23歳あたりから東北が好きで旅していた私は、旅の途中でライダーさんだった今の家族と出会いました。
お互いに旅好きなのです。
基本的に、旅をすることのために、仕事があるようなもの。
仕事があるから、旅があるようなもの。
2021年1月にシュノーケリングとラグジュアリーホテルでの沖縄旅行を思いつき、予約しました。
でもGW中にキャンセルしました。
2020年1月16日に初めて日本で新コロナウィルスが確認されました。
それから1年と数か月経ちましたとさ。
変わったことは何もなくて、さらにウィルスが変異して強く強くなっているんだと。
そんな時、日本では・・・。
キャンセルボタンを押したとき、体が震えました。
怒り。
時間が経っても、解決策も、何もかも変わってない!
苦しみや不安からいつまで経って解放されるのか?という絶望と悲壮感。
我慢を続けてきたことへのやるせなさと切なさ。
楽しい旅行を待ちわびてた反動からくる空虚感。
6月には旅行ができると考えていた私自身の、脳天気さ、情けなさ。
そんな感情が、なんと一瞬で、一気にに心に押し寄せてくるのでした。
こんな気持ちを味わったのは、私なりに長い人生のなかでも、初めてでした。
キャンセルしたのに、それなのに、執着を手放したのに、心が晴れず。
今までは、旅の計画から私の旅が始まっていて、実行まで長い期間を経てからのほうが、楽しみが長く続いて、仕事も頑張ってこれたのですが、もうそんな考えは「ない」にしていくほうが、心がラクになれるような気がしました。
なぜなら。
変異株がジワジワっと蔓延してきています。
ヒトの生きることの幸福感を、変異株はそういうのを奪い取りながら、力を強めていくように思います。
ヒトの幸せって、何なんだろう?って考える力がなくなったら、「変異株の思うつぼ」だと、そう私は思います。
新コロナウィルスという未知のものの襲来で、たった一つだけの尊い命をなくしてしまった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
人生の時間は限られています。
私は戦争を知らない世代ですが、今の現状はそれと重なる面は無いとも言えない、という気がしています。
今日は少し、感情論になってしまったかも、ですね。
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