デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




一昨日、秋の古本まつりに行ってきた。





人が少なめに写っているが、たまたまである。本当はもっと多かった。



この棚で見つけた!



ずっと探していた作品を200円で(笑)



中身きれい(笑)

私は一度読んできっと再読するであろう本、および、なんども見返す本(画集含む)しか買わない。また、昔読んだことのある絶版本・再販未定本でどうにか古本店で見つけられる可能性があるものならば、古本で買いたいと思うものがいくつかある。
で、古本まつりで、古本でなら買ってもいいなと思っていた、このロレンス・スターンの『トリストラム・シャンディ』を即買いした。心底ほしいものならばネットで探して何千円かけても買えよ、と思われる人もいるかもしれないが、そこは私の吝嗇も手伝い、また昔から古本店めぐりが好きだし、本にうまく巡りあえる可能性がわずかにあったので、必要な時は図書館で借りていた。(実際のところ図書館で借りられていることがほぼない)。
『トリストラム・シャンディ』は、古今東西の文芸作品の中でも奇書中の奇書と譬えるのがふさわしい。中身については驚異の脱線文学という表現にここでは留めるが、小説家が創作に行き詰ったりした際、先祖帰りする作品として挙げられるのはセルバンテスの『ドン・キホーテ』とスターンの『トリストラム・シャンディ』のいうのには私も異存が無い。いつか『トリストラム・シャンディ』についても触れたい。

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先週、プーシキン美術館展を友人と見に行ってきた。
台風が過ぎ去ろうとしている時間帯で、晴れ間が射してきたから人は少ないかもと少し期待していったが、会場は行列こそなかったがいっぱいの人だった。なので少々疲れてしまった。
ロシア絵画はほぼないと言ってよい展示内容だったが、よく知られているフランス絵画じゃなくて、あまり知られてはいないものの美術史では重要な作品ばかりが集められているといっていい展示だったと思う。
印象に残ったのはニコラ・プッサンの「アモリびとを打ち破るヨシュア」、クロード・ロランの「アポロとマルシュアスのいる風景」、ブールドンの「犠牲をささげるノア」、ブーシェの「ユピテルとカリスト」、ヴェルネの「サルヴァトール・ローザ風の風景画」、ユベール・ロベールの「ピラミッドと神殿」、アングルの「聖杯の前の聖母」、ジェロームの「カンダウレス王」、モネの「陽だまりのライラック」、ルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」と「セーヌの水浴」、ゴッホの「医師レーの肖像」、ピカソの「マジョルカ島の女」、アンリ・ルソーの「詩人に霊感を与えるミューズ」、キース・ヴァン・ドンゲンの「黒い手袋をした婦人」、シャガールの「ノクターン」、その他である。
プーシキン美術館にある作品がすべて来ているわけではないので仕方が無いことなのだが、個人的には革命期美術から印象派までの移り変わりを示す作品が少ないように思い、印象派への光の当たり方が極端のように思えた。
しかし混雑さえなければ4時間以上は鑑賞できるほどの作品たちではあった。印象派以降の作品たちには作品にまつわる記録が詳しく残っている所為もあって見どころが多く、また今回の鑑賞のために印象派がどういった技術をもってあの明るい色彩を出したのか少し資料を見て行ったので、いつもの小説に出てくる絵画だからどうの、といった以上に楽しめたと思う。
展のあとはずいぶんひさしぶりに三宮で展を一緒に見た友人と飲んだが、ビールから入らず沖縄の酒を少しずつ飲みながら夕食を楽しんだ。気をつけてはいたがいつもよりはちょっと飲みすぎてしまったように思う(笑)。

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夜景も見たかったが登山用ライト忘れてきたので、急いで下りた。

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訪れた子ども連れの団体がいなくては決して撮れないタイミングだったろう。

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