個人的には、太麺のちぢれクネクネのラーメンが好きですが、福島の有名店はどうやら「塩」が多いらしい・・・
川俣シャモを煮込んだことで出る「鶏油」と自家製麺のこだわりを持つお店があるというので、行ってみました。
「えなみ」さん。
ジャスト11時半だというのに、なんと２回転目組の列に並びました。
実はこのお店「つけ麺」が人気のようで、ボリュームがあるためか開店来客者の箸の進みも遅く、なかなか動かないんですね～。
あと１分遅かったら外で待つはめに・・・（今の季節、外は寒いです）
つけ麺は、結構残して退散するお客様もいらっしゃいました。
並みで340gあるとか・・・。
今回は「並」をオーダー。
待たされている間にオーダーを聞かれていたためか、席に座るとそんなに待った感じがなく「つけ麺」運ばれてきました～。
このたくさんのねぎにまみれたつゆに、可愛らしく「なると」が色を添えていました。
豚骨、魚介類のベースのこってりスープには魚粉の風味もありました。
食べ進めるほどに、ゴロゴロと豚ばら肉の角切りが、出てくる出てくる・・・
麺は、まるで「うどん」を思わせる太さで柔らか（コシ無し）！
写真右の塊は、鰹節なんかじゃありません、なんとほぐれた豚肉なんですね～。
とてもボリュームあり、若い男性客の客層も多かったのですが、つけ麺とは対極の「黄金の鶏塩らぁめん」のメニューもあるためか、スタッフさんたちのオペレーションが悪く、命ともいえるつけ麺は今回伸びたうどん的な感じでした。
対極をなすメニューが「黄金の鶏塩らぁめん」。
川俣シャモのナンコツを使った自家製鶏団子と豚と鶏肉の合い挽き肉などで作った自家製ワンタン、豚バラチャーシューにメンマ、九条ねぎに長ネギと２種類のネギも入っています。
鶏の良質な脂が器に薄い「黄金」のベールをはって、とても上品な印象の「鶏塩」。
はじめのうちはスープに甘味がありつつ、しだいに塩気が増していく、この味の変化が面白いです。
ストレートな細麺は、はじめ中心部に歯ごたえがあるものの、アツアツスープに馴染んで次第に麺のコシが緩んでいく感じ。
美味さはタイミングが生み出すマジックなのか、あえて同時に対極なラーメンを出すってことのハードルの高さをつくづく実感した私でありました～！
■ えなみ
ＴＥＬ ０２４－５５７－３４７９
住所 福島県福島市南矢野目字中江12-1
営業時間 11：00～15：00／18：00～21：00