山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

四国遍路 66番雲辺寺

2016年12月25日 | 神社・仏閣

66番雲辺寺は、四国霊場のうち最も高い標高911メートル、四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路ころがし」と呼ばれる難所でした。

現在は、麓からロープウエーで山頂駅まで登ることができます。

冬は、スキーヤーに利用されているそうです。

さて乗ってみましょう。

スタッフさんがこのロープウェイの歴史などの説明がありました。

山頂で降りると、うっすらと霧が立ち込めていました。

山頂公園や毘沙門展望台もあるようです。

雲辺寺方面へ。

道の両脇には、石像がズラリとならんでいるではありませんか!

霧も出ているし、何となく、ちょっと怖い気がします。

下のほうにもズラリと!

一体一体が同じものが無いようです。

五百羅漢とは、仏教で供養尊敬を受けるに値する 500人の人々こと。

500の石像があるなんてすごい!

真新しい山門。

立派な水堂。

大師が16歳の時、75番善通寺の建材を求めてこの地を訪れ、深遠な霊山に心うたれて堂宇を建立したのが雲辺寺の創建とされています。

2度目は大同2年(807)、大師34歳のとき、唐から請来した宝物で秘密灌頂の修法をなされたと伝えられています。

さらに弘仁9年(818・大師45歳)には、嵯峨天皇(在位809〜23)の勅を奉じて登り、本尊を彫造して、仏舎利と毘廬遮那法印(仏法石)を山中に納めて七仏供養をし、霊場と定められたそうです。

霊場は、俗に「四国坊」と呼ばれ、四国の各国から馳せ参じる僧侶たちの学問・修行の道場となり、「四国高野」と称されて栄えたそうです。

貞観年間(859〜77)には清和天皇(在位858〜76)の勅願寺にもなり、鎌倉時代は七堂伽藍も整備されて、境内には12坊と末寺8ヶ寺を有した古刹として、阿波、伊予、讃岐の関所でもあったといわれています。

 「おたのみなす」

願い事を念じながら腰掛けると、願いが叶うそうです。

回転させると、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされている「マニ車」

復路もロープウェイで。

転地効果もあり、五百羅漢に圧倒された雲辺寺。

山頂の空気も清々しく、薄く霧が立ち込めて、幽玄という言葉がピッタリ合いそうです。