Dustって,アレなんですよすね。この世界の聖書には,何故かダイモンの事も書かれているんですね。(^^;) 父は,オーロラの向こうの世界からDustが降ってくると思っていて,その出所を調べる為,「向こうの世界」に行く道を作ろうとしているのだとか。

Lyraは一旦眠りに就きましたが,Thoroldに起こされます。なんと,Asriel卿がRogerを連れ去ったって? この文,名セリフというのではないですが,気に入ったのでメモ。
Now, Lyra's head was of full of a roar

使えるな。(爆)
彼女はAsriel卿の意図を理解します。彼は,「道」を開く為に,子供を必要としているのですね。だから最初にLyraを見た時,慌てたわけ。でもRogerを見て,してやったり。(汗)

急いでIorek,お付きの熊達と一緒に後を追いますが,邪魔者が入ります。Pekkalaとは違う敵方の魔女達と,Couldter夫人のZeppelin。熊達は訓練されたスキルで(熊が空からの攻撃に対して訓練されているというのも不思議ですが(^^;))Zeppelinを撃ち落します。ご存知のように(笑)飛行船は,飛行機と違い,落ちても乗員は助かる事が多いんですよね。という事で,出てきたタタール兵やCoulter夫人その人と,Iorek達は戦いを続けています。

でも,Lyraは,Asrielを捕まえなくてはなりません。Iorekは彼女を連れてきますが,最後に細い橋。ここはIorekは渡れません。。という事で,彼らはここでお別れ。Scoresby,Pekkala,John Faa,Farder Coram。。その後が気になりますが。。

これ以上は書くのやめておきます。(汗)


Run!Run!Run!