ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

GOF CD : 36: The Parting of the Ways

2004-11-18 22:18:46 | ハリポタ4巻
***4巻5巻既読前提,6巻ネタバレ+予想ネタもありますので注意。***
この章の初めに,この時のHarryの状態を説明している文章があります。14才の少年が,一晩に2度も殺されそうになるのはどんなに辛い事かという事を改めて認識させられます。
Dumbledore先生は自分のオフィスで,Siriusを交えて3人,Harryが何を見たかを聞き出します。Siriusほどの率直で勇猛な人でも引いてしまうような真実を,Dumbledore先生はきっちりと引き出します。ただし,Voldemortの事を,と言う時は,目をそらしていました。(この時から始まっていたんですね!)この,彼が目をそらす理由は,5巻の終わりを読めば,なるほど~と思います。

この間,Fawkesが何気にHarryを癒します。Fawkesの温かみが,Harryはひどく疲れているという事を逆に思い起こさせます。

ところで,Dumbledore先生は,そのSiriusが引いた所で,不思議な反応をしますね。WormtailがHarryの血を採ってVoldemortの再生に使ったという所。偽Moodyもこれに関して質問していたのが思い出されます。おかげでVoldemortがHarryに触れるようになったと聞いて,何故かちょっと嬉しそうです。これはかなり重要なポイントなのでしょうか?

その後,彼ら(Siriusは犬の姿で)は保健室へ行き,待っていたMolly,Bill,Ron,Hermioneに,当分Harryに質問する事は禁じて,Harryには休むよう指示します。Harryはお休み。‥さてこれで一件落着と思いきや‥‥

‥何やら3巻の「猫鼠犬狼男騒動」(^^;)の直後の保健室のシーンがフラッシュバックするような展開ですが,またしても,Fudge大臣とSnape先生乱入。今度はすっかり取り乱したMcGanagall先生も一緒です。
何と,Fudge大臣はCrouch Jr.にDementorを仕掛けたのでした。(だから3巻のあのシーンと同調したんですね)

(今回もいいタイミングで)Dumbledore先生が現れ,その場を収めようとするのですが,Fudge氏の様子が変です。Dumbledore先生はVeritaserumを使ってCrouch Jr.から聞きだした話やHarryの話は十分に信憑性があると説明するのですが,Fudge氏はCrouch Jr.を精神異常者(lunatic)と言って,全く信じようとしません。そしてHarryの方を何度も何度も見ながら(ここら辺の表現がとても巧いです),彼はParselmouthで,額の傷で頭がおかしくなった少年で,信用できないと言い出します。

前の章ではCedricが死んだと無遠慮に騒いでいましたが,Fudge氏は人の痛みを全く気にかけない人なのですね。Harryは殺されかけたという事に,たとえ幻覚と思っていたにせよ,全然配慮がありません。

Fudge氏はさらに,せっかく13年かけてきれいに整理した魔法界を壊す気かと言い出します。ここでSnape先生,大変勇敢な(と私は思いましたが)行動に出ます。自分の腕のDark MarkをFudge氏はもちろん,皆に見せ,これがVoldemortの帰った証拠と言って突き付けます。しかしFudge氏は引いてしまいます。Dumbledore先生は今彼がそれなりの行動をすれば,将来,歴史に残る勇敢な魔法大臣として称えられると言います。せっかくFudge氏の野心的だけど細やかな性格に気を遣っての発言だったのですが,彼は聞き入れず,ついに,2人は別々の道を歩む事になります。

Fidge氏がいなくなった後,Dumbledore先生は,"不思議な"指示を始めます。

まず,Billがお父さんに話をする為に即旅立ちます。(おそらく上司のFudge氏の手が回る前にという事ですね)Madam Pomfreyに,DobbyにWinkyの面倒を見るように頼ませ,彼女が出た後(Siriusの正体を見せる人を選んでますね)Siriusを人間の姿に戻させます。MollyとSnape先生は驚きます

そしてDumbledore先生はSnapeとSiriusに,ホントに不思議な指示を出します。
Snape先生はこの後どこに何をしに出かけたのか,いまだに謎です。
Siriusには,Remus Lupin,Mundungus Fletcher,Arabella Figgに「警告」するように言います。全て既出の人物ばかりですが,ここで,いつもArthurおじさんに迷惑をかけていたMundungus Fletcherと,Dursley家のご近所さんのMrs. Figgは,実はDumbledore先生の(スパイ)仲間だったという事がわかりますね。ただ,Remus Lupinには何の警告を出したのか,まだ明らかになってないような気がします。彼だけに限りませんが,Orderのメンバーの個々の役割は,まだ読者には知らされてないと思います。

さて人々が慌しく去った後,MollyおばさんはHarryを優しく慰め,というよりは癒します。お母さんの温もりを知らないHarryにとって,それは本物のお母さんのような暖かさでした。Fawkesの癒しと同様,Harryの味わった苦痛の重さを改めて思い出さされました。
‥で,4巻を読んだ当時,私が「あることの伏線」と勘違いしたシーンです。Hermioneが何か大きな音を立て,Harryは「本物のお母さんのような暖かさ」から引き離されます。いやこれは確かに,もし伏線だとしたら,ちょっと凝った間接的な伏線だったのですが,‥‥私はストレートに,5巻で亡くなるのは,Mollyおばさんだと思ってしまったのでした。

ところで,次の章で語られますが,実はHermioneは,この時Rita Skeeterを捕まえたのでした。彼女は一体いつから,これらのシーンを見ていたのでしょうね? Harryが偽Moodyに連れ去られた時からずっとついてきていたのでしょうか?
1番心配したのは,彼女はこれでSirius Blackの事と,彼とDumbledore先生の関係を知ってしまったので,これを世の中にばらされると困るという事でしたが,Siriusの事については,今となっては心配する必要はありません。(泣)
また,6巻に入ったら<6巻ネタバレ>Black屋敷のその後について語られるという事なので</6巻ネタバレ>Sirius Blackについては一件落着するんじゃないかと予想してます。Wormtailが生きている事や,Voldemortが復活した過程がきっと公になって,彼の汚名は晴らされると期待してますので,(そうなれば)この夜彼女が知った事は,全てもう隠す事はないんですよね。


ゲド戦記,読めるかな‥

2004-11-18 01:17:32 | ゲド戦記・Le Guin
ハリポタ,指輪と来たら,もう1つの超有名ファンタジーも原作は英語とわかりましたので,挑戦してみようと思います。

でも,ただでさえ,既に読んでいる本が2冊,ハウルを読もうというお誘いもあるので,どうなるか微妙ですが,とりあえずシリーズ1作目のA Wizard of Earthseaをゆっくり読もうと思います。

しかし,とにかく,日本語タイトルからは元タイトルが全然想像できなくて,困った(笑)シリーズです。

影との戦い   : A Wizard of Earthsea
こわれた腕環  : The Tombs of Atuan
さいはての島へ : The Farthest Shore
帰還      : Tehanu
アースシーの風 : The Other Wind
ゲド戦記外伝  : Tales from Earthsea

あっちのブログでも言ってますが,私はファンタジー読みではなくて,今までファンタジーと言えば,宮崎アニメの他は,実は,C.ルイス,J.K.ローリング,J.R.R.トールキン位しか読んだ事ないんですよ。

という事で,アメリカ発のファンタジーは初めてなんですよ。今まで親しんできたイギリス発のファンタジーと何か違いがあるのか,比べるのも楽しみです。



TOEIC860:Month3 Week1

2004-11-17 23:09:20 | 英語・TOEIC
今週の課題は,オフィスの引越しです。
ここにきて初めて,間違えまくり(汗)
どーもこの頃,リスニングが不調かも,です。
ただ,言い訳をするようで申し訳ありませんが,上司と職場の人でパソコンの数に関する考えの違いがあるのに,どちらを取っていいのかよくわからなかったりするんですよ。
仕事が忙しくてちょっと溜まってしまった(その割に本を読んだり,BLOGを更新してる(笑))ので,続いてWeek2もすぐに片付ける予定です。


Dogsbody(星空から来た犬):15章

2004-11-17 22:52:39 | 読書
Siriusと兄弟の犬達,そしてKathleen,Basil,Robinは,「緑の光の中」にいました。そこには犬達を呼び寄せた主(Master)がいます。そして。。。。ついに,Zoiが見つかりました。それは,隕石の形をしていました。
Masterは,自分はZoiを使えないと言います。Siriusはそれを聞いてびっくり。(彼はMasterが使えると思っていた)そしてMasterは3人の人間の子供達に,何か望みの物をあげようと言います。Robinは子犬が欲しいと言います。BasilはZoiが欲しいと言いますが,Siriusはこれに反対し,Masterに自分にZoiをくれたらBasilに何か似たものをあげるからBasilにZoiを渡さないでくれと言います。Kathleenは何も望みはないと言います。
するとMasterは,ZoiをSiriusに渡さずにKathleenに渡します。
その時,Siriusの相棒とNew-Siriusが来て,皆を殺そうとしますが,KathleenがZoiを掲げると,何と,彼らは小さくなって消えてしまいました。それを見たMasterはKathleenに,Zoiを使って自分を闇の世界から昼の世界に連れて行かせてくれと言います。Kathleenは迫ってくる彼を避けようとします。その時Zoiが反応し,Masterは消えます。

ついにZoiが見つかりました。生物ではなく,石のような物体だったのですね。それにしても,何故KathleenだけがZoiを使う事ができるのでしょう? (これは自分で考えろという事でしょうか)


HoME6 : I. A Long-Expected Party (5)

2004-11-16 23:37:18 | Tolkien・HoME
第3稿続き
誕生日パーティの前バージョンとの違い
主な物は以下の通りです。
  • 谷間の国から来た贈り物についているマークは,王様のイニシャル"B"からDaleの"D"に変わった。
  • ホビット達の名字が整理され,招待されたホビット達の中に,Bolgersが登場。
  • ビンゴ(いずれはビルボのセリフになるんだけど)誕生日での挨拶が,"I am leaving after dinner."が"I am leaving now."へ変更

こんな記述もありました。
ビンゴはとても注意深く彼の宝,本,絵,おもちゃを捨てた。これらの多くはMarmaduke Brandybuck(メリーの前身)へ行った。

そして第3稿の最後はこのように書かれています。

(パーティで姿を消した後)ビンゴは袋小路屋敷で自分のジョークを楽しんでいました。こういうおバカな性質はトゥック家から受け継いだもの,そして彼は自分の誕生日パーティに全財産はたいてしまいました。こういう性質(気前よさって言うのでしょうか)はブランディバック家から来たもの。結局彼に残ったのは,チョッキのボタンと,銀の小銭入れと,指輪だけでした。

そして彼は,その夜,袋小路屋敷の鍵を置いて出て行きます。

ほほう,トゥック家の向こう見ずさとブランディバック家の思いっきりのよさがビンゴに受け継がれたんですね。正式版では,よくわからなかったけど,それで,結果的に,トゥック家のピピンとブランディバック家のメリーが,フロドにお供する事になったんですね。

ふと気が付いたのですが,この時点では文章はまだホビットの冒険と同様,一人称になっています。正式版は,執筆はフロドなのでしょうが,主にホビット達が代わる代わる語ったような作りになっています。

それにしても,一体いつ,誕生日パーティはビルボのパーティに戻り,ビルボの息子ビンゴはビルボのおいフロドになるのか。。。。

第4稿
前回まで,
When Bilbo, son of Bungo ...
When Bingo, son of Bilbo ...
だった書き出しが,
When Bingo Bolger-Baggins of the well-known Baggins family ...
という書き出しに代わります。

ビンゴという名前はまだ健在なようです。しかし,Bingo Bolger-Bagginsとは?

ビルボは99才の時,27才の甥ビンゴ・ボルジャーを養子にし,ビンゴ・ボルジャー・バギンス(Bingo Bolger-Baggins)と名前を変えさせます。
ビンゴ・ボルジャーはプリムラ・ブランディバックとロロ・ボルジャー(Rollo Bolger)の息子でした。父はとても地味(unimportant)な人。プリムラ・ブランディバックは,ミラベラ・トゥック(トゥック翁の美人(remarkable)三人娘の1人)の娘でした。

ビンゴの両親に何があったのかは,正確には伝えられてなく,ロロ・ボルジャーは食べ過ぎで若くして死んだとか,または太り過ぎでボートが沈んだと言われてます。(この名残がおでぶちゃんFatty Bolgerになって残っているんですね)

‥またwisdom-teethのカット話が出てきます。(笑)

今度はかなり正式版に近づいたようです。文章も,また一段と読みやすくなってきました。ただ,まだお誕生日パーティはビンゴのだし,気が付くと,第2稿に登場したはずの,ガンダルフがいないですね。

Dogsbody(星空から来た犬):14章

2004-11-16 23:13:43 | 読書
Miss Smithは手紙を書いてます。そして彼女はDuffield家に電話をかけますが,例のいらいらした声。
その夜,誰かがMiss Smithの家にやってきます。Robinでした。彼は,KathleenとSiriusがいなくなった事をとても悲しんでいたのです。Robinは片っ端から電話をかけ,Miss Smithの家を探り当てたのでした。
しかし,もう1人。なんとBasilでした。Basilもまた悲しく思っていたのです。
Kathleenは,兄弟の為にDaffield家に帰る決意をします。Siriusは外に出る機会をなくしてしまいました。
ところがその時,3人は眠ってしまいました。Siriusは千載一遇のチャンスとばかりに外に出ます。川辺には白い犬達がいました。しかし彼の相棒の臭いがします。彼は兄弟犬達と一緒に走り出しました。相棒がSiriusの息の根を止めようとしますが,どれがSiriusかわかりません。やがて犬達は相棒を離れ,誰かに呼ばれるがままに進んでいきました。
その頃,Miss Smithの家では3人が起きて,Siriusがいない事に気がつきます。3人はSiriusを捜しに表に出ました。そして,彼らはとうとうSiriusを見つけました。

ここに来て,Robinはもちろん,BasilもKathleenの事を好きだったってわかります。特に,BasilがSiriusの事を「こんなに」好きだったなんて,とびっくり,嬉しく思いました。


GOF CD : Chapter 35: Veritaserum

2004-11-16 23:08:52 | ハリポタ4巻
***5巻既読前提です。***
Hogwartsに帰ってきたHarryは(かなり体調が悪そう)Dumbledore先生が来るのを見ます。彼はVoldemortが帰ってきたと訴えます。一方,Fudge氏も来ます。彼はCedricが死んでいると騒ぎ,Harryに彼を放すよう言います。HarryはCedricを両親に渡すまでは,と言いますが,Dumbledore先生は,Cedricを助ける事はできないから,と諭します。

Dumbledore先生は,Harryにそこに留まるように言いますが,Moody先生がHarryを自分の部屋に連れています。Harryは今までの出来事を聞かれるままに答えるのですが,まずHogwartsにDearh Eaterがいる事をDumbledore先生に伝えるべきだと思い出します。

彼はMoody先生の様子が何かおかしいことに気が付きます。
Moody先生はVoldemortの事をDark Lordと呼び,彼がDeath Eatersをどう扱ったかを聞こうとします。Harryは自分をTriwizard Tournamentに参加させたのはKarkaroffですかと尋ねますが,Moody先生はそれは自分だと言います。Hagridにドラゴンの情報を与えたのも,Cedricに卵の事を教えたのも(Cedricはきちんとした子だからドラゴンのお返しはすると期待した)彼。NevilleにGillyweedの本を与えたけれどこれはハズレ。仕方なく,Dobbyを別の用で呼び,わざと彼の前でGillyweedの話をしたり,第3タスクでは他のチャンピオンが勝てないように細工したのも彼自身だと‥‥。

彼はDumbledore先生の友達,最高のAurorではなかったか? と信じられないHarry。Moody先生はさらにHarryを殺そうと迫ってきます。。。

その時,"Stupefy"の呪文と共にドアが開き,Dumbledore先生,McGonagall先生,Snape先生が入ってきます。Dumbledore先生はあっという間にMoody先生にStunning Charmをかけたのでした。Harryは「この時初めて何故Dumbledore先生はVoldemortが恐れる唯1人の魔法使いなのか」悟りました。そして彼は「これはMoodyではない」と言います。彼はMoody先生がHarryを自分の目の届かない所へ連れて行こうとした時,確信を持った,と言います。McGonagall先生はHarryを保健室へ連れて行こうとしますが,Dumbledore先生は
Understanding is the first step to acceptance, and only with acceptance can be recovery.
(これは彼の名ゼリフの1つですね)と言い,Harryに真実を見せる事にします。(何故彼がVoldemortに関しては,Harryに真実を告げる事にこだわったかは,5巻のラストを読むとより理解できます)

Dumbledore先生は,次にMcGonagall先生とSnape先生に奇妙なお願いをします。McGonagall先生には,Hagridのかぼちゃ畑にいる黒い犬を彼のオフィスに連れて行くよう言います。(この場に呼ばなかったのはさすがDumbledore先生,賢い判断ですね)Snape先生にはVeritaserumと,台所からWinkyというHouse-elfを連れてくるよう言います。

どーも最近Siriusというと,Effulgency!と呼びたくなるんだが‥(笑)

待っている間,Dumbledore先生はMoody先生のトランクを調べます。7つの鍵のついたトランク(これ魔法使いの世界で1番欲しい物だな(笑))で鍵ごとに異なるコンテンツが現れます。7つ目に現れたのは,なんと,小さな部屋と,その中に横たわっていたのは,髪の毛を抜かれた本物のAlastor Moodyでした。Dumbledore先生は,彼はPolyjuice Potionを使っていたのだよ,と言い,本物の髪の毛が必要なのでこうして生かしているのだろうと言います。

それにしても,あたかもHarryがPolyjuice Potionを知っている事を知っている,というような口ぶり!(笑) どうせ,Snape先生が,自分の保管庫からPolyjuice Potionの材料が盗まれているのを見て,かねてからMoodyは偽者だと訴えていたのでしょうが,ついでに,Harryがそれを盗んだ事があるとチクっていたんでしょーね(爆)

すると,偽者のMoodyの体に変化が訪れます。元に戻ったimposter(詐欺師)の正体を見て(スフィンクスのなぞなぞも伏線だったんですね→これってMoodyは偽者と知っていたSnape先生の差し金?)Harryはびっくり。何とPensieveに出てきたCrouch氏の息子でした。

戻ってきたSnape先生,思わず,「Crouch!」お知り合いだったんですね。(さすがに彼は,正体までは見抜いてなかったようですが)そしてVeritaserumの登場です。

Crouch Jr.はだらだら~と今までの真実を語ります。
彼のお母さんは,自分の余命いくばくもない事を知り,Azkabanにいる息子と交換する事を夫にお願いします。Crouchパパは奥さんを愛していて,願いを聞き入れます。何と魔法界の正義の象徴だったCrouch氏が,自ら息子の脱獄を幇助するんですね。そしてPolyjuice Potionを使って2人を交換。(Polyjuice Potion,ホントにこの巻ではポイントですね)やがて奥さんは亡くなり,Crouch Jr.として埋葬されます。これはSiriusの目も欺きました。

家に帰ったJr.に,パパはImperius Curseをかけ,透明マントに隠します。パパついに重大犯罪です。しかしある日,パパの留守中にJr.はBertha Jorkinsに見つかってしまいます。パパはBerthaにMemory Charmをかけてしまいます。

Jr.は「いい子」にしていると,ご褒美にたまに外出できたようです。透明マントに隠れてのQuidditch W-cupもそうしたご褒美でした。Harryの杖を盗んだのは彼です。‥と,彼はその夜,Death Eatersの愚行を見ます。かねてから彼等のいい加減さに怒っていた彼(たとえ悪の道に落ちようと,潔癖感はパパ譲りですね)はDark Markを打ち上げます。Crouchパパはどうやら彼の仕業と見抜き,所在を突き止める為に草むらをあさる行動をしたのでした。

Jr.の夢は,Voldemortに仕える事でした。
ある日,彼の許をWormtailに抱かれたVoldemortが訪れます。今度新しい先生になるMoodyに化けてHogwartsに入り,HarryをVoldemortの所へ送る仕事を依頼されます。彼は喜んで引き受け,逆にパパがImperius Curseにかかってしまいます。

ある時,CrouchパパがDumbledore先生に真実を告げに行こうとしている事をVoldemortサイドが見抜きます。Wormtailはうっかり逃がしてしまいます。彼らは慌ててHogwartsにいる偽Moodyに連絡を入れます。Crouch Jr.はHarryの行動に注意しながら(どうやらHarryの後をつけていたようですね,で,Snape先生がCrouchどうのこうのと言えたワケか),隙を見てパパを殺害,遺体を骨に変えてHagridの畑に埋めます。

そして第3タスクの日,カップにPortkeyの魔法をかけ(実際の方法は5巻でDumbledore先生がやってますね),準備万端,のはずでした。。。


Dogsbody(星空から来た犬):13章

2004-11-16 00:29:23 | 読書
Siriusは警官と家に帰ってきました。Duffield家の人たちは泥棒に入られたと思っていたようで,KathleenもRobinも,BasilやDuffieldさんさえ彼を歓迎してくれました。TibblesはNew-Siriusの一撃をすんでの所でかわしましたが,ソファが焦げ,彼女の毛皮の焦げてました。Siriusは彼の中の星の力が彼女を癒してあげられるとわかり,傷ついた背中を舐めてあげました。その時テレビではアイルランド人の脱獄のニュースを報じていました。
次の日,Siriusはもうこの家にはいられないと悟り,出て行こうとしたのですが,Solが事情が変わったと引き止めます。Kathleenがいつもより早く帰ってきました。何だか彼女の様子がおかしいです。彼女は付き添ってきた女性にSiriusを紹介しました。(その女性は一種のカウンセラーだったようです。)いぶかしがるSiriusに,Kathleenは彼女の父が死んだと言いました。前日の脱獄騒ぎで警官に撃たれたそうです。
DuffieはKathleenが帰ってきたのを見るなり,いきなり冷たい態度を取りました。あの女性は彼女を慰めるように言ったようですが,DuffieにはKathleenの面倒を見るのが我慢できないようです。さっさとRobinの部屋を掃除しろと命じるDuffieに,Kathleenはついにキレました。彼女は箒を持つと,Duffieの店の焼き物を壊し始めました。DuffieはKathleenを箒で打とうとしますが,Siriusは噛み付きます。
2人は家を飛び出しました。行くあてがないというKathleenを,SiriusはMiss Smithの家に連れて行きます。Miss Smithは快く彼らを家に入れました。中にはBruceがいました。Kathleenが話をすると,Miss SmithはDuffieの焼き物を破壊したと聞いて喜びました。彼女はそれは町で1番恐ろしいものと思っていたそうです。そして,Kathleenを家に置いてあげると言います。

Duffieってホントにヒドイヤツですね。ここはKathleenの行いをほとんど手を叩きながら読みました。Miss Smith素敵です。ホントにこんな人いたらいいですね。


HoME6-Ⅰ:A Long-Expected Party (4)

2004-11-15 23:37:29 | Tolkien・HoME
タイトルの書き方をちょっと変えました。実は今読んでいる本は,実際はThe History of Middle-earthの6巻目に当たります。(1~5巻は,シルマリルや終わらざりし物語の草稿となってます)

第3稿
第2稿でかなり正式版に近づいてきたと思いきや,ここでとんでもない大事件?発生?
第3稿に新しい重要キャラクタが登場します。

Humphrey Carpenter社のコメントのサマリ
トールキン氏は未だに新しい話をどうするのか決めてないようだ。ホビットの冒険の最後に,ビルボは幸せで大変長生きしたと書いている。どうやってこれに矛盾しない新しい冒険談を書くのか? 彼は新しいキャラクタを紹介する事にした。それは,ビルボの息子で,その名前は,彼の子供達が持っていたコアラの家族の名前から取って,ビンゴ(Bingo)とした。


ビンゴ,ビンゴねえ。。。。ビルボの息子のビンゴ。。。ビンゴのお父さんビルボ。。。(馳夫さんが王様になったと聞いた時のバタバーさんになったような気分だ(笑))

しかしクリストファー氏は,別の意味で驚きを表します。というのは,そのコアラの家族というのは大変恐ろしいキャラクタ達で,専制的で暴力的な一家だったとか。。。。(ところでそれって,トールキン家の中でのコアラごっこの話なのか,それともそんな恐ろしいコアラ人形が当時のイギリスで発売されていたのか‥‥‥(汗))

‥という事で,第3稿は,こんな話です。

ビンゴは72才(最初は55才だったのが修正されている)の誕生日パーティの準備をしていました。
父のビルボは71才で結婚(ホビットとしてはそんなに遅すぎない)嫁さんはシャイアの反対側からもらい,記憶に残る素晴らしい披露宴を開きました。その後,ビルボの111才の誕生日の直前,2人は姿をくらましてしまいました。

ビンゴの誕生日は,偶然ビルボと同じ日でした。
ビルボが消えた時,ビンゴは39才。彼はまだ,"wisdom-teeth cut"(ホビットには39才でwisdom-teethを切る?(抜く?)という習慣があるそうで。。。)を終えたばかりの若いホビットでした。しかし彼は,父の変人ぶりを受け継いだようです。彼は両親の墓参りもせず(彼は両親は死んでないと言ってます)しかし,どこに行ったのかと聞かれれば,ウィンクするだけ。彼はトゥック家,ブランディバック家の若い衆と仲良くどこかに遊びに遊びに行っていました。。
そしてビルボの失踪から33年後(最初は16年後だったのが同じく修正),彼はパーティを開く事になったわけです。
彼の母親の名は,プリムラ・ブランディバックといいます。ブランディバック家は古森(アヤシイ場所)に隣接するバック郷という所にあります。

この稿には,とっつぁんが登場します。彼は正式版と同様,袋小路屋敷の下に住んでいます。

コアラビンゴの登場で一体どうなる事かと思いましたが,ビルボ111才とか,33年(33才ではないけど)という数字が出てきたり,主人公(ビンゴの事だな(汗;))のお母さんはプリムラ・ブランディバックだったりとか,ビンゴはトゥック家,ブランディバック家の若い衆といろいろ遊びに出かけたり,と,結構,かなり正式版に近づいたようです。

GOF CD : Chapter 34 : Priori Incantatem

2004-11-15 23:20:18 | ハリポタ4巻
***4巻既読前提です。***
VoldemortはここにはHarryを守ってくれるDumbledoreもHarryのお母さんもいないと告げます。
VoldemortはHarryにおじぎをするよう命じますが,Harryは無視。しかし,彼は何かに背中を無理矢理曲げられ,Death Eatersに嘲笑されます。そしてVoldemortはHarryにCruciatus Curseをかけます。Harryは「今までの人生で1番」叫んだ,のですが,やがてそれは終わります。
すると今度はVoldemortは,「まだやって欲しいか? "No"だろ?」と,今度は,Imperius Curseをかけて,「"No"と言えばいいんだよ」と迫ってきます。しかしHarryは,絶対Voldemortに命乞いはしないと決め,心の中で戦います。思わず,彼の口をついて,"I won't!"という言葉が出てきてしまいます。(今度はDeath Eatersは笑いませんでした)
「もうお遊びはおしまいだ!」とVoldemort。しかしHarryは今度は準備万端,彼の次の呪文を避けて墓石の陰に隠れます。「かくれんぼのつもりか」の声に,Harryはついに覚悟を決めます。隠れた姿勢のまま死にたくない,どうせ死ぬならお父さんのようにまっすぐ立って精一杯出来る事をやって死にたい,と思い,Harryは墓石を飛び出します。

Harryの"Expelliarmus!"の赤い閃光とVoldemortの"Avada Kedavra!"の緑の閃光が同時に空中で激突。この時不思議な事が起きます。Avada Kedavraは防衛不可能な呪文のはずですが,激突した2つの光は金色の蜘蛛の巣(golden web)状になって,Fawkesの歌が聴こえてきます。
Fawkesの歌♪2巻で登場した時は"eerie"(気味の悪い)と表現されていたのに,ここでは"beautiful"になっている所が注目です。Fawkesの歌はこの時のHarryにとっては救いの歌でした。Harryの手は震え,その状態を保つのは大変ですが,それを持っている間は安全そうでした。
やがて2人はgolden webに持ち上げられてしまいます。Death Eatersが騒いでいるようですが,彼等にはどうする事もできません。すると,Voldemortの杖の先から,Cedricの,最初上半身,続いて全身が出てきました。顔は幽霊っぽいですが,幽霊にしてははっきりしていました。続いて女性,老人,が出てきました。みんな遠い声で,Harryに一言ずつ声をかけて行きます。次は「Harryの予想した通り」,彼のお母さんでした。お母さんはお父さんが来るまで待ちなさいと言います。そしてお父さん。お父さんは,カップ(=Portkey)を使ってすぐ戻りなさいと言います。続いてCedricが,自分を両親の所へ連れて帰ってくれ,と言います。

承知したHarryは,すぐさまgolden webを振り切り,一目散にカップに向かって走ります。さきほどの「幽霊達」は,少しの間留まってVoldemortを取り囲み,Harryを見えないようにしていました。Harryは追手が迫っているのを感じましたが,何とかよけてCedricの所に着きます。Voldemortが迫り,杖を構えます。HarryはSummoning Charmでカップを呼び寄せ,Voldemortが呪文をかけようとしたその瞬間,Portkeyで脱出します。


Prior Incantatoは9章でWinkyの持っていたHarryの杖から,前回実行した魔法をリプレイした呪文でした。(警察に便利そう)これをCedricのお父さんがしたというのが,なんとも‥の伏線でしたね。
Priori Incantatemとは,魔法がリプレイされる現象の事。人を殺した場合には被害者が出てくるんですね。(ところでCedricとBerthaの間に,HarryやWormtailにかけたCrucio等があったはずですが,それはどうしたんでしょうね?)
ちょっと残念なのは,映画では4巻の音楽担当が替わってしまったので,2巻の時と同じ音楽を聴く事ができないんですね。映画製作陣が一貫してないというのは,そういう意味では残念ですねぇ。



Run!Run!Run!