デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



国立クリュニー中世美術館が見えてきた

現在のパリが、古代ローマの時代にルテティアという町であったことは知っていたが、国立クリュニー中世美術館(以下、中世美術館と記)はローマ時代の浴場跡の上に建てられていることは、T・シュヴァリエの『貴婦人と一角獣』(白水社)を読むまで知らなかった。
現地で撮った画像を見直していると、「そう言われてみれば!」と思う分があった。


ローマ時代の浴場跡

現地では気づかなかったが、画像の右下に写っている解説板を拡大してみると、「ローマ時代浴場跡」とあるのである。ブロックの積み上げ方やローマ時代のセメントが特徴の壁面といい、確かにそんな感じだったと今にして思う(笑)。
パリにはローマ時代の遺跡から作られている施設がほかにもある。いずれまた紹介したい。


中世美術館へ


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アメリカ政府機関閉鎖はシャレにならない事態になってきているようだが、ただアメリカで流れているニュースというのはこの事態にも「ンプス!」と思わず噴いてしまうような伝え方をしていたりする。その一部を何気なく聞いていて思わず噴いてしまった内容を紹介したい。こういった内容だった。

・アメリカ政府機関閉鎖でNASAに勤める年配のプログラマーが職を失い途方に暮れています。その息子も政府機関に勤めるプログラマーですが、軍事衛星のプログラマーをしているので失職を免れました。

・小学校に通う子どもが国立公園に関する授業の課題をインターネットを使い調べようとしたら、国立公園のサイトの一部が見れなくなっており、サイト更新がなおざりにされているにもかかわらず課題を忘れたことにされるのは心外だと教師に訴えた。

・自国アメリカの歴史に関心をもっている勤勉なアメリカ人観光客がアルカトラズ連邦刑務所跡の監視塔を訪れたが、政府機関閉鎖により入場を断られた。断られた人はこう訴えた。「かつて囚人が決して中から出ることのできなかった刑務所ですが、今では入ることすらできないのです」



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貴婦人と一角獣展を鑑賞し、雨の日のパリのことを思い出した。パンテオンを見学後、国立クリュニー中世美術館を目指したのだった。
上はパンテオンの正面から下りの通りとなるスフロ通り突き当たり左側にあるファストフード店のカウンター。せかせかしている旅行では、普段何気なく日本で入り慣れているファストフード店でもありがたく感じた。周りの客にアジア人らしい人はいなく、地元の人と相席で黙々と食べたことを覚えている。


サン=ミッシェル通り



ソルボンヌ広場



パリ大学(ソルボンヌ大学)

パリ大学といってもその中身はいろいろなのだろうが、私個人は世界の最先端をゆく研究をおこない世界的評価を受けている学部も少なくない大学という評価は間違っていないように思う。
さすがに雨の日のソルボンヌは閑散としていた。

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幼稚園の演奏にて「さんぽ」

7月末の幼稚園での演奏の動画がもう一つあるので、今更だがもう一曲お送りしたく思った。アンコールも含めあと3曲あるが動画として紹介できるのは前回と今回の分である。
演奏してみて、映画を知らずとも園児たちが歌える曲なのだという、曲の知名度の高さを実感した。時間の都合上、1番と3番しか演奏しないことになかったが、曲の長さからしてフルでやってもよかったかもと思った。

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もう三週間前の台風の前のことだが、大阪国立国際美術館にて「貴婦人と一角獣 展」を鑑賞した。
展の全体的な感想は非常に充実した時間を過ごせる展であったといえる。フランスの国家的財産ともいうべきタピスリーとその時代に焦点を絞った展示には4時間近くいたが、見れば見るほど何度も作品を見直したくなるのは否定しようがなかった。
第一、照明が良かった。フランスの国立クリュニー中世美術館では照明が暗く、感動はしたもののよく見えなかった思い出もあったので、今回の展ではくっきりと明るい目に、それもある程度近づいて見ることができた。修復の跡は時とタピスリーの保存に関わった人たちの研究やたくさんの労を推察させるものだった。見どころの婦人像、千花文様、動物の表現だけでなく、タピスリーの織り方の基本や透かし技法、陰影のつけ方の説明も丁寧だった。また個人的には、現地で見ることが叶わなかった《視覚》を日本で見れたことに、感慨深いものがあった。
六枚のタピスリーやそこに織られている人物、動物、一枚ごとの作品テーマやおおよその解釈についてはインターネット上でも詳しいサイトやブログが存在してるので私からは割愛する。タピスリーについては未だ分かっていないこともたくさんあるとはいえ、今回の展に行く前にジョルジュ・サンドが書いたタピスリーに関する文章を再読し、トレイシー・シュヴァリエ作『貴婦人と一角獣』(白水社)を読んで行ってのはよかったと思う。主に小説からの偏った見方だったかもしれないが、久しぶりに再会した友人とそのことも楽しくおしゃべりしながら見ることができた。ぜひまたこういう機会をもちたいと思った。

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