ある日珍しいステッカーを貼った車が、私の車の後ろに停まっていたんです。
それは「お遍路ステッカー」です。
私は、昨年の春と秋の17日間、四国をお遍路して、結願しています。
それで興味が湧いて、その車の方がどんな方なのか見てみたくなり、5分程待ってみたのですが、結局お話はできませんでした。
それからが!なのです。
その日から5日程経って私、発病しました「お四国病」です。
特効薬もワクチンもない、そんな「お四国病」は、第一番札所霊山寺から四国遍路を歩き始め、第八十八番札所大窪寺で結願したあとも、第一番札所に戻り再び四国遍路を歩く。
このように四国遍路をやめられなくなってしまう病気といわれます。
春のお遍路では、28番まで歩き遍路しました。
正確なところでは、26番までは完全な歩き遍路でした。
要所要所で同行したT先達には、「山咲さんは絶対にお四国病になるよ」と言われて、「私は1回結願したらそれで終わりと考えているので、それはないと思います」などと言いました。
ところが、80番を過ぎたあたりで納札がなくなり、なぜか200枚入りの束を購入してしまったのです。
今思えば、すでにその頃から、心のどこかでは、また四国遍路したいという思いが湧いていたのでしょうね。
秋に結願したあとは、体調を壊し入院し、良い事が起こっている実感はなかったのですが、翌年になって次々と嬉しいことが起き始めました。
結願してからは小さな幸せを日々感じて生活しています。
お四国病が発病に伴い、「お礼参り」のため、また四国遍路に向かいます。
9月の連休を繋げて10日間。
今回は完全に車遍路。
すでに行程の計画は12時間を要して完成しました。
本来ならあと1日欲しいし、欲を言えばさらに1日あれば高野山まで行けるのですが、今回は我慢です。
本堂と大師堂に蝋燭やお線香をあげ、お経を唱えるには、私にとっての10日間は本当にキチキチな日程です。
標高の高い山が多い徳島県だけは、私は車遍路していないので、悪路も多いらしく不安もありますが、同行二人なので何とかなるかと思うしかありません。
頑張ります!
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