22番総持寺は大阪府茨木市にある、真言宗高野山派の寺院です。
阪急総持寺駅から徒歩5分程度なので、気軽に電車で訪れることができますね。(拝観料:無料)
お車の場合は、寺院横にコインパーキングがあり、40分300円です。
私の場合、お経をあげて納経印を頂いて、写真を撮ったりして境内で過ごしても、40分弱でちょうどの感じでした。
手水場は、近づくとセンサーが作動して、蓮の花からお水がこぼれてくる、ありがたい印象でした。
ちょっぴり階段を上ります。
あら?と思いました。
伊達家の「竹に雀」がここで見れるとは!
総持寺を創建した中納言藤原山陰の家紋が桔梗紋、その子孫の伊達家初代朝宗の家紋が竹に雀。
仙台藩は総持寺に様々な寄進をしたそうです。
整然として、凛とした雰囲気のお寺でした。
人工物よりも、このように生きるものが生かされている状況が境内にあると癒されますね。
四国88カ所霊場を3周した私ですが、こんなにお蝋燭場を綺麗にされているお寺さんは、そのうち1か所しかなかったです。
西国さんでは、本堂前には必ず種火があるので、ライターの風よけは不要でした。
総持という寺名は皆様の願いを総て持ち備えた仏様のお寺という意味なのだそうです。
御本尊は千手観音様。
総持寺では観音様の他には、薬師如来、地蔵菩薩、不動明王、弘法大師、稲荷大明神、如来荒神など多くの仏様や神様をおまつりされていました。
お手洗いや納経場の近くでは、ガラス越しに何かの展示がありました。
これは昔のお台所。
総持寺を開かれた山蔭卿は千日料理として有名で、庖丁道の祖として崇められています。
庖丁式は毎年4月18日に行われます。
私は式の内容をテレビで見たことがあります。
古式ゆかしい装束を着た 調理師が、鯛や鯉などの魚に一切手を触れること無く、庖丁(ほう ちょう)と真魚箸(まなばし)を使ってさばいていました。
とても不思議な気持ちでテレビを見ましたが、興味のある方は、間近でご覧になるのもよろしいかと思います。(電車がおススメ)
個人的なことですが、久しぶりの西国さんが、この真言宗高野山派のお寺で良かったと思いましたね。
読経していると巡礼の心持ちがふつふつと沸いてきて、心が引き締まるような清々しさを感じました。
また来ることがあれば、このお店の蕎麦を食してみたいものです♪
たまたま大阪に来たときに、立ち寄ってもいいかと、そう思いました。
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