ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Golden Compass 感想

2008-02-11 15:44:55 | 読書
理科系の難しい言葉が一杯で(え,私も理系ですが(^^;))ファンタジーと言うより,SFっぽい感じでした。

以前,イギリス人の英会話の先生,つまり,一応,大人の男性ですよ。その彼から(イギリスの)子供向けの小説では,ヒーローは絶対死なないという話を聞いた事があります。当時ハリポタ4巻の時代でしたが,彼はその結末が非常にショックだと言ってました。もし彼が,ハリポタより少し前に出版されたこの本を読んだら,。。。いやあ,大ショックでしょうねえ。(汗)この本,児童小説と言うには,かなり衝撃的だと思いますが,お子さん方は大丈夫だったのでしょうかねえ。

主人公は,とても,好きですね。(^^)
気が強くて,(特に男性は(笑))引く人もいるかと思いますが,揺るぎのない正義感が気持ち良いです。

魂を体の外にダイモンという形で持つというのは,楽しそうという気持ちより,いろいろ面倒臭そうだな,と,思う気持ちの方が強くなってしまいました。満員電車はヤバイですよね。イヌ科,ネコ科がうじゃうじゃいたりしたらそれだけでも大迷惑なのに,象とか大型動物のダイモンを持つ人がいたらエライ事になりますね。(爆)

Lyraの両親は,両親共,子供を犠牲にする事を何とも思ってない人達で,すっかり呆れてしまいます。でも,こんな親を持っていても,Lyraがしっかり真っ直ぐに育ってよかったと思います。この頃のファンタジーは,主人公が孤児でも,親は皆(人間的に)立派な人達ばかりで,実はちょっと疲れていた所です。親がろくでなしでも,スゴイ子供が育つ事もあるんだ,という,この設定は,ちょっといいなあと思います。

さて,次の巻では,Lyraは「Asriel卿より先にDustを見つける」為に,もう1つの世界に行くようですが,いろいろな出会いがありそうで楽しみです。ただ,Dustってそんなに魅力的な物なのでしょうかね? Couldter夫人率いる教会の人達は,Dustは「原罪」の象徴って考えているようですが,彼らの世界の人達のダイモンって,その人の人格が現れていますよね。ダイモンを通して人格を知られてしまったら,そっちの方がよっぽど葉っぱで隠したいと思いますけどねぇ。。。(笑)

映画の始まる前に読み終わる事ができて何よりです。

ところで,映画の方,Lyra役のダコタちゃんはかわくて○,ですが,大人役の俳優さんに,ちょっと有名俳優ばっかり多いかなあ。。。?とややへそ曲がりに考えてしまう私でした。


The Golden Compass 残り3章まとめて。。

2008-02-11 11:06:17 | 読書
Iorekと,若い熊2頭,それぞれに,Lyra,Rogerが乗って,Asriel卿の居場所へ出発。いよいよ,LyraとLord Asrielのご対面。召使Thoroldは素直に歓迎してくれましたが,Asrielは何故か大慌て。Asriel卿と話をする前に,LyraとRogerはお風呂に入るよう勧められます。この時何故かRogerは,Asriel卿が怖い,と。LyraはAlethiometerを見ようかと言いますが,彼は拒否。

Lyraはようやく父と対面を果たしますが,彼は,彼女が考えていたような「お父さん」ではありません。この人は愛せない,と,思います。。。。う~ん,やっぱり,Dustって,アレなんですよすね。この世界の聖書には,何故かダイモンの事も書かれているんですね。(^^;) 父は,オーロラの向こうの世界からDustが降ってくると思っていて,その出所を調べる為,「向こうの世界」に行く道を作ろうとしているのだとか。

Lyraは一旦眠りに就きましたが,Thoroldに起こされます。なんと,Asriel卿がRogerを連れ去ったって? この文,名セリフというのではないですが,気に入ったのでメモ。
Now, Lyra's head was of full of a roar

使えるな。(爆)
彼女はAsriel卿の意図を理解します。彼は,「道」を開く為に,子供を必要としているのですね。だから最初にLyraを見た時,慌てたわけ。でもRogerを見て,してやったり。(汗)

急いでIorek,お付きの熊達と一緒に後を追いますが,邪魔者が入ります。Pekkalaとは違う敵方の魔女達と,Couldter夫人のZeppelin。熊達は訓練されたスキルで(熊が空からの攻撃に対して訓練されているというのも不思議ですが(^^;))Zeppelinを撃ち落します。ご存知のように(笑)飛行船は,飛行機と違い,落ちても乗員は助かる事が多いんですよね。という事で,出てきたタタール兵やCoulter夫人その人と,Iorek達は戦いを続けています。

でも,Lyraは,Asrielを捕まえなくてはなりません。Iorekは彼女を連れてきますが,最後に細い橋。ここはIorekは渡れません。。という事で,彼らはここでお別れ。Scoresby,Pekkala,John Faa,Farder Coram。。その後が気になりますが。。

これ以上は書くのやめておきます。(汗)


The Golden Compass (20) Mortal Combat

2008-02-10 22:32:54 | 読書
Iofur Raknisonは,戦いの準備をします。彼は豪華な鎧で身を固めます。戦いの会場には,雌熊達(Iofurの夫人達)も来てました。

そして,ついにIorek Byrnisonがやってきます。LyraはIorekに駆け寄り,自分のやった事,Iofurとの一騎打ちをアレンジした事を説明して謝ります,が,Iorekは,LyraをLyra Silvertongue(口八丁のライラ?(笑))と呼び,Iofurと戦うのは本望だと言います。

Iorekは,熊達に,自分が勝てば,黄金も,派手な宮殿も必要ない,と,宣言。
そして,激しい戦いが始まります。
Iorekの魂の鎧は彼にしっかりフィット,逆にIofurのお飾り的な鎧はフィットしてないようでしたが,それでも,戦いは,どう見ても,大きくて力の強いIofur Raknisonに有利に見えました。Iorekは腹に一撃を喰らってしまいます。そして彼は,びっこを引き,後ずさりを始めます。

これで万事休すか?と思われましたが,何と,IorekはIofurの裏をかこうとしていたのでした。熊は騙せない,のですが,人間のようにダイモンを持ちたいと願ったIofur Raknisonは,熊のその能力を失ったんですね。

Iorekは,敗退すると見せかけて,足場をしっかり固め,Iofur Raknisonを倒します。ここはちょっと残酷な表現だったぞ。(汗)。。。そして,熊達は,満場一致で,Iorek Byrnisonを新しい王様として迎えます。

熊達は,宮殿を壊しに取り掛かりますが,慌てて止めるLyra。人間が何人か捕まっているんですよね。(汗)ここでRogerが現れます。彼は,Iorekと一緒に風船から落ちて,向かって来たのでした。

そして,一段落付いて,仮の王座に付いたIorekの前で,Alethiometerを使って,Scoresbyや,魔女達や,Coulter夫人がどうしているかチェックです。Scoresbyは無事。魔女は,こちらの味方もいますが,敵もいます。Pekkalaは敵に襲われたようですが,どうなったのか読めません。Coulter夫人は,こちらに向かっている様子。そしてもう1つ,何か非常に気になる気配があるのですが,Lyraは読めません。


The Golden Compass (19) Captivity

2008-02-10 09:50:17 | 読書
Lyraは,よりによって,熊王Iofurの宮殿の真っ只中に落ちて来たみたいですね。(^^;)

すぐ下に,岩でできた,立派な建物。海鳥の糞だらけはご愛嬌です。(熊さんだからねぇ)エレガントな鎧の熊さんはたくさんいましたが,Lyraは,どの熊さんより,血の付いたへこんだ鎧を着ているIorek Byrnisonは,本物の戦士だと思えました。

独房に入れられたLyraは(熊さん達が人間のサイズを認識しているのは不思議ですが)すぐ仲間の居場所をAlethiometerで確認。何と彼らは,1日分も離れた場所にいて,とにかく無事。Iorek Byrnisonは,こちらに向かっている模様。

しかし,こんな所に,別のお客さんがいるんですね。(笑)それもJordan Collegeにも顔が通る,Gloucester大学の教授。彼は,すっかり気がおかしくなっているようですが,Lyraは大変貴重な情報をゲット。(この本はファンタジーですねえ(笑)今頃納得。)Iofur Raknisonが,Asriel卿を拉致しているのは,Coulter夫人にのぼせ上がったから,でも彼はAsriel卿にも色気があり(笑),彼の欲しがる物を全て与えているのだそうな。でっ,Iofurが欲しいのは,ダイモン! あああ~バカな熊だ(笑)こんな奴が熊の王だって? 恥ずかしい。

一方,Iorek Byrnisonについて教授に聞いてみると,彼は追放の身であり,Iofur Raknisonに会う事すら許されないだろうと言います。

そこで,Lyraはある計画を立てます。彼女は,大胆にも,Iofur Raknisonに面会を申し入れます。餌はIorek Byrnisonの話題。何と,彼女はIorekのダイモンだが,実はIofurのダイモンになりたいと言い,その為には,Iorek Byrnisonとタイマン勝負をする必要があると,吹き込むんですね。

もともとIofurはそんなレベルですから,あっさりこの計略に乗ってしまいます。

この本,全般的なボキャブラリは,そう難しくないのですが,王座の記述の辺りは,見覚えのない単語のオンパレードでした。(笑) 王座の様子や,Iofur Raknisonや,取り巻きのファッションには笑ってしまいましたよ。ごてごての絨毯? 金の鎖にズラ? 鎧を自分の魂だというIorekに比べたら,かなりレベルが違いますね。

。。。と,プルマンさんの道徳観にしっかりハマっている自分に気付くのでした。(笑)


The Golden Compass (18) Fog and Ice

2008-02-08 07:58:33 | 読書
いよいよ,起承転結の結。大詰めですね。
最近,映画の噂やら,ラストシーンの噂やら,いろいろ雑音が聞こえてきて,滝汗ですが,ここまで来たら,ガンガン読むしかありません!

Pekkalaは,Lyra自身の意図(Asriel父さんを助ける)以上の事を彼女に期待していますね。以前にも出てきましたが,Lyraは,自分で気付かずに何かをやり遂げなくてはいけないようです。

ScoresbyとPekkalaの会話です。Scoresbyは,自由人で,飛ぶ事は仕事と割り切っているようですが,良い人っぽいですね。でも,Pekkalaは,何百年も生きれば,お金なんて何の価値もないとわかるのだそう。自由に生きたいScoresbyは,Lyraの「宿命」が気になるようです。

Lyraは,知らないうちに何かを成し遂げるという宿命の他に,Iorek Byrnisonの戦いに絡む事,Rogerは,Asriel卿に何か絡む事が宿命らしいです。彼らは最終目的地Svalbardに向かっているわけですが,かつてそこを追放されたIorekを連れて行くというのは,実は大変な事なのです。

Pekkalaは,今度はLyraと話します。
この話のwitchって,男女両方あるのかと思ったら,基本的には女性,だったのだそうです。あらら。Trollesundにいたのは,彼女達に仕える男性。でも普通の人間とはちょっと違いましたね。で,彼女達は,子孫を残す為に,男性に会うのだそうです。(アマゾンみたいだ。。)男の子が生まれると,殺されてしまう? でも,魔女達は,本気で男達を愛します。実は,PekkalaとFarder Coramはかつて恋人(それを見抜いたLyraは鋭い)で,2人の間に子供までいたという事が明かされます。

Iorekについても,さらに詳しい情報が入ります。彼は,Svalbardのプリンスだったのだそう。しかし,雌熊をめぐる争いから,騙されて?相手を殺し,その罪で追放されているのだそうです。

PekkalaがScoresbyを呼んでいます。風が強くなりました。揺れもひどくなりました。彼らは降りようとしているのでしょうか。そこへ,Cliff-ghastという,怖い生き物が襲ってきます。Scoresbyの風船は,どんどん降りて,というより,落ちて行きます。Lyraは,やがて,崖と崖の間のような場所に,1人で放り出されてしまいました。

熊?の気配を感じて,「Iorek?」と聞いてみましたが,全然Iorekではありませんでした。全く別の熊。そしてさらに熊が出てきて,Lyraは,捕まってしまいました。


Beowulf (5)

2008-02-07 00:38:46 | Tolkienその他関連本

Hrothgarの王妃,Wealhtheowが,皆に杯をふるまいます。この本には,彼女はHelmingの人とありますが,実はLOTRのTTTで,Helmingasと言われる人達が出てくるんですね。ローハンのWestfold(西の谷)の人達の事だそうです。で,Lady of Daneが杯をふるまう,というのは,もろにエオウィンを思い出させますね~。

王家の人達がお休みをすると,いよいよBeowulfのお仕事,本番です。彼は,Grendelは剣も盾も知らないだろうから,丸腰で戦おうと決めます。(すごい,その発想)

そして,いよいよ,Grendelがやってきます。spurned and joylessと書かれている所から,彼の人生も辛かったんだなあという事が想像できますね。((2)の時も話題にしました)この段落は,彼の視点で描かれてます。いつものように,ご馳走?を狙ってやってきたGrendelに災難が襲い掛かります。。という感じで。

戦いは激しいもので,Heorotの広間の調度品までめちゃめちゃに壊れてしまいました。

The Golden Compass (17) The Witches

2008-02-07 00:14:35 | 読書
まあ,とにかく,Coulter夫人は,LyraとPanの最大の危機を救ったわけです。おさるのダイモンもやけに優しくて気持ち悪い~(笑) Lyraは,最初,Panを取られそうになったショックで無力でしたが,ここまでの話をでっち上げるうちに,だんだん元気を取り戻して参りました。

Coulter夫人によれば,彼女達の仕事は,ダイモンというのは,主人が思春期になると,様々な問題を引き起こすので,ちょっと「切る」手術を施し,大人になったら「良いペット」になるようにしているのだ,と,いう事です。

ここでCoulterさん,突如話をAlethiometerに。Jordan CollegeのMasterがあなたに何か渡したでしょ? 彼は何か勘違いしてるの。それは,Asrielに渡ってはいけない物なの。だから私にちょうだい。。。。と言って,優しく,Lyraの腰の袋(おさるが調査済み)をまさぐります。ねえ,こんな「缶」に入れているの? すごいわね,誰が作ったの? と,夢中で缶を開けるCoulter夫人。Lyra,逃げる用意。。(笑)

。。さあ,大変! 怖い虫が飛び出して参りました。虫はおさるとCoulter夫人を襲います。LyraとPanは,それっとばかりに火災報知器。大人達は大混乱,子供部屋に戻れば,予定通り,もぬけの殻。Lyraは本物のAlethiometrと毛皮を掴んで,。。。脱出か死か。

Lyraは,Rogerを見つけると,子供達に付いてくるよう伝えます。Jordanの不良?(笑)グループで培ったリーダーシップ炸裂ですね。しかし,逃げる子供達を,狼のダイモンを連れたタタール人の兵が追って来ました。万事休す? しかし戦うLyra。その時,矢がタタール兵を襲います。ここでようやく,魔法使い登場です。そして,待ってました(笑),Iorek Byrnison。

1つ印象的だったのは,Iorekがダイモンを殺すと,その主人も死んでしまう事でした。

子供達はIorekが来た跡を辿って。苦労して進み,ついにgyptianの待つ場所に到着します。これでgyptianの目的と,Lyraの目的の半分,RogerをJordan Collegeに連れ帰る,が,達成,よかったよかった,

。。。と,思ったその時,何と,John FaaやFarder Coramの目の前で,Lyraは,Coulter夫人のそりに誘拐されます。ひぇ~~~,今度こそ万事休すか? と,思ったら,Rogerが付いて来ました。。。と,思ったら,今度は,Iorekが体当たり~! さらに,次の瞬間,誰かが空からLyraを引っ張り上げ,彼女は,Rogerも掴みます。Lyraを引っ張った人物,敵に矢を撃ち込みます。そして,Lyra,Roger,熊もろとも,Scoresbyの風船へ。。。

ようやく,Serafina Pekkala登場です。(Farder Coramの想い人だったらしい。。(^^;))彼らは,さらに北を目指します。


The Golden Compass (16) The Silver Guillotine

2008-02-05 23:59:36 | 読書
普通のファンタジーとは違う厳しさ漂う話になってまいりましたが,この章名(英語っていいねぇ,書き出してみるまで,その意味に気づかないから。。(笑)),ひ,ひぇ~~~~~!!!ですっ。

まず,Lyraはコートなど外出着を天井裏に隠します。Alethiometerも一緒に。gyptian達はあと1日の所まで来ているので,何とか,持たせたいですね。

同室のAnnieによると,大人達も同様にCoulter夫人を怖がっているとか。。それにしても,この世界の人々にとって,ダイモンが絶対必要というのも何か違和感アリアリですが(^^;),まあ今はそれは置いといて。。その彼らに絶対必要なダイモンを子供達から引き離すなんて,なんて気味の悪い事をする奴なんでしょうねぇ。

大人達は,ダイモンが脱走した事を知ったようです。

夜,Lyraはこっそり部屋を抜け出します。Annieがついて行くと言いましたが,Lyraは,誰かいなくなったのが見つかったら自分1人で十分だし,アンタが来たら捕まるだけ,と言って断ります。無謀と言えば無謀ですが,この気風のよさに,思わず1票。

#う~ん,やっぱり,宮崎アニメで観てみたくなってきたな(笑)

Lyra,天井づたいに,Coulter夫人らが,何故ダイモンが逃げたかを話し合うミーティングをしている場所に到着。アラームが鳴ったのだそうですが,避難訓練中で,しかも火災報知器と同じ回線の中だったので,気付かれなかったようです。

その後,彼らは話題を変え,人とダイモンを切り離す新しい道具,Skraelingsの話を始めます。これは何でも,苦しみが少ない,のだそうで。。(汗)

話が終わるとCoulter夫人は一旦部屋を出ますが,「研究所」の職員達は,冷や汗かいている様子。自分達は,悪いレポートの対象になるのでは,と恐れているようです。しかし,彼らがここで「引き離し」を見た時の様子を口に出した時,Lyraは思わず柱を蹴飛ばし。。。。。

見つかってしまいました!

男達は,瞬時にLyraに襲いかかり,あろう事か,Pantalaimonを「素手」で捕まえます。。。細かい戦いの記述は略。。。まさに,先程話に出た「銀のギロチン」が上がったその時,

「何の騒ぎかしら。」
何と,Coulter夫人が,LyraとPanを救った。。。んですよね。


The Golden Compass (15) The Daemon Cages

2008-02-05 00:28:46 | 読書
Lyraは,考え込むタイプの子ではありませんから,きっと皆が助けに来るだろうし,計画はどんどん進んでいるに違いないと思います。

Lyraは,早くもRogerを発見。早速,Pantalaimonが彼のダイモンSalciliaを訪問。ここまでの事や,Lyraが偽名を使っている事など,これで伝わったのでしょうが,ただ,この年頃の男女は,意識して離れている(よかった~,イギリスでもそうなんだ(爆))ので,自然に話すのは難しいです。

すると,Tony Makariosの噂話が飛び交い始めます。
彼はある日,呼び出され,ダイモンと離れ離れになるのではと怪しみ,抵抗していたのだそうです。また,大人達はダイモンを殺して,その主が生きられるかどうか実験しているとも。大人達曰く,ダイモンが変化しなくなるので,何か手術して「切る」のだそうです。この説に,思わず青ざめる子供達。そうこうしているうちに,女の子が1人呼び出されます。

何かこの「手術」という言葉,カッコーの巣の上で(ちょうど今日衛星映画劇場で放送されました)を思い出し,すごく痛いんですが。。。だって,Tony Makariosは死んでるしねぇ。。(滝汗)

昼休み,今度はBilly Costaがやってきました。Rogerと3人で情報交換です。Rogerは,食堂のトロピカル・ビーチの絵の上に。ちょっとした隠れ場所がある事を教えてくれます。
その日の午後は避難訓練(私はそう解釈した(笑))があるそうですが,まず,いよいよ?Dustの実験。偽名Lizzieのもとで,まだしばらく安全と見たLyraは,ここでドクターに思い切って大胆な質問。「何故,子供達からダイモンを引き離しているんですか?」ドクター,慌てます。

そして,非常ベルが鳴り,避難訓練開始。Lyraは一計を案じ,コート等外出着一式をゲット。集合した所で,「わざと雪合戦」を開始。大人達が慌てて子供達をコントロールしようとしている隙に,Lyra,Roger,Billyは,施設を探検。そして,何かの「開かずの間」を見つけます。その時,都合良く?(笑),PekkalaのダイモンKaisaが登場。彼は,John Faa含め,殆どのgyptianが無事で,こちらに向かっている事を教えてくれます。

Kaisaの助けで,開かずの間を開ける事に成功。中にいたのは,ガラス瓶に捕まっていたダイモン達でした。PantalaimonとKaisaの反応は大変。(Lyraは意外と冷静な感じですね)Tony Makariosの名札もありましたが,ダイモンは既に消えていました。Kaisaは,ダイモン達をやっとの思いで全員鳥に変身させ,彼らの主人を捜しに飛び立ちました。

Lyra,Roger,Billyの3人は,意外にも簡単に,子供達の列に戻れました。ここの大人達は,やっぱり何だかやる気なさげです。Lyraは,Roger,Billyに,いずれ時が来たら合図(非常ベル)を送るので,子供達は一斉に逃げるようにと申し送ります。

でも,ついに,空から,例のあの人が,お出ましです。。。!


スウィニー・トッド

2008-02-03 22:14:57 | 映画
ネタバレです。
普段は,「決して観ないジャンル」(汗)で,ジョニデが出ているというだけでは動くつもりはありませんでしたが,ヘレナ・ボナム・カーター,アラン・リックマン,ティモシー・スポール,いずれもハリポタ映画で強烈なキャラクタを演じるお面々,思い切って,挑戦しました。

R15というだけあって,ひぇ~~~なシーン満載。お子様にはち~~とお勧めできる代物ではございません。映画が終わった後,お客さん方は殆ど凍りついていて,なかなか誰も立ち上がることはおろか,声も出しませんでしたよ。

・・・という事で,結構,覚悟は必要。白塗りキャプテン・スパロウだと思って観ていると,と~んでもない恐ろしい目に遭いますが,主要キャラクタ達の,大人の演技は,スゴイ良かったですよ~。(皆さん,とっても楽しんで演じられているようで。。。(^^;)) ホラー苦手な方でも,恐ろしいシーンを頑張って乗り越えるなら。。。超おすすめ!

もともと,ホラーのクラシック的存在? 今まで何度も映画化ドラマ化はされたようです。でも,今回は,元々音楽キャリアのない主要キャラクタ(それって,つまりハリポタ俳優さん達の事)も,皆歌に挑戦するという所が,ツボでした。たまたま,直前に,1年位前に衛星映画劇場で録画しておいたムーラン・ルージュを鑑賞していて,何か全然話も雰囲気も違いますが,ついつい,これもまた同じジャンルと言えるのかなあ,と,みょーな事を考えてしまいました。(笑)

ちなみに,ヘレナさんもアランさんも,歌は初めてとは思えない位,上手でした。俳優さんとしての表現力が,そのまま歌にも伝わっていましたよ。殺気立ったジョニデと,全然気付いてない恋に狂ったアランオヤジの,何故か「愛のデュエット」になってしまったシーンは,特に大ウケ,周りはハラハラしながら観ていて,誰も笑ってなかったのですが,私は椅子で転げそうになる位,お腹が痛かったよ~~(爆)

そして,ハリポタの,‥そうそう,ハリポタブログでないので,念のため伏字にしておきますが,次のハリポタ6映画の,おそらく冒頭で,スネイプ先生とワームテールの絡みがあると思われるのですが,まるでわざとそのコンビの雰囲気を醸し出しているんでないの?(笑)とも受け取りかねないような,アランオヤジとティモシーオヤジの息の合った演技も,おかしくておかしくて,ツボでした。

ヘレナさんもよかったですねぇ。ベラ姐とはちょっと違うタイプの悪女を,かわいく切なく演じてました。(ベラ姐もかわいいですが(笑)) ゴキブリを叩きながらパイを作っている所で,ベラ姐とのギャップを楽しみました。(すみません,全てハリポタベースでウケてしまって。。。(汗))衣装は,パン屋のおかみらしい,安っぽいロングドレスですが,胸を大きく開けたり,背中が黒レースの服を,カッコよく着くずし,似合ってましたよ。実は,彼女は撮影当時,2人目のお子さんをお腹に宿し,ドレスはゆる目にしていたそうなのですが,そんな事は言われなければ全然気付かないし,気にもならないですね。

で,ジョニデ,ですよね。かつてクリストファー・リー様も絶賛した才能。セリフの間合いの取り方も,ホントにうまいですね。最近,爽やかな役どころが多かったんで,うっかり彼の元々のテイストをすっかり忘れてしまいがちですが,やはりお客さんを凍り付かせる迫力ありますね。

Run!Run!Run!