磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

イタリア好きが語ること:mi dedico davvero alle cose

2021-01-24 12:40:17 | いろんなオリジナル

20代でライセンスを取ってから、菓子作りは私の生きがい。どこに滞在しても、誰かのために作り続けている。私が大切にしているのは、菓子に限らず、仕事もプライベートも「オーダーメード」なこと。誰かのために一生懸命、それが私らしいから。

今週は、調理オーブンと焼成窯がとても元気に動いている。そばに寄ると温かいなあ~。誰かのためを想うときに似ている。



チョコレートに香りをうつしています。



茶葉がほくほく。品質の良さを感じます。
砂糖は国産さとうきび吉美良。私の菓子作りには欠かせないのです。



試作完了。試食して頂いて、残りは冷凍に。



昨年はこのような世界でなければ実現しなかった磁器装飾の注文制作に恵まれていた。今年は1月から菓子の依頼があるなんて!?不思議なご縁で沢山のことが叶っていくのかもしれないねぇ…




絵付けの生徒さんに試食をお願いしたりします。
今年もお世話になります。



本番のカットは、ご依頼主さま希望サイズに。㎝単位でそろえる作業は左脳。菓子作りは右も左もバランス良く活性化しますね~。



衛生管理万全に。カッティング&パケット完了。どうぞ美味しく楽しくお召し上がりくださいますように。




合計4種類の菓子を試作した。用途に拘りがあったので、依頼主や生徒さん、近所の方々に試食して頂いてから本番に。そして、本日搬入完了。

嬉しいそうな顔で受け取ってくれたけれど、ちょっぴり肩を落とされていた。明日は天気が悪いので、人が集まらないかもしれないと。「いいんです。スタッフに差し上げるし、あとは家族で食べるので♬ またお願いします。」と帰っていかれた。天候には逆らえないけれど、きっといいことがあるだろうと思う。彼女は純粋に一生懸命から。

私はというと、そうか「また」があるのかと、嬉しい。子供の頃、裏口に来る酒屋の御用聞きが好きだった。また来てくれるから。このところ、あるお客様の玄関に腰かけて、注文制作のご相談を継続して伺っている。時には、衣服の上からお客様の辛そうな腰や膝下に触れながら、セラピストとしてお話も伺う。「また来ます。」「またね、宜しく。」この距離感は、たとえリモートであっても、大切にしたいこと。目の前の人に一生懸命、それが私らしいから。

写真のお菓子は、ハーブブレンドのチョコレートケーキと無農薬アールグレーのシフォンケーキ。ご依頼主から提供して頂いた素材の幾つかは、故郷で育ったものだそうだ。私はまだ行ったことがない南の場所。想像していたら、体の中心から温かくなってきた。いい塩梅。そろそろ、今日は、これで、おしまい。私自身に向き合う時間へ。


また書きますよ。また読みに来てくださいね。
#イタリア好きが語ること
2020年1月23日(土)20時30分

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