福島の郡山市でも人気の手打のお蕎麦屋さんがあるというので行ってみました。
「蕎麦切り あなざわ」さん。
店内はテーブル席とカウンター席。
大きめのテーブル席に案内され、相方と横並びしての相席となりました。
ちょっとこぢゃれた雰囲気のお店なのですが、相席となると気分的に微妙です。
テーブルの向こうとはそう距離が遠くはないため、向こうのカップルと目が何度も合います。
心から寛ぐことができず、結果、蕎麦を食べ終えるなり、さっさと席を後にしたのでした。
そういう状況はあったのですが、メニューは若干高めの価格設定になっています。
「自慢の一品」メニューでは、普通の蕎麦と何が大きく違うのかどうかは、メニューを一見しただけではわからないのですが、「極上 蕎麦切り」(1260円)などがあります。
「とろ盛り」(1050円)をオーダーしてみました。
カツオの出汁のするさっぱりした汁。
細切りの蕎麦は、見た目は柔らかいのかなと思われましたが、実際はコシがあり、若干の蕎麦独特の香りがあります。
汁につけて食べてみると、蕎麦表面にざらつきがあり、ツルツルとした喉越しはありません。
蕎麦はそんなに長くないためそれでもイケるのですが、何とはなくモソモソした舌触りが気になり食べ進みません。
蕎麦は時節の影響を受けやすい食材でもあり、打ち手のその日のコンディションによって食味も大きく変わるものですが、某サイトのすこぶる人気に期待したほどの感動は、私は得られませんでした。
それでも印象的だったのは「とろろ」の強い粘り。
この「とろろ」には味はなく、箸で適当な分をすくい上げようとすると、粘りが凄いです。
蕎麦の汁につけると、まるで餅のような食感が面白い♪
モッチリ感が病みつきになりそうですが、量が少ないため呆気なくその食感の楽しさは終わってしまいました。
相方がオーダーしたのは「鴨汁盛り膳(大盛り)(1680円)
温かい鴨汁にライムのスライスが入っていて、ある意味で鴨のこってりした脂をあっさりと頂けるアクセントになっているのですが、この柑橘の存在には好き嫌いがあるかもしれません。
お漬物はパリパリした胡瓜。
器などは会津を思わせる感じで、雰囲気の良いものを使っていると思います。
◆蕎麦切り あなざわ
住所 福島県郡山市静町37-13
営業時間 11:00~15:00
店休日 火曜
さて・・・
お店を出るとその横に「静御前堂」という建物があり、立ち寄ってみました。
お堂の裏手には「針生古墳」もありました。
歴史のある場所なのですね。