ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

OOP CD : Chapter 24: Occlumency (2)

2005-04-21 23:31:53 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提,ネタバレしまくりです。***
ハリーは,スネイプ先生に,皆には補習(Remedial Potions)だと言うようにと言われてましたが。。
学校に戻ったハリー達。Zachariasは"Remedial Potions"と,思いっきりバカにします。Stephen Fryさんの声が最高。(爆) すかさずjinxをかけてやろうか,と,ロン。しかしその時チョウが‥。ハーマイオニーが慌ててロンを引っ張って行って消えます。

5巻は以前の本より文章が格段にリッチになったと感じているけど,特に,「ハーマイオニーが慌ててロンを引っ張って」みたいな,余計な情報が増えましたよね。(笑)

チョウは,次のホグスミードはバレンタインデーなんだけど‥,と,遠まわしに,誘いますね。ハリー,気が付くのがちょっと遅い。チョウが嫌いな人は「小賢しいテクニック使いやがって」と言いたい所ですかね。(私はいまだに嫌いじゃないんですが(汗))

あなたは最初どこで気が付きましたか? チョウがハリーにふさわしくない女の子って。‥というアンケートをついついやってみたくなっちゃいますね。

  1. 最初から
  2. チョウがセドリックの彼女になった時から
  3. セドリックが亡くなった時から
  4. ふくろう小屋での彼女のロンに関するコメントから
  5. DAミーティングの初日の彼女のハーマイオニーに対する態度から
  6. 彼女はMariettaみたいな女の子を親友にしている
  7. 2人がキスした時から
  8. チョウがバレンタインデートに遠まわしに誘った時から
  9. デートの時彼女が選んだ店の趣味を見て
  10. デートの最中ハリーがハーマイオニーに会いに行くと言った時の彼女の反応から
  11. クィデッチでジニーが彼女に勝った様子を話した時から
  12. 彼女が他の男の子とデートしているとわかった時から
  13. ハリーは彼女との仲を復活する(今でもふさわしいと思っている)
  14. え"? 今でも2人はいい仲でしょ?!

もう1つ,「2回目に読んだ時,どこで納得しましたか?」というのも聞いてみたいですね~。


‥て,遊んでばっかりいたらこの章終わらない。
すっと頭に入ってすぐ感想書ける章と,そうでない章とあるんですよ。この章は,明らかに,後者です。

さて,ついに,スネイプ先生の「補習」です。
何をするかと思いきや,は~,前に会ったのは8ヶ月位前でしたかね。ダンブルドア先生の,ペンシーブです。スネイプ先生は,ひとしきり,OcclumencyとLegilimencyの説明をした後,自分の頭から何かをペンシーブに移す動作をして,ハリーにLegilimensをかけます。ハリーの頭にいろいろな記憶が去来しますが,‥これ皆,辛い思い出? ダドリーにやきもち妬いたり。,リッパーに追っかけられたり,チョウの事,ネコになり損なった(汗)ハーマイオニー,‥しかし,スネイプ先生,どうしたら心を閉じられるのか,具体的に教えてくれないんですね。だから,ハリーが実際どの位できたのか,わかりません。

しかし,最後にちょっとした「収穫」が。ずっとずっと気になっていたあの「廊下」は,魔法省の,神秘部という部署だという事がわかったんですね。ハリーはハーマイオニー,ロンと話をしようと試みますが,図書館から談話室に戻ったら,フレッドとジョージが皆の前で頭ごと消える不思議な帽子のデモンストレーションをしていたので,あまり話ができませんでした。って言うか,ハリーは気分が悪くなってきて‥

ところでフレッドとジョージこの帽子って何かの伏線なんでしょうか?

寝室に入った途端,何かわけのわからない激痛を感じたかと思えば,制御不能状態のひきつり笑い。ハリーは,スネイプ先生の授業直後にも関わらず,次の侵入を防ぐ事ができなかったのですね。

ヴォルデモートが,何かこの14年間で最高の幸せを味わっている!


来ちゃいましたよ。

2005-04-21 01:03:05 | 読書
来ちゃいました。イアン・マッケラン朗読のOdyssey,ショーン・ビーン朗読のKing Arthur,そしてBBC版LOTRでピピンを演じるジョン・マッカンドリュー朗読のThe Adventures of Robin Hood

Odysseyは,CDがout of orderだったのでテープを注文したのですが,驚いた事に,ぎっしり12巻,しかもUnabridged(省略なし)。省略なしと言われても,今読んでるOdysseyとは訳者が違うんで,わかるかどうか。LOTR映画を観ても,イアン・マッケランの英語ってそんなに聞き取りやすいとは思えないんですが。。でも,とりあえず,さわりを聴いた限りでは,意外?結構わかり易いし,E.V.Rieu版より易しいかも?(それは甘いか?)

ショーン・ビーンはいい声してますねえ。
ジョン・マッカンドリューもかわいい声で,いい感じです。

ところで,三者のクレジットを見た感じでは,LOTR出演,と書いてあったのは,ジョン・マッカンドリューだけでした。ま,そうでしょうね。3つとも,PJのLOTRよりは前にできているのでしょうから。

追記:Odysseyは1995年製,King Arthurは1997年製,Robin Hoodは2000年製でした。


1巻から伏線

2005-04-21 00:28:33 | ハリポタ1巻
今日はCDの感想を書くのをちょっとさぼっていますが,‥
実は私は1巻のUS版のテープを持っています。今日これをMDに録音していたら,ちょうど,Chapter 13 Ncholas Flamelの章でしたね。ハリー,ロンとハーマイオニーが,スネイプ先生が賢者の石を盗もうとしている,と,勘違いしていた頃の事です。
Potions lessons were turning into a weekly touture, Snape was so horrible to Harry. Could Snape possibly know they'd found out about the Philosopher's Stone? Harry couldn't see how he could - yet he sometimes had the horrible feeling that Snape could read minds.
あ~,1巻から,こんな,今日聴いた所の伏線ですか‥!


Chapter XIII : Queries and Alternations (2)

2005-04-20 23:22:00 | Tolkien・HoME
(9) ガンダルフは何故急がなくてはならないのか? それは,冥王が彼の事を知っていて,嫌っているからである。彼は急いで裂け谷に行かなくてはならない。裂け谷では9月の半ばに会議が召集される事になっていたが,黒の乗り手が迫っていたことがわかり,ビンゴが到着するまで待つ事になった。

(クリストファーさんの解釈によれば,前の章でガンダルフが,物事が自分の予測より早く進んでいる,黒の乗り手達が出た事を知っていたら。。と,言った辺りで,お父さんは「The Council of Elrond」のアイディアを思いついたのでは?との事。)

(10) エルフは死人占い師の指輪を持つ必要があるか? もし,彼らが「堕落」するとしたら,指輪を違う用途に使うだろう。

(ずっと前の原稿ですが,『エルフはたくさん指輪を持っていて,「elfwraiths」というのがたくさんいる,しかし,指輪の主は彼らを支配できない』とありましたが‥)

(11) 裂け谷でビルボはビンゴと仲間達に会う。南では影が集められ,谷間の国の王様が「堕落」したのではという疑いが‥,谷間の国に見知らぬ人々が現れる? バーリン,オーリとオインはどうしたか? 彼らは南に移り住むが,便りがない。ダインは冥王の噂を聞いて恐れる。(ドワーフは彼らの宝物の格納庫を作るために指輪が必要で,バーリンかダインが,ビルボの所へ行って,指輪の所在を確かめる,というアイディアも。冥王はドワーフ達が指輪を持っていると疑って彼らを脅しているかもしれない)

(これは面白いアイディアですね! 初期の頃は,バーリンが新しい住処を探す事について,その為に指輪が必要だった,という設定もあったようです。もしそのアイディアで話を続けたら,どうなっていたんだろう??)

(12) ビルボの指輪が,失われた1つの指輪,である事が証明される。指輪は冥王自身から取られたという事にしよう。彼がギル=ガラドとタイマン勝負をした時。。。

(私,ここで思わず本を落としました。)

。。。指輪は「a flying Elf」によって取られた

(いや~,馳夫さんが木靴を履いたホビットTrotterだったと知って以来のインパクトでしたね~。タイマン(=wrestle)勝負に,flying Elf。。まあ,指輪を取った人,というのは,やがて,イシルドゥアというヌメノール人,という事に変わっていきますが。。。)

ここで最後にトールキンさんは,"Why did the Dark Lord desire it so?"と問います。
そして自分で,解答を書いているんですね。
なぜなら,それを持っていれば,彼は他の指輪所有者がどこにいるか全て見える。そして彼らを支配できる。全てのドワーフとドラゴンの宝をコントロールできる。全てのエルフの王達の秘密を知る事ができる。そして邪悪な人間の秘密の計画を知る事ができる。

このころ,まだドワーフとドラゴンの宝に頼っていたんですね。私の心がけが悪いせいなのかもしれませんが,エルフの王達の秘密とか,邪悪な人間の秘密の計画とか言うと,まだコメディー入ってそうに聞こえてしまいます。

でも,とにもかくにも,ついに,ここで最初の「指輪の定義」が明らかになったという事です。

(13) 話をもっと簡単にしよう。
(ビルボの誕生日の辺りの話を簡単にしようと考えているそうです。しかし一体どの位簡単になるかって,次の章を見ればわかりますよ。)

(14) ビルボは裂け谷に,「記憶」を運び去る。

と,いう事で,振り出しに戻る事になってしまいました。(大汗;)
実は今まで読んでいたのは「Phase 1」,次から「Phase 2」なんですよ。そしてこれがまた「Phase 4」まであって,そこまで終わらないと,旅の仲間が出発できないんですよね。(滝汗;)いや~,物語を作るというのは大変ですね~。

西洋人から見た巨人

2005-04-20 00:41:13 | ハリポタ4巻
Odysseusからハリポタを読むシリーズです。(シリーズって続くのか?(笑))

OdysseyのCyclopsの章を読んでいると,そこにははっきり書かなかったけど,何故かこの章だけ唐突に,頭カチ割り~の,脳みそぶっちぎり~の(ひぇ~;)な表現が続出で困りましたが‥‥,(汗;)

‥これは西洋の人々の「巨人」というものに対する認識の表れですね。(大汗;) 実はケルトの古いおとぎ話などを読んでいても,巨人が出てくるシーンには,子供向けの話なのに,驚くほど残酷な表現が平気で出てきます。

こういうのを見ていると,何故,人々が,ロンでさえ,ハグリッドの出生の秘密を知った途端にああいう態度を取ったのか(蛙お婆さえびびっていましたがな~(笑)),ちょっとわかってきますね~。


Chapter XIII : Queries and Alternations (1)

2005-04-19 22:00:38 | Tolkien・HoME
さて,The Counsil of ELrondという序盤の重要な場面を迎えるにあたり,ここで,トールキンさん,「大粛清」(汗)に挑みます。今まで出てきた話を振り返り,いろいろブツブツメモを書いているようです。まだまだ正式版に全然似てない所も多いですが,新しい版のアイディアです。そのまんまではネイティブにとっても意味不明(汗)なものもあるようですので,クリストファーさんの註も混ぜて,一体どんなブツブツがあったのか,書き出します。

(1) シャイアで谷間の国の人々を出すのは適切か? これはビンゴとグローインの会見のネタバレではないか? それにシャイアに「大きな人」達をシャイアに入れるのは賢い考えではない。

おぼえてますか? って,そんな人は滅多にいないだろう。(笑) 最初のドラフトでは,谷間の国の人達御自ら,シャイアまでビルボのお誕生日パーティに来たんですよ。

(2) ホビットが多すぎる。ビンゴ・ボルジャー=バギンスという名前はよくない。フロドという名前にしよう。しかし,ビンゴという名前に慣れてるしなぁ~。。メリーとビンゴだけ行かせようか。。ビンゴはもともと1人で行くつもりだった。オドは切ってしまおう。(汗) メリーが黒の乗り手を北で見るという事にしよう。。

(3) ガンダルフはビンゴに誰にも行き先を言うなと言う。ビンゴはメリーと連れて行こうとする。彼はオドとフロドに苦労をかけたくない。そして突然さよならを言う。フロド(もしくはオド)は,「ホビットのような生き物」に丘で会う。そしてビンゴがバックル村に向かっていると教えてしまう。そして黒の乗り手達は,ビンゴの行き先を知る。

このアイディアは最終的にとっつぁんがフロドの行き先を言ってしまう,というものにつながりますだ。

(4) つらぬき丸について。ビルボはこれを持って行ったか? 武器はどうしよう? いろいろ考えられるが‥ (a) ビンゴは武器を持っていたが塚山で無くす。(b) ガンダルフは武器を持ってけ,と言うが,重かったので,バックル村に置いて行く。(c) ビンゴはこの武器のおかげで塚山で命拾いをする,が,ブリーで盗まれる。

(5) ブリーの人々はホビットではない。2階の部屋に入れるのはホビットの好みではない。宿の主人は,建物の脇にある地面と同じ高さの2階の部屋だ。

あ~それで原作ではホビット達の泊まった部屋は1階だったのね。(今頃気が付いている(汗))

(6) レンジャーがホビットではないのならTrotterはホビットではない。しかしホビットだとしたら,とても有名な人(例えばビルボに対して)でなくてはならない。最初,Trotterはフォスコ・トゥック,という,ビルボの従兄弟で,子供の時シャイアから姿を消し,ガンダルフに助けてもらった事のあるホビット,にしようと思っていたのだが。Trotterって誰? 彼は指輪の幽鬼達に取って嫌な思い出のある人物と知り合いでなければいけない。

(7) ビンゴは黒の乗り手の前で指輪をはめてはいけない。誰かが阻止しなくてはならない。(しかし)指輪の誘惑はどんどん強くなる。

(8) ビンゴの「逃亡」には,黒の乗り手以外の理由がなくてはならない。ガンダルフは彼らの存在を知ってはいるが,彼らが表に出ている事を知らない。しかし,彼は指輪を使うことについて,ある程度の警告はできるだろう。多分,パーティで指輪を使うというのは,「ビンゴイズム」なジョークだ。(ガンダルフは怒るけど)

OOP CD : Chapter 24: Occlumency (1)

2005-04-19 21:54:55 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。灰色の部分は特に要注意。***
Kreacherが帰ってきました。が,彼は何だか嬉しそう。ハリーは何かよくない兆しではないかと思うのですが,シリウスは全然気にしてない様子。

ハリー,ちょっといい勘していたんですがね。。

クリスマス休暇の終わりが近づくにつれ,だんだん暗くなっていくシリウス。
最後の日,ちょっとした「事件」が起きます。なんと,スネイプ先生がブラック屋敷を訪ねてきました。彼は,ダンブルドア先生の言い付けにより,ハリーにOcclumencyを教える事になったと言うんですね。毎月曜日の放課後に。

よりによって,ビンズ,トレローニー,スネイプ,アンブリッジの四天王の月曜ですか‥‥(汗)

ハリーの嫌がる様子も見ものですが,スネイプ先生,いちいちシリウスを,あんたと違って役に立つ事ができるんだよ,とか,刺激します。と,ついに,シリウスは杖をスネイプに向けます。必死に止めるハリー,スネイプ先生も杖を取り出し,臨戦態勢‥‥!!

何故ゲイリー・オールドマンがシリウス・ブラックに採用されたか,今も納得できない方が多いようですが,5巻の,特にこの章のシリウスは,1番ゲイリー・オールドマンに近いと思います。。

‥と,その時,すっかり完治したアーサー父さんを取り囲んだ陽気なパーティが,キッチンに入ってきます。杖を向け合うシリウス,スネイプ先生,間に入ったハリー,と,パジャマ姿のアーサー父さんを囲む家族+ハーマイオニー。お互いに固まります。

いかにも映画的な,マヌケな光景ですが,暗いキッチンで今にも殺し合いを始めかねない緊張の3人と,暖かい家族の幸せ一杯のウィーズリー家とハーマイオニー,の対比が鮮やか過ぎ。これって,将来の伏線だったらいやだなあ,とも思ったのでした。

いよいよホグワーツに出発の日。初めて読んだ(つまりまだ結末を知らない)時から,みょうに後を引くなあと感じたハリーとシリウスとの別れ。3巻を読んだ時,まだ皆が彼を凶悪犯と信じていた時から,いつも感じてました。ローリングさん,シリウスを好きなんだなあ,と。ハリーは「問題」の鏡をシリウスからもらいます。しかし彼はここで何故か,決して使わないと決めてしまうんですね。

彼らは,夜の騎士バスに乗ってホグワーツに向かいます。マダム・マーシは常連のようですね。いつも気分が悪くなるようですが,そんな苦労してどこへ行き来しなくてはならないんでしょう?
夜の騎士バスついでに,もう1つ謎。クリスマス休暇前後には,ホグワーツ特急は走っているんでしょうか? 彼らが夜の騎士バスを使った理由は,ただ単に見つかりにくくする為?

ホグスミードに到着した時,リーマスがハリーに注意します。君がスネイプを嫌いなのはわかっているがOcclumencyの授業はちゃんと受ける事。この言い方,今でもルーピン「先生」ですね!


OOP CD : Chapter 23: Chiristmas on the Closed Ward (3)

2005-04-19 21:44:22 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
間違えちゃいました(汗) すみません;
たまたまもう1回戻って聴き直してわかったのですが,5階にやってきて,ロックハート先生に会った直後,ハリー達の目の前で,Bodeさんに「クリスマスプレゼント」が届いています。これだ,彼を殺したのは! 前,別の人が犯人だと言っちゃいました(汗)


Chapter XII : At Rivendell (4)

2005-04-19 00:58:52 | Tolkien・HoME
こちらは正式版に採用されなかったガンダルフのセリフのアイディア。

あの"short cut"を通らなければ,トム・ボンバディルにも会わず,黒の乗り手が怖がる剣(映画には出てきませんが,西方の人の剣ですね)もない。トム・ボンバディルの事は忘れておったな。あんな遠くでなければ戻って相談に行けたがの。最近はめっきり一緒に行動しておらんな。あいつはわしの言う事には簡単には同意はせぬ。わしよりずっと年上で,考えが違うのじゃ。あいつは自分の所に篭っておって,旅は好きではない。しかし何らかの形で彼の助けが必要になりそうじゃ。それに彼も外の世界に無関心のままじゃおられまい。

トールキンさんの当時のアイディア集

Consultation(あの「会議」の原アイディアですね)
霧ふり山脈越え
Great Riverからモルドールへ
Dark Tower
Beyond which is the Fiery Hill
エルロンドがギル=ガラドの話をする。
Trotterとは誰だ!?
グロールフィンデルは,ゴンドリンの彼の祖先について話す。

ここでついに,裂け谷からの旅について触れられ,Great Riverを使うというアイディアも生まれています。それにしても,Trotterには困っている様子。(笑) ビンゴはTrotterについて「どこかで見た事ある」と言ってますが。
グロールフィンデルについては,後に,ゴンドリンでBarlogとの戦いで一旦死んだ後,第二紀にマンドスの館から解放されて裂け谷に移った,という事にしたようです。

次は,エルロンドによる,ギル=ガラドのお話。初期の草稿の概略です。


サウロンの力は増大し,今や殆どの生き物は恐れから彼に仕えていました。彼はにっくきエルフ達を追っていました。エルフ達や一部の人間は,彼を恐れてはいましたが,従いませんでした。一旦闇の勢力はエルフとの戦いに敗れたものの,サウロンは1人残っていました。サウロンに国(島)を破壊され,彼を憎んでいる西方国(ヌメノール)の人々が,ギル=ガラドを中心とするエルフと連合しようとしていました。

ビンゴが,それは随分昔の話ですね。と驚いていると,さらにエルロンドは,話を続けます。

エルロンドの父はゴンドリン生まれのエアレンディル,母はルシアンの娘(注意:正式版では孫)エルウィング,そして彼自身はminstrel(吟遊詩人、旅芸人、音楽家とかいう意味ですが?)であり,ギル=ガラドの相談役だったそうです。
そして人間とエルフの連合軍は,霧ふり山脈を越え,サウロンの魔法による疲れに負けずにモルドールに達し,

実はこの当時,モルドールは闇の森の中にあったそうです。(へぇ~)

そして7年(10年というアイディアも)包囲した挙句,ついにサウロン自身が出てきて,ギル=ガラドとタイマン対決(!)そこへ人間の王エレンディルが助太刀に入りますが,2人とも致命傷を負って死んでしまいます。サウロンも体を破壊され,砦は滅びますが,彼の邪悪な霊は残り続け,少しずつ力を取り戻しているようです・・


今日は,ひさびさに,読み甲斐のある内容でした。(笑)
タイマン対決! いや~これは正式版には書いてはありませんでしたよ!
そう言えば,映画でサウロンとアラゴルンとのタイマンは,原作ファンの抗議により実現しませんでしたが,案外,そんなにハズれた企画ではなかったのかも,‥と,思った事は内緒です。(汗)
アラゴルンの事はもちろん,イシルドゥアやアナリオンの話というのも出てきていませんので,それらのアイディアはこれから,なんですね。

Run!Run!Run!