「メロンオケ」がなければ一生行くことがない町だったかもしれない。
JRの単線が延びた終着駅だから、途中下車はありえないし、スキーはとっくに止めてしまったし。
夕張というと、悲愴感漂う町というのが報道が流した暗いイメージ。
町は閑散としているが、それは夕張に限らずどこにでもある田舎のごくごく普通の穏やかな風景。
野原の中でぽつんと廃屋になってしまった家が所々で自然倒壊してる様を見て、「破綻」が思い浮かぶくらいなもの。
実際にお会いした方々もどこにも悲愴感はなく、ごくごく普通。
ただ、たまたま破綻の時期に居合わせてしまった人達が、どうにか乗り越えていこうと模索し頑張っている、静かな情熱がある。
「夕張はいつでもだれでもWelcome」
「どうか、心の市民になってください」という言葉が心に残る。
夕張に年に1度お邪魔するようになってからこの4年間は、「夕張」という文字や言葉を見たり聞いたりすると気になってしまう。
ということは、もうとっくに心の市民になっているのかも。
転んでも、新たな何かを掴んで立ち上がればいい。
市民会館は民間に管理委託され名称が「夕張市民会館」から「ゆうばり市民会館」に変更になったそう。
冒頭画像:
練習と演奏会場になった市民会館。
3日目本番の日、ようやく北海道らしい爽やかな天気に。
メロンオーケストラ2009