西国三十三観音20番札所は、善峯寺と書いてこう読みます。
×ぜんぽうじ
○よしみねでら
京都市内の西国三十三観音寺院は、公共機関やレンタサイクルで簡単に回れますが、この善峯寺だけは、車利用かバス(便少なし)か、タクシーとなると思います。
車で行きますと駐車料金が一律500円、そして拝観料が500円かかります。
私の場合は、納経帳へのご朱印と「おいずる」合わせて500円だから、1500円かかりました。
西国さん巡りは贅沢ですね。
西国さんは、お手水場にしてもそれぞれのお寺で美しさを感じられます。
なにひとつとってもこの環境を維持していくには、お金がかかると思います。
善峯寺は、平安中期の長元2年(1029)、比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入った源算上人により開かれました。
源算上人は小堂に御自作の千手観音を本尊とし、長元7年(1034)後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜されたそうです。
長久3年(1042)後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師御作千手観音を当山に遷して本尊とされ、先の観音像を別に祀られ、建久3年(1192)後鳥羽天皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜。
白河天皇や後花園天皇により伽藍寄進整備がなされ、後嵯峨天皇や後深草天皇など皇室の御崇敬をうけたそうです。
所有地36万坪、境内地3万坪もあるそうです。
樹齢600年「遊龍松」が有名です。
写真にはおさまりきらないほどで、まことに見事な松の木でした。
春は桜、秋は紅葉の名所。
さらに、紫陽花や秋明菊など一年を通して境内は四季折々の花に彩られるそうです。
ちょうど桜の頃かと思い計画しましたが、時期はまだ早いという感じでした。
本堂で読経しました。
桜は見ることができなかったけれど、 人もない本堂で集中して般若心境を読経し、納経場で混み合うこともなく無事にお参りできたことに感謝したいと思いました。
お四国のお遍路とは違い、西国のお遍路寺では圧倒的に観光目的の方が多いですから。
観光客が溢れている本堂で読経するには、なにかしら「覚悟」みたいなのがいりますからね。
よいお参りができたと思います。
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