加賀藩が名物として大名へ献上品とした300年以上の歴史がある「小松うどん」。
現在「小松うどん定義八カ条」を定義とし、70数店舗の加盟店があり、そのお店はえんじ色のノボリを掲げるそうです。
「八か条」とは、小松市内で製造された麺であるべし!手打ち、手打ち風のものであるべし!ダシはウルメ・ムロアジ・サバ節などを主に用い、昆布をふんだんに使いひくべし!などなど・・・
また、小松うどんの大きな特徴は、霊峰白山からの伏流水が練りこまれた細めに打たれた麺で、口触りが柔らかくコシがあるそうです。
またつゆは、サバ節や昆布などを合わせたダシに薄口の醤油で仕上げられているのだとか。
今回選んだお店は、中石食品工業直営の「めん塾」さん。
工場のすぐ隣にあります。
店内はまるでセルフ式食堂の雰囲気。
好きなおかずをお盆に乗せながらレジへ。
肉じゃが(200円)と揚げ茄子(150円)。
原価と思うほどの安さ!
揚げ茄子はエグミがあってイマイチでしたが、肉じゃがはジャガイモに味がしみていてお肉もいっぱいでお得!と思いました。
お松うどんの繊細な美味しさを味わうのなら、一番は「ざるうどん」(480円)がおススメなのだとか。
本当に真っ白なうどん。
うどんとしてはやや細めでコシがあり、ギュッと凝縮した小麦がつるんと滑っていく喉越しの良さ。
うどんが唇に触れた時の、まるでシルクが滑るような心地よい快感のあとの、何とも言えないコシの歯触り。
何だろう、このうどんの滑らかさは・・・?
と思いながら、滑らかな食感にふいに稲庭の佐藤養助商店の細いうどんが過ったりして・・・
あたたかいうどんは、鰹と昆布が香ります。
口の中であたたかい出汁を巻き込みながらつるんと跳ね上がる小松うどん。
コシがあって、滑やかで、これもこれで美味でした♪
■めん塾 (中石食品工業)
住所 小松市日末町い78
営業時間 月~金:11:00-14:00 /土・日・祝:11:00-15:00
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