時々
桜でんぶを初めて作ったのは30数年前のちょうど今、初春、娘の100日のお祝いのとき。
鱈がまだ美味しい季節、母が作っていたのを思い出しながら作った、ネットのない時代。
今回はネット上のレシピはどうなっているのか確認しながら我流も入れつつ。
沸騰したお湯に酒と塩少々入れ、鱈二切れを茹でる。
茹で上がり後、皮と骨を外し、身をほぐす。
鍋にほぐした鱈・水・酒・砂糖・塩少々・食紅を入れ火にかけ、かき混ぜながら水分を飛ばす。
菜箸4本でかき混ぜるのも良いけれど、スパチュラならほぐし残った白身が簡単にパラパラに。
完成! ふわっとしていて、売り物とは比較にならない美味しさ、しかも簡単。
これを使ってちらし寿司に。
すし酢は市販品を初めて使ってみると…あら美味しい! 悔しいけれど今後はこれにしよっと。
100日のお祝いのときには両家の両親も我が家に集まり、食事が一段落すると、母が習い始めた大正琴を義母に披露、義母も興味を持ち始めていた時期だったので、母の弾く様子を隣りに座って食い入るように観ていた、二人は1週間違いの同い年。何歳だったのだろうと計算してみたら、今の私と全くの同い年、なんとなんと!
最近の疲れを思うと、母たちのほうが元気だった気がしたり、それは生き方の違いから?などと、いろいろな思いが巡る。
その年令にならなければわからないことは多々あって、天国では二人して笑ってるんだろうなと思う。